韓国で、重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」に感染した人は100人を超え、韓国政府は、感染が疑われる人が見つかった場合に診察を行う専門病院を全国に指定するなどして、感染拡大の防止策を強化しています。 韓国政府は、感染が疑われる人が見つかった場合に、診察を行う専門の病院を、新たに32か所指定したことを発表し、感染者と接触した可能性のある人や、発熱などの症状が出た人は、こうした病院で診察を受けるよう呼びかけています。 一方、韓国入りしているWHO=世界保健機関の専門家チームは、10日、最も多くの感染者が確認されたソウルの病院を視察しました。WHOは、韓国での感染の広がり方は中東での広がり方と似ているものの、韓国では状況が変化し続けているため、さらに調査を進めることにしています。 韓国政府は、これまでの感染は、すべて病院内で起き、感染経路も把握できているとしていて、冷静な対応を呼び