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ブックマーク / www.nakahara-lab.net (15)

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 医療現場の学びをみんなで探求する:ハイブリッドな知のエコシステムをいかにつくるか?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 昨日は、日医療教授システム学会という学会が、今年9月から発刊する「日医療者教育雑誌」の第一回編集委員会に参加しました。獨協医科大学の池上先生、慶應義塾大学の杉田先生、筑波大学の松先生、神戸学院大学の内海先生、東京大学の大西先生、熊大学の鈴木先生、篠原出版新社の井澤さんなどがご出席なさっていました。 日医療教授システム学会 http://www.asas.or.jp/jsish/index.html医療教授システム学会:ミッションと行動目標 http://d.hatena.ne.jp/ikegamik/20100418 当然のことですが、僕は「医療」に関しては、ズブのド素人。その知識は、最近、ER(E

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 適切な仕事なんて、ない!

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 一般に、人を熟達させるためには、「スモールステップで、難易度が向上する「適切な背伸びの仕事」を与え、即時フィードバックやサポートを行うことだ」という風に言われています。 様々な理論的な立場や言い回しの細かい違いはありますが、この「大枠」に関しては、大筋で合意できるのではないか、と思います。いわゆる「教科書的な解」としては、上記の命題はコレクトです。 ▼ 一般に「人がなかなか育たない」という場合によく言われるのは、上記のような「教科書的な解」を、マネジャーやメンターにあたる人が「理解」しておらず、行き当たりばったりで対応しているからだ、とされる傾向があります。 もちろん、そのことも「一理」はあるでしょう。そもそも「育

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 早稲田大学ラグビー部監督・中竹竜二さんとお逢いした!

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、早稲田大学ラグビー部の中竹竜二監督とお話しする機会を得ました。Coach Aの鈴木社長のご紹介で、このような機会が実現しました。鈴木さんには心より感謝いたします。ありがとうございました。 ▼ 「日一オーラのない監督」 これが、中竹さんが自らが好んで使っているキャッチコピーです。 通常、私たちは、ラグビー部の監督と聞くと、「強靱な肉体」「厳ついマスク」「大きな声」をもつ、いわゆる「強いリーダー」を想像してしまいます。しかし、中竹さんは、そういう、いわゆる「ラグビー部の監督」とは、容貌もスタイルも異なっています。 加えて、中竹さんは「リーダー」に過剰に焦点をあてたリーダーシップ論を語りません。むしろ、中竹さんが

    bn2islander
    bn2islander 2009/10/07
    原監督との共通点を感じた
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 事故、火事、死亡 : 新聞記者の熟達化

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 日、一緒にお仕事をしているAさんと雑談をしていた時、話が「新聞記者の熟達化」に及びました。 Aさんは、かつて、某新聞社で記者をなさっていた御経験をお持ちの方です。 ▼ 「新人記者の仕事は、事故、火事、死亡、事故、火事、死亡という感じですよ。 言うまでもなく、交通事故に関する記事、火事に関する記事、死亡記事のことです。新人の頃、特に1年目くらいまでは、この3つの記事を書くことが多いですね。 でも、これには、ちゃんとした理由があるように思いますね。 まず、事故、火事、死亡記事というのは、"固有名詞"と"数字"が多いのです。そして、それらは絶対に間違えてはいけない情報です。 固有名詞と数字をきちんと聞き取る。そして、聞き

    bn2islander
    bn2islander 2009/05/16
    これは非常に面白い
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 理容師の熟達化

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 かなり前のことになりますが(最近忙しくて行けてない)、床屋さんに行ったときに、「理容師」さんにインタビューをしました。もちろん、髪を切られながら、です。 あなたは、どのようにして一人前になったのですか? 当に偶然なのですが、僕が出掛けたお店は、かなり教育システムが確立されているお店だったんですね。 「お客さん、なんで、そんなこと知りたいんですか? もしかしてこの業界の人ですか?」 と理容師さんは、訝しがっておられました(笑)。 ▼ 理容師さんの場合、学校を出て、まず店に入ります。この段階で、ほぼ生身の人間をカットすることは不可能だそうです。 店では、最初半年くらいは見習い。昼はシャンプーをします。 シャンプーをな

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 意志決定の早い人は!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日のLearning barで、野村総研の永井さんがお話していた内容に下記がある。「我が意を得たり」と思ったので、このブログでも、ご紹介する。 「意思決定の早い人」とは 「意思決定に時間をかけている人」である。 ▼ このパラドクスの意味するところはこうだ。 「意志決定の早い人」というのは、「情報をインプットされたそのときから、ものを考え始めるのではない」ということである。むしろ、「意志決定を迫られる前に、十分な時間をかけてものを考えている人」が「意志決定」を早く行うことができる。 意志決定を迫られるずっとずっと前から、そのことについて考え、事態の推移に予測をめぐらし、自分の意見をもち、判断基準がクリアであるからこ

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: スキナーの思想と生涯

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「学び」と「破壊」、時々「葛藤」

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 「学ぶこと」とは、自分につながる人々との関係を「壊すこと」でもあり、「葛藤を抱えること」でもあります。 「学ぶこと」を「みんな仲良しハッピーハッピーのような社会状況」の中で起こるものと捉えたりすると、「学ぶこと」の質を、ひとつ見逃してしまうのではないでしょうか。 最近、僕は、このことが気になって仕方がありません。 --- たとえば、メンタリング。 これはピアツーピア(上司 - 部下 / 先輩 - 部下)といった社会関係の中で営まれる「学び」の形態とも読みとることもできるかと思います。そして、これにも、「葛藤」が含まれます。 キャシー=クラムによると、メンタリングの進展とは下記のようなプロセスをとります。 ●開始段

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「地域開発」と「M&A」にひろがる世界

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 研究室には、毎日、大学外部から、たくさんのお客さんがお見えになります。 学校の先生、マスメディアの方々、民間教育企業の方々、一般企業の方々、牧師さん、医療関係者、知財担当者、デザイナー、ITエンジニアの方々など・・・「学び」に関心のある多種多様な方々が、お見えになります。 最近は、面談にあまり時間を割けなくなっています。また、せっかくご足労いただいたのに、あんまり時間がとれないこと、また十分な「おもてなし」ができないことが心苦しいのですが、そういう方々と日々ディスカッションするのは、心の底から楽しいものです。僕はやっぱり「現場の生々しい話」が好きなんだと思います。 --- 最近、ポツポツと増えてきた案件に、「地域開

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 新人育成を一人で抱えない、一人に任せない!

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「実践研究」と「しなやかさ」

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 中原研究室の大学院生の中には、「現場での実践研究」を志す学生が何人かいる。 今年修士論文にチャレンジする学生の中には、既に、毎日「教育現場」で過ごしている人もいる。朝8時から夜8時まで、どっぷり12時間。小学生たちに囲まれて、濃密な時間を過ごしている学生もいる。 中には、これから「教育現場」に身を置こうとしている学生もいる。「現場」ではいったい何が起こっているのか。自分のやりたいことに対して「現場」の人々は、どのような「反応」を見せるのだろうか。残された時間は、そう多くはない。 --- アタリマエのコンコンチキであるが、「現場」は「研究室」ではない。 「現場」には「現場のリアリティ」がある。現場は「現場の人々」が日

    bn2islander
    bn2islander 2008/07/02
    研究室と現場
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: アンテナを高くして生きるにはどうすればいいのか?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 世の中の出来事や流れに関して敏感なアンテナをもつには、どうすればいいのでしょうか。 先日、ある学生さんから、こんな質問をいただいた。相変わらず、学生さんの質問というのは、容赦がない。恐ろしいほどダイレクトである。 うーむ。 この問いに答える資格が僕にあるのかどうかは知らぬ。また、この問いに学術的にコレクトな回答をひねりだすことは、時間の都合でできない。また、一見したところ、問い自体が多義的であるので、いくつもの答えがありうることが、容易に予想される。さらに、この問いに僕自身が答えてしまうのが、教育的にコレクトなのかどうかは判断できない。 しかし、くだんの学生さんは「うずうず」している。「何かやりたい、動きたい」と思

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: パッションとロジック

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 思うに、研究は「パッション」からはじまります。 世の中では、○○に実践されているけど、来、それはおかしい。~のように考えれば、もっとよくなるはずだ。 巷では、こんな風に思われている常識があるけれど、どうもそれは違う。実態は~であるはずだ。 「パッション」という言葉がわかりにくければ、「怒り」といってもいい。「これはおかしい・・・このままにしてなるものか」という思いが、まずは必要ではないかと、僕は思います。 そうやって、自分が取り組む「問題」がわかったら、次に必要なのは「ロジック」です。 ロジックとは何か? あくまで僕の専門分野で、ロジックを説明するのならば、それは「問題」「方法」「評価」「結果」を「1の線(意味

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 中国で働く日本人

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、中国IT企業を視察なさった方が来研しました。中国の人材育成について様々な話を伺わせていただいたのですけれど、その中で特に印象深かった話が、「日ではなく、中国で働くことを選ぶ日人」という話題でした。 曰く、 「日企業で働くという選択肢を敢えてとらず、中国企業、あるいは、欧米企業の中国オフィスで働く日人が、最近、でてきています。 今の中国では、頑張りと能力さえあれば、日ではありえないスピードで、2つも3つもランクをとびこえて出世ができます。やる気や能力があっても、なかなか報われない日企業と違って、結果はすぐに示されます。 また、中国で働いたという経験は、今後の自分のキャリアにとって、マイナスになるこ

    bn2islander
    bn2islander 2008/05/25
    グローバリズムなんたらかんたらをふまえないと行けないって事かな
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「批判すること、されること」考

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 研究発表するということは、自分を「ヴァルネラブルな立場(脆弱な立場)」におく行為である。 誰も知らないあなただけの発見、新たに考案した手法とその有効性・・・あなたが研究発表を行えば - それがセンセーショナルでであればあるほど、他者から「批判」が次々と加えられる。 そこで大切なことは、「批判されている対象」を「誤解しないこと」である。 アカデミズムのルールに基づき建設的な「批判」がなされた場合、他者は「知見」を「批判」しているのであって、「あなた」を「批判」しているのではない。 そこを誤解して、「あの人ったら、わたしを非難しているのだわ」とヒステリックになってはいけない。というよりも、批判をされるたびに一喜一憂して

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