【ソウル時事】韓国の外務省と保健福祉省は20日、ソウルで各国の外交当局者を対象とした説明会を開き、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大が終息段階にあると強調し、韓国を平常通りに訪れるよう呼び掛けた。 MERSの新規感染者は15日連続で出ていない。外務省などは、病院内での感染の可能性も非常に低くなっていると説明した。正式な終息宣言はまだ行われていないが、萎縮している外国人の観光を回復させるため、安全性をアピールした。
韓国で感染が広がっている「MERSコロナウイルス」で、WHO=世界保健機関の専門家の委員会は、感染がほかの国にも広がるおそれがある「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には当たらないとしながらも、今後は、どの国でも感染が起きることを想定して、対策を徹底すべきだとする声明を発表しました。 しかし、委員会は、飛行機などで、人が世界を自由に行き来できる時代において、今回の韓国での感染拡大は「警鐘を鳴らすものだ」としたうえで、各国は「MERSコロナウイルス」をはじめ深刻な感染症の予期せぬ感染拡大の可能性に、常に備える必要があると強調しています。そのうえで、委員会は、感染者などが入国してくることなどを想定して、各国の医療関係者が、航空関係者との連携を強めるなどして、感染対策を徹底すべきだと呼びかけています。
韓国で重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」の感染が広がるなか、韓国政府は11日、新たに14人の感染が確認されたと発表し、これで感染した人は122人となりました。 新たに感染が確認された14人のうち9人については、これまでに院内での感染が確認されているソウル市内の病院などで感染し、このうち1人は妊娠中の39歳の女性だということです。 また、14人のうち残る5人の感染経路については、ウイルス検査の結果が判明したばかりで、調査を行っているところだとしています。 韓国政府は、病院で感染者と接触した人などこれまでに合わせておよそ3400人を自宅や医療機関に隔離する措置を取るなど、感染の拡大を食い止めるための対策を急いでいます。また、パク・クネ(朴槿恵)大統領は来週から予定されていたアメリカ訪問を延期することを決め、保健当局が感染拡大を防ぐための山場だとする今週いっぱい、政権を挙げて対応
韓国では、重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」の感染者が64人に増え、首都ソウルでも市民の不安が強まって80余りの小学校が休校となっています。 韓国の保健福祉省によりますと、これまでに感染が確認されたのはすでに死亡した5人を含め、64人となりました。 7日、韓国政府は、これまでの感染はすべて病院内で起きたとしたうえで、その6つの病院の名前を公表しました。このうちソウルにある病院は韓国でも有数の大規模な病院で、人の出入りも多いことから市民の不安が強まり、ソウル市の教育庁は急きょ、この病院がある地区とその周辺の57の小学校を8日から3日間、休校にする措置をとりました。 このほか独自の判断で休校に踏みきっている学校も加えると、ソウルだけで合わせて82の小学校が休校となっています。 「MERSコロナウイルス」の感染は、中東から帰国した男性が入院した中部のピョンテクにある病院から広がっ
韓国に流入した中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスは新たに登場した変種ではないことが保健当局の遺伝子検査の結果確認された。中東で発生したMERSと異なる感染力の強い突然変異ウイルスではないとのことだ。 韓国最初の患者の妻である2人目の患者(64)は完治し5日に退院した。MERS陽性患者の退院は初めてだ。続けて2~3人が追加で遺伝子検査を通じ退院準備をしている。 保健福祉部のクォン・ジュンウク公共保険政策官は6日の会見で、「遺伝子検査の結果、韓国に流入したMERSウイルスはサウジアラビアで流行したウイルスとほぼ一致する塩基配列を示した。同じウイルスと見るべきだ」と明らかにした。その上で、「潜伏期間を考慮すれば2日以内に患者数がピークに達し、その後は減るものと判断している」と話した。 これに先立ち中国も同様の遺伝子分析の結果を出した。中国国営新華社通信が5日に明らかにしたところによると、中国保
韓国南西部に位置する全羅北道(チョルラプクト)淳昌(スンチャン)郡に住む70代女性が、MERS(中東呼吸器症候群)の1次陽性反応が出たことは、穴の開いた自宅隔離システムが一番大きな理由だという指摘が上がっている。 この女性は発熱で病院を訪れるまで、自分が自宅隔離対象であることを知らなかったことがわかった。 5日、全羅北道によると、4日にMERSの1次検査で陽性反応が出た72歳女性のAさんは、先月14日から21日まで韓国で初のMERS感染者がいた京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)市にある平沢聖母病院に入院していたという。 住居は全羅北道淳昌郡だったが、息子がいる京畿道平沢市に行って治療を受けていた。Aさんは退院後、22日に嫁の自家用車に乗って淳昌郡の自宅に戻った。 退院する時は平沢保健所から自宅隔離指示があったが、守られていなかったのだ。自宅隔離指示を受けた場合、自宅がどこにあろ
【AFP=時事】韓国の保健福祉省は5日、中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome、MERS)コロナウイルス(MERS-CoV)の感染で新たに70代男性が死亡したと発表した。聯合(Yonhap)ニュースが報じた。これにより韓国でのMERSによる死者は4人となった。また新たに5人の感染が確認され同国での感染者は死亡した人を含めて41人となり、サウジアラビア以外では最多となった。 韓国、MERSで2人死亡 初の死者 聯合ニュースによると、4人目の死者は4日に死亡した76歳の男性で、先月21日にMERS陽性と診断されていた。3日夜に死亡した82歳の男性がMERSにかかっていたことが4日に確認され、韓国でのMERSによる死者は3人になったと発表されたばかりだった。 韓国市民がMERS感染の拡大に懸念を募らせるなか、幼稚園から大学まで900以上の教育機関が
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