SendGrid Advent Calendar 2016の9日めの記事です。 先日、Amazon SESで固定IPアドレスが使えるようになったとアナウンスがありましたがメール配信時に固定IPアドレスが何故必要になるのでしょうか。今回はそのあたりをまとめてみたいと思います。 送信元IPアドレス 通常メールが届くまでは以下のような経路を通ります。(複数のサーバを経由することもありますがシンプルにしています) 送信元IPアドレスというのは図で言うところの送信元サーバのIPアドレスで、メールヘッダのReceived:で確認することが可能です。Gmailに届いていたメールのヘッダを見てみると以下のようになっていました。 Received: from sender.example.com (sender.example.com. [xxx.xxx.xxx.xxx]) by mx.google.com