かつて寝台特急「ブルートレイン」として走った寝台車を保存し、宿泊施設として活用している小坂鉄道レールパーク(秋田県小坂町)の「ブルートレインあけぼの」が、5年ぶりに営業を再開した。 コロナ禍や車両の老朽化で休止していたが、車両の塗装を一新。5月から毎週土曜日を中心に宿泊客を受け入れている。 ブルートレインあけぼのは、1970~2014年に上野駅(東京)と秋田・青森方面を結んだ寝台特急「あけぼの」の車両を町が買い取ったもので、宿泊施設として活用している。寝台車の内装や設備は、当時のまま。電源車も備え、パーク敷地内で宿泊者限定の動くブルートレインの乗車体験も人気だ。 ところが、コロナ禍で20年からは営業休止を余儀なくされた。塗装がはがれたり雨漏りしたりするなど、車両の老朽化も目立ったため、町がクラウドファンディングで修繕費用の一部を賄うことにした。目標額の350万円に対し、昨年10月から3カ月