OPINION 橋下大阪市長の杜撰な財源論 / 記事一覧 「橋下市長、消費増税に反対!既成政党への“宣戦布告”か」 大阪市の橋下徹市長は29日、政府が30日の閣議決定と国会提出を予定している消費税増税法案について、「いかにも霞が関が考えそうなことで、乗っかってはいけない。財源確保は消費税を上げなくてもできる」と批判した。 橋下氏は「地方交付税と補助金を廃止すれば20兆円くらいになる。消費税は地方に回せばいい」と持論を展開。「国の統治機構全体を考え、号令をかけるのが政治だ」と注文を付けた。 というニュースがありました。 このニュースを見て、私は橋下大阪市長に非常に失望しました。 この財源論はインチキだからです。 議論の前に国の財政支出の現状を見ておきましょう。 どこか削れるところは、あるのでしょうか。国の支出の構成(24年度)を見ますと、社会保障費(26兆3901億円)、地方交付税交