「月刊アクション」にて『人間のいない国』、「コミックマージナル」にて『満たしてケルベロス』(不定期)連載中。代表作は『お嬢と七匹の犬』(全4巻)。『そいね屋本舗』『伊藤くんは恋を知らない。』『純潔乙女とユニコーン』他。異形をこよなく愛し、人外・異種間ジャンルを主戦場に活躍中。 https://twitter.com/iwawotobuneko
最高裁判所=東京都千代田区【時事通信社】 性同一性障害特例法が戸籍上の性別を変更する要件として性別適合手術を掲げていることは憲法に違反するかどうかが争われた家事審判で、最高裁の審理が大法廷で行われることになった。2019年の最高裁小法廷決定では合憲と判断されたが、今回、判例変更があるのではと関係者の間では期待が高まっている。こうした動きについて山形大学准教授の池田弘乃さん(法哲学、ジェンダー・セクシュアリティと法)に寄稿してもらった。 ◇ ◇ ◇ 2003年、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」という法律(特例法)が制定された(04年7月施行)。一つの法律を作るというのは大変な作業である。まして議員立法の場合は、懸命の合意形成や苦渋の決断が必要になることも少なくない。特例法もそんな議員立法の一つである。特例法の対象となるのは「性同一性障害者」である。同法はその定義から始ま
ずっと誰にも言えずにキレ続けていたことを最近落ち着いて思い出せるようになったので消化。 私が通っていた高校は県内でも有数の進学校と言われるようなところで、様々な人を外部から招いて講演を聞く授業なども定期的にあった。 その日のゲストはどこかの大学のLGBTサークル(記憶が曖昧。キレすぎて意図的に思い出さないようにしていたのでもはやわからない)で、サークルの中にもLGBTがいるし皆でフレンドリーに楽しく学ぼう!みたいな触れ込みだったと思う。 しかし、私は講演のため教室を移動する最中からずっと不安だった。 その頃の自分は性的指向をはっきりと自覚できていなくて、とにかく私以外の全員が当たり前のように共有している”異性愛”という概念を理解できず、同性愛者かも、いやアセクシャルかも、と悩む日々を送っていたからだ。 だから皆の前でグループトークとかあったら挙動不審になっちゃうかも、と心配していたのだが、
アメリカでジェローム・ボーレン著『Gay & Lesbian HISTORY FOR KIDS』が刊行されたのは2016年のことだった。副題は『The Century-Long Struggle for LGBT Rights』となっている。この部分を訳者の北丸雄二さんは『絶対に諦めなかった人々の100年の闘い』と訳した。「絶妙の」などと評したら少し軽くなってしまいそうだが、この一行の翻訳に込めた訳者、そして編集・発行に携わった人たちの強い思いが伝わって、ついついこちらも涙が出そうになる。 本書における「100年の闘い」の記述は刊行前年の2015年における米国内の状況で終わる。その少し前から同性婚を認める動きが各州で広がり、連邦政府も実質的にそれを追認するかたちになっていた。ただし、2015年10月時点でも「実はアメリカでは50州のうち計28州で、ゲイだとかレズビアンであるという理由で誰か
「おっさんずラブ in the sky」は、 「同性愛差別が存在しない世界」を描いている。 そして、それを見た一部の視聴者はこう感想をツイートする。 同性愛をこんなにすんなり受け入れるなんてリアリティがない。 これじゃただのBL、ファンタジーだ。 男を好きになってしまったことに対する葛藤がないのが残念。 ノンケが男に恋をして悩み苦しまないなんてつまらない。 私はゲイだ。 自覚したのは中学生の頃だ。友人を好きだったが、誰にも言えなかった。 親にはまだ話していない。妹が子供を生んだので、このまま親の前では異性にモテない独身男性として生きていったらいいかと思っている。 学生時代は所属していた団体でカミングアウトしていた。変な人間が集まるので有名な大学で、ただのゲイだった私は平凡な存在だった。彼氏(現在は友人)もできて楽しかった思い出がたくさんある。 世の中変わってきている、もうゲイを隠す必要なん
このノートを書こうと思ったきっかけは、今日読んだ記事だ。 はあちゅうが著名クリエイターのセクハラとパワハラを証言 岸氏「謝罪します」 「#metoo」というハッシュタグをつけて性被害を受けた人々が声をあげている。 「私も」。 記事を読んで「私も」と思った。 私が「私も」と書いたところで、何が変わるとも思わない。 そして、私はそういうものを書くことを拒んできた。 私にとって、「性に触れること」を発することは、自分が「女である」ということを認めてしまうことだと思っていた。 だからどこまでも性について明かしたくないと思っていた。 「私も(#metoo)」というハッシュタグがなければ、話さない。 点として過去にある「私も」を、書く。 泣いたサンタ新入社員だった私に初の師走、忘年会というものがやってくる。 「ミニスカサンタでもやれよ」 冗談だろうと流していたら、忘年会前日に真顔で言われた。 「え?マ
男性も子育てに参加すべきとかしようとか言われて久しいが、いざ参加すると想像以上に女性社会であることを実感する。 保育園に行く⇒ママたちは賑やかだが、男性には挨拶しないだけでなく基本的に無視。おばあさんたちに至っては、なんでこんなところに男がいるの、とばかりににらみつけて来たりする(実話。というか、待機児童がゴマンといるきょうび、祖父母が近くに住んでいる家庭は入園基準の点数が低くなるはずなのになぜかおばあさんたちの送り迎えは多い)。「ママバッグ入れ」とか書いてあるし、パパバッグ入れはどこよ。 リトミック等に行く⇒「ママと手をつなぎましょう!」と言われてもママじゃないし、「みんなで手をつなぎましょう!」と言われても(当然だけど)隣のママや女性講師の方と手をつなげないから一人で突っ立っていて間抜け。 病院・クリニックに行く⇒待合室に置いてある雑誌は女性向けか子育て物だけ。後者も女性向けの記事しか
第6章:7 2009年9月4日。青森地裁で裁判員を務める澁谷友光さん(52)は評議室を出るときから目に涙をためていた。午後3時半から始まる判決公判を前に、高ぶる感情を抑えきれなかったのだ。 「法廷で泣いていたらまずいんじゃないか」 そう思うと、さらに泣けてきた。 この日は朝から、女性1人、男性2人の計3人の裁判官と澁谷さんら裁判員たちが評議に入っていた。裁判員は互いを番号で呼び合った。澁谷さんは「6番さん」だった。 強盗強姦(ごうかん)罪などに問われた被告(裁判当時22)に対する検察の求刑は懲役15年。一方、弁護側は被告の不遇な生い立ちや反省している点などを強調して「懲役5年が妥当」と主張していた。 裁判員からこれまでの量刑を知りたい、との要望が上がった。強姦事件や強盗強姦事件などに対する過去の量刑が示された。「ずいぶん軽いな」。澁谷さんは率直に思った。 裁判長からそれぞれが考える量刑を紙
今日はとても嫌な話なのですが、大切な話です。 こども達を性犯罪から守る、大人が出来る事。 知らない事で危険にさらしている 初夏の頃、犬の散歩に出かけた時、大きな公園で楽しそうに遊ぶ父娘がいました。 ...今日はとても嫌な話なのですが、大切な話です。 こども達を性犯罪から守る、大人が出来る事。 知らない事で危険にさらしている 初夏の頃、犬の散歩に出かけた時、大きな公園で楽しそうに遊ぶ父娘がいました。 夕方の公園だけれど、まだまだ明るい6時前くらいの時間。 広い芝の公園で、お父さんが二人の娘を遊ばせていました。 年齢は5歳と3歳くらいでしょうか? 私は犬を長いリードでつないだまま、ボール遊びをしていました。 まだ、小さなこども達だったので、犬を怖がるかもしれないと思い 距離を取って遠くで遊ばせていましたが、 お父さんと、女の子達の笑い声が遠くに聞こえて、 幸せな光景でした
毎週日曜日更新、衝撃の新連載開始! あの日“アイツ”を追いかけた 全ての女子たちへ! 「腐った遺伝子」 第1回 文=早川舞 ←『聖闘士星矢コンプリート・ソング・コレクション』 COCX-32020-2 4,725円 (税込み) 販売元:コロムビアミュージック エンタテインメント株式会社 copyright 2005 columbia music entertainment,inc. なぜ人は、本屋に入るとトイレに行きたくなるのでしょう。 紙とインクの匂いが脳のアソコを刺激して……とか、巷にはいろんな説が流れているようですが、そんなことはどうでもいい。私は、人のこの習性が、ひとりの人間の人生を変えるほどの影響力を持つという意味で、もっと根本的な疑問を投げかけたい。なぜなら、私があの日あのとき本屋でトイレに行きたくならなかったら、今の私はなかったと断言できるからです。今こうして半生を思い返す
2014年10月(1) 2014年09月(1) 2014年08月(2) 2013年02月(6) 2013年01月(17) 2012年12月(16) 2012年11月(12) 2012年10月(5) 2012年09月(2) 2012年07月(5) 2012年06月(2) 2012年03月(2) 2012年02月(21) 2012年01月(18) 2011年12月(8) 2011年11月(7) 2011年10月(1) 2011年08月(6) 2011年07月(4) 2011年01月(9) 2010年12月(7) 2010年02月(1) 2010年01月(17) 2009年12月(4) 2009年09月(10) 2009年08月(25) 2009年07月(26) 2009年06月(20) 2009年05月(5) 2008年06月(5) 大晦日の紅白に出たレディ・ガガの歌詞の翻訳字幕について、「あ
> プレスルーム > がんばれ、ニッポンのおかあさん!! 母親になるのにベストな国ランキング、日本は28位(2011 .05.03) セーブ・ザ・チルドレンは、母の日を機に母親に注目することで、子どもについて考えるきっかけを作るため、毎年「State of the World's Mothers」を発表し、"母親になるのにベストな国ランキング" (母親指標Mother's Index)を公表しています。第12回目となる今年は、世界164カ国を対象に母親と子どもの状態を分析しました。 【2011年母親になるのに最も適した国(母親指標*1)】 2011 Full_Repor英語.pdf 今年のトップは昨年同様ノルウェー、最下位も変わらずアフガニスタンでした。日本は、昨年の32位より28位に順位が上がり、2007年以来やっと先進国中30位以内にランクインしました。(2005年14位、2006年
各分野の識者とともに視聴者が社会のあらゆる現象について考える「ニコ生トークセッション」。2011年1月28日放送分では、「オネエブームを斬るっ!」と題し、ニコニコ動画で生放送された。番組では、フリージャーナリストの藤井誠二氏を司会に、作家の中村うさぎ氏、作家の伏見憲明氏、ゲイ雑誌『バディ』編集部のアロム奈美江氏が、マツコ・デラックス氏のキャラクターと毒舌がウケた理由を手がかりに、オネエブームの実態とその功罪を議論。番組では、現在のブームの背景には、アメリカから入ってきた「キャンプ(キャンピー)」と呼ばれる概念があるということが議題に上がっていた。 「キャンプ」という言葉について伏見氏は「斜に構えて見るとか、あまり面白くないものを面白いものとして捉え直すといった、ゲイ的な感覚」とし、アロム氏は「ブスとか貧乏とか世間一般ではマイナスとされる要素を逆手にとって、笑いや強みに変えるセンス」と説明す
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