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ブックマーク / www.cinra.net (107)

  • 10周年のロロに寄せて。新作を目撃した、彼らを愛する5人が綴る | CINRA

    2019年、ロロは10周年を迎えた。旗揚げメンバーが誰一人欠けることなくその歩みを進めてきた10年、ロロは客席に座る私たちになにを見せてきただろう。三浦直之が青春時代に受容したポップカルチャーへの偏愛やユーモアと、その奥にある懐かしさや切なさが共存し、いつかの自分の記憶までも呼び戻されるような感覚――。その正体はなんなのだろう。 今年1月から上演が始まり、現在ツアー真っ最中の新作『四角い2つのさみしい窓』においてもそのバランス感覚はありつつ、しかし、その視線は「その先」をみつめているようだった。それは、これまでロロが掲げ続けてきた「ボーイ・ミーツ・ガール」で出会った登場人物たちの、出会った「その先」を描いているような。人が出会って一緒に何かをし、寄り添ったり衝突したりしながら、続いていく関係性。それはもしかしたら、ロロとして活動するメンバー自身が向き合っていることにも繋がるのかもしれない。

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  • 会田誠×菅付雅信が語る現代美術と教育。「居心地の悪さ」の追求 | CINRA

    最近、教育が騒がしい。小中学校の指導要領が変わって、プログラミングやアクティブラーニングの必要が唱えられるいっぽうで、大人もアートやクリエイティビティを学ぶべし、と叫ばれている。技術革新や社会変動のなかで、どうすれば人はよりよく生きられるのか。この激動の時代を、私たちは生き残っていけるのか。こんな希望と危機感が、人に教育への欲求を植え付けるのかもしれない。 渋谷PARCOの9階でスタートする10代向けの学び舎「GAKU」内に開講する「東京芸術中学」は、計15名のゲスト講師による特別授業、菅付雅信とジョイス・ラムによる座学を全40回にわたってお送りする、一風変わったアートスクールだ。同企画を主導する菅付は「最もアタマが多感で吸収力の高い中学生」を対象に、アートを教えることの必要を訴える。では、その必要性とはいかなるものだろうか? 特別ゲストの一人である美術家の会田誠を招き、両者が考えるアート

    会田誠×菅付雅信が語る現代美術と教育。「居心地の悪さ」の追求 | CINRA
  • 若林恵×出口亮太 文化施設の役割再考。そもそも文化はなぜ必要? | CINRA

    うごめくカルチャーと共に生きることは、どこかで社会とつながって生きることだ。ならば、「文化の社会的役割とは?」という問いは、しゃらくさいと切って捨てるのでも、行政や事業の運営者のみが考える問題でもなくて、私たちの日々と強く結びついたトピックであるはず。 2015年から「長崎市チトセピアホール」を運営し、その斬新な取り組みから全国的な注目を浴びるようになった出口亮太と、コンテンツレーベル「黒鳥社」主宰の編集者・若林恵。2人がじっくりと語り合ったのは、今「文化」は「公共」の夢を見ることができるのか、という可能性についてだった。 文化施設の社会的な機能とは何なのか、大きなテーマになってきている。(若林) ―昨年2019年7月に、チトセピアホールで若林さんを招いた講演会を開催されたそうですね。 出口:そもそも僕が若林さんのことを強烈に意識するようになったのは、編集長を務めていらした『WIRED』日

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  • 『MdN』休刊理由を編集長に聞く。乃木坂や『おそ松さん』特集の裏話も | CINRA

    デザイン誌『MdN』が、日3月6日発売の『月刊MdN2019年4月号』をもって休刊した。1989年創刊。約30年間におよぶ歴史に一区切りをつけた。 デザインの専門誌でありながら、攻めた特集企画で人気を集めていた『MdN』。サカナクションや乃木坂46、欅坂46といったアーティスト、『おそ松さん』『君の名は。』といった旬のアニメなど、エンターテイメントに「デザイン」の観点から切り込んでいく特集記事をはじめ、「神社のデザイン」や「大相撲の美」にフォーカスした特集(!)、付録としてフォント辞典がつく「絶対フォント感を身につける」シリーズ、176ページの漫画雑誌を一冊作って付録にするという企画「マンガ雑誌をMdNがつくってみた」などなど、あっと驚くような特集記事を世に送り出してきた。その内容はCINRA.NETでもたびたびニュースとして紹介した。 CINRA.NETでは『MdN』編集長の信光理氏

    『MdN』休刊理由を編集長に聞く。乃木坂や『おそ松さん』特集の裏話も | CINRA
  • 『ふじのくに⇄せかい演劇祭』宮城聰が語る、今芸術が必要な理由 | CINRA

    毎年ゴールデンウィークに静岡で開催される『ふじのくに⇄せかい演劇祭』。主催するSPAC(静岡県舞台芸術センター)の芸術総監督・宮城聰のディレクションのもと集められた国内外の実力作は、今日の社会が向き合う課題や問題と強くリンクしている。 今年、宮城は「発信」過多の世の中に対し、「聞く力」をひとつのテーマに据えた。例えば、SNSの世界で話題になった人や出来事に対して感じる、共感や反感。しばしば私たちは、彼ら有名人と自分の立場のあまりの違いに屈折した感情を覚えたりするが、そういった「差違」は当に決定的なものなのだろうか。ひょっとすると、羨望を集める人々も、なんらかの焦りを抱いて言葉を発信しているのかもしれない。 そんな小さな想像をめぐらせ、そこから広い世界についてへと思いを広げていくことは、日常ではすこし難しい。でもひょっとすると、演劇やアートでならそれは可能かもしれない。『ふじのくに⇄せかい

    『ふじのくに⇄せかい演劇祭』宮城聰が語る、今芸術が必要な理由 | CINRA
    colic_ppp
    colic_ppp 2018/04/19
    "自分のことを「遅れている」と思う人は「他人の話に耳を傾けている」から、遅れてしまっているのかもしれません。"
  • 演出家・谷賢一の訴え「芸術・文化は日本が立ち戻るために重要」 | CINRA

    4月14日から池袋の「あうるすぽっと」で上演される『High Life』は、麻薬中毒の4人の男たちの退廃的で暴力的な生を描いた現代戯曲の名作だ。映画や舞台で活躍する3人の若手俳優に加え、ミュージシャンのROLLYも参加する作は、映像や音楽面で実験的な試みをするという。 今回、その演出を行う谷賢一にインタビューする機会を得た。これまで俳優同士の対話を起点にした作品で高い評価を得てきた谷は、作でまったく違うアプローチを選択しているようにも見える。しかしそれは、演劇の魅力を否定するものではないようだ。むしろそこには、新たなテクノロジーをふまえたうえでの、芸術や芸能の深い洞察、再考の狙いがあるのではないだろうか? 稽古に打ち込む谷に、話を聞いた。 舞台技術が発展するなかで、特に映像分野との接点を持たずに演劇が続いていくのは、ナンセンス。 —『High Life』は、これまでも日で何度も上演さ

    演出家・谷賢一の訴え「芸術・文化は日本が立ち戻るために重要」 | CINRA
  • 活況のコンテンポラリーダンスの実状は? 愛知県芸術劇場に聞く | CINRA

    ステージパフォーマンスに関心を向けると、コンテンポラリーダンスの活況ぶりはすぐに感じ取れるだろう。首都圏では公演数そのものが多く、近年は何人もの振付家やダンサーが演劇やミュージカルの話題作に関わり、さらに舞台を超えてアートや音楽の分野とのコラボレーションが活発に行なわれている。 けれども、映像や舞台でダンスを目にする機会が大幅に増えたことやその汎用性の高さゆえに、逆にダンスの存在感が薄まってしまう矛盾も生まれているという。そこで25年前から、国内ではあまり例のないダンス中心のプログラムを展開してきた愛知県芸術劇場のプロデューサーの唐津絵理にダンス界が抱える課題について聞いた。 (メイン画像:バットシェバ舞踊団/オハッド・ナハリン『LAST WORK - ラスト・ワーク』 撮影:南部辰雄) コンテンポラリーダンスは身近な存在になってきたと思いますが、ダンスの質的な価値は認識されていない。

    活況のコンテンポラリーダンスの実状は? 愛知県芸術劇場に聞く | CINRA
    colic_ppp
    colic_ppp 2018/01/16
    ヴィジュアルコンテンツとして注目されることは増えてきたけど、活況かというと難しい。ジャンルを超えて力のあるクリエイター同士を結び付けるのを、他より金のあるこういった劇場に引き続き頑張ってもらいたい。
  • 三浦直之率いるロロは、なぜ演劇ファン以外からも支持される? | CINRA

    三浦直之が主宰し、2009年から活動を開始した劇団「ロロ」。アニメ、文学、SF、J-POP、バラエティー番組など、三浦とメンバーが青春期に受容したカルチャーへの偏愛を「これでもか!」と盛り込んだ作品は、(よい意味での)節操のなさが生み出す爆発力と、その奥に潜む切なさや儚さを詩的に結びつける。そのスレスレのバランス感は、同時代を生きる若者たち、そしてかつて青春を生きてきた大人たちから高く支持されている。 そんなロロも今年で結成9周年を迎え、新しい段階に足を進めようとしているようだ。今年1月12日から始まる公演『マジカル肉じゃがファミリーツアー』は、2010年初演の代表作『旅、旅旅』を大幅に改訂し、より血肉の通ったドラマに生まれ変わらせるという。この記事は、主宰の三浦と、旗揚げ当初から参加する6名の俳優全員が揃っての、初めてのインタビューだ。ロロが歩んだ8年は、彼らにとっても成長の8年だっただ

    三浦直之率いるロロは、なぜ演劇ファン以外からも支持される? | CINRA
  • 数々の論争を巻き起こしたジェローム・ベルが見せる、失敗と奇跡 | CINRA

    これがダンスなのか?——フランス人振付家ジェローム・ベルの作品はデビュー以来、多くの論争を巻き起こしてきた。通常、我々はプロのダンスに、高度なテクニックに裏打ちされたダンサーの優美な動きやオリジナリティー、美的なイメージを期待しがちである。しかし、ベルが行ってきたのは、その真逆である。 全裸の出演者たちが自分の身長や体重、電話番号、貯金残高までも晒し、一見無目的な身振りを続ける『ジェローム・ベル』や、ドイツ表現主義舞踊の大家、スザンネ・リンケの振付を執拗にコピーし、反復する『最後のスペクタクル』、冒頭10分間舞台に誰も出てこない『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』など、ベルの作品には「ダンス」を期待してやってきた観客の予想を裏切る場面が数多く登場する。 舞台芸術としてのダンスの慣習をことごとく破ってきたベルは、デビュー以来、賞賛と批判を集め、コンテンポラリーダンス界のトリックスターとして名を

    数々の論争を巻き起こしたジェローム・ベルが見せる、失敗と奇跡 | CINRA
    colic_ppp
    colic_ppp 2017/12/21
    ダンスのこの部分について、この人に追随できるような人がほとんどいない(全くいないとは言わない)。
  • 新宿LOFTと下北沢SHELTERの店員が危惧するライブシーンの焦り | CINRA

    1976年10月にオープンし、はっぴいえんど、坂龍一、山下達郎、BOØWY、スピッツ……そんな錚々たる顔ぶれがホームグラウンドとし、日のロックを黎明期から支え続けるライブハウス、新宿LOFT。1991年10月にオープンし、Hi-STANDARDなどを中心とするパンクシーンや、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどを中心としたギターロックシーンの隆盛を支えたライブハウス、下北沢SHELTER。このふたつの歴史あるライブハウスが、日音楽史において果たしてきた役割の大きさは計り知れない。きっと数え切れないほど多くの人々が、これらの空間で何かを学び、感じ、得てきたのだろう。 今回、CINRA.NETでは、新宿LOFTで長年ブッキングマネージャーを務める樋口寛子と、下北沢SHELTERで店長を務める義村智秋の対談を実施。今のバンドシーンが抱える問題点や、お互いのおすすめバンドも

    新宿LOFTと下北沢SHELTERの店員が危惧するライブシーンの焦り | CINRA
  • ラジオって今どうなってる?NACK5の制作担当に業界事情を訊いた | CINRA

    2017.10.11 Wed Sponsored by 『KILLER TUNE RADIO』、Churchill『Killer-Tune / モラトリアム・カットアップ』 映画監督とアーティストをかけ合わせ、気鋭の才能を発掘する異色の映画祭『MOOSIC LAB』において、今年数々の作品が公開されるなか、音楽シーンへの問いかけを秘めていたのが、柴野太朗監督の『KILLER TUNE RADIO』である。コミュニティーFMを舞台に、「キラーチューン」を探し求める男女の奮闘を通じて、音楽を媒介としたコミュニケーションのあり方を再考する一作だ。それだけにとどまらず作は、「5.1chサラウンド」と20以上ある全ての劇伴を同時再生することで主題歌が完成するという実験的なコンセプトによって、映像と音楽の新たな可能性を提示している。 『KILLER TUNE RADIO』が投げかけるメッセージを紐解

    ラジオって今どうなってる?NACK5の制作担当に業界事情を訊いた | CINRA
  • 劇団ままごと・柴幸男が語る、東京を離れたワケ、戻ってきたワケ | CINRA

    2010年、俳優が□□□の“00:00:00”をバックにラップをしながら、少女の一生と惑星の一生が重ね合わされる作品『わが星』で、「演劇界の芥川賞」と言われる『岸田國士戯曲賞』を受賞し、2010年代演劇シーンの方向性を決定づけた柴幸男。しかし、この成功の後、彼は東京の演劇シーンとは距離をおき、香川県・小豆島をはじめとする地方での活動、高校生や一般市民との演劇創作、あるいは劇場を離れて、野外での作品創作などに比重を移していった。 そんな彼が、『フェスティバル/トーキョー17』(以下、『F/T』)で新作『わたしが悲しくないのはあなたが遠いから』を上演する。東京芸術劇場シアターイーストとウェストという隣り合った劇場で同時に行われるこの作品。柴らしく、ユニークな形式によるこの作品だが、東京芸術劇場や『F/T』といった「演劇の中心地」は、これまで柴が背を向けてきた場所ではなかったか? 彼が演劇の中心

    劇団ままごと・柴幸男が語る、東京を離れたワケ、戻ってきたワケ | CINRA
    colic_ppp
    colic_ppp 2017/10/01
    とはいえ、十分すぎるほどに切り開いてきた人だと思う。
  • 東京アンダーグラウンドのアートシーン特集 新しい5つの動向とは | CINRA

    「芸術祭」が前提となっている「ポスト芸術祭」の時代のアートとは? いま現代アートのシーンでは、若手アーティストによる刺激的な実践が多く見られる。だがそれらは往々にして美術館や芸術祭といった既存のアートシーンより見えづらい。また多くは、美術誌や批評誌は言うに及ばず、カルチャーマガジンや新聞、テレビといったメディアに取り上げられることは稀である。もちろん「若手だから」という事実もあるが、発表の場がオルタナティブスペースやアートコレクティブだったり、告知がSNS上のコミュニケーションをベースにしていたりと、全体像が拡散しているのも理由だ。 この記事では、それぞれが点として偏在している若手アーティストによる刺激的な実践を横断的に眺めていくことで、ひとつの鳥瞰図を描くことを試みる。それはシーンの一端に過ぎないかもしれないが、容易に全貌を見渡せないプレイヤーの分厚さこそがこのジャンルの豊かさでもあるは

    東京アンダーグラウンドのアートシーン特集 新しい5つの動向とは | CINRA
  • 「DASH村」はTOKIOをどう変えた? 番組プロデューサーに訊く | CINRA

    TOKIOの五人が大自然を舞台にマルチな活躍をみせる異色のバラエティー番組として、子どもから大人まで幅広い層に愛されている『ザ!鉄腕!DASH!!』(日テレビ系)。その人気企画「DASH村」で経験を積み、今や自然体験のエキスパートと言えるほどの存在となったTOKIOは、自然とふれあい、農業を学ぶことで、どのように変化し、成長したのだろうか。 自然の魅力とそこでの体験価値を発見する東京都の新事業『Nature Tokyo Experience』の始動にあたり、『ザ!鉄腕!DASH!!』のプロデューサー・島田総一郎に話を訊いた。都会暮らしのアイドルテレビマンが、「DASH村」にハマった理由はどこにあるのか。都市で生活する現代人がいきなり自然に飛び込む面白さや感動、「DASH村」の経験から島田が実感した地域住民と交流することの面白さなど、大いに語ってもらった。 「DASH村」には、何もないが

    「DASH村」はTOKIOをどう変えた? 番組プロデューサーに訊く | CINRA
  • マームとジプシー代表・林香菜が語る、10年の歩みと次の10年 | CINRA

    2017.07.05 Wed Sponsored by マームとジプシー『MUM&GYPSY 10th Anniversary Tour vol.1』 弱冠26歳にして岸田國士戯曲賞を受賞した藤田貴大が作・演出を務めるマームとジプシーは、2か月に1という頻度で作品を発表し続けている。そのカンパニーの代表を務める制作・林香菜は、めまぐるしく活動を続けるマームとジプシーをいかにして存続させてきたのか。 演劇というジャンルを超えて様々な領域のアーティストとのコラボレーションにも挑戦するマームとジプシーの活動は、ともすれば特殊な道を歩んでいるかのように見えるだろう。しかし、「10周年を迎えるいまだからこそ話しておきたかった」という彼女が語ったのは、「場所を成立させる」というシンプルかつ根的なテーマだった。 マームとジプシーの皆は制作がいないと作品が生まれていかないということを理解してくれている

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  • 『ヒットの崩壊』の柴那典が考察。2017年ポップカルチャーの要 | CINRA

    Suchmosと『けものフレンズ』から見える2017年の日のポップカルチャー Suchmosと『けものフレンズ』を対比させることから、今の日のポップカルチャーを巡る状況が見えてくるのではないだろうか。そんな考えがふと頭をよぎった。 もちろん、関連性は全くない。一方はバンドで、一方はアニメだ。わかりやすい共通点は、共に2017年の上半期を代表するヒット作だというくらい。そんなテーマで無理やり括るには乱暴にすぎる。でも、Suchmosのアルバム『THE KIDS』、特にリード曲となった“A.G.I.T.”と、『けものフレンズ』の主題歌“ようこそジャパリパークへ”を繰り返し聴いていると、徐々に浮かび上がってくるものがある。 Suchmosが指し示す「今、ここ」という場所 いろんな点で全く違う曲なのだけれど、実はこの2曲には共通点がある。それは、ともに「場所」をモチーフにしているということ。

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  • 日本のアート産業の市場規模はどのくらい?初調査から見えた実態 | CINRA

    3月16日から4日間にわたって開催される『アートフェア東京2017』。今年で12回目を迎える日最大級のアートフェアには、現代美術だけでなく、工芸、日画、古美術など、多彩な作品と、それらを取り扱う画廊・ギャラリーが多数参加する。 そんな同フェアを主催する一般社団法人 アート東京が、先日あるレポートを公開した。「日のアート産業に関する市場調査2016」は、その名が示すように、ギャラリー、百貨店、オークション会社、美術館などのいわゆるアート産業で、1年間にどれだけの経済活動が行われているのかを購買者側からリサーチしたレポートである。これまで全容の曖昧だった日のアートマーケットの実態に迫った同レポートをつぶさに見ていくと、日独自のアートの潮流、そしてコレクターやアートファンの動向が浮かび上がってくる。 今回、同レポート制作の指揮を主導した、アートフェア東京のマーケティング&コミュニケーシ

    日本のアート産業の市場規模はどのくらい?初調査から見えた実態 | CINRA
  • 山縣良和×奥山理子が芸術で掘り下げる、社会と生きづらさの関係 | CINRA

    普段、接する機会のない文化や社会との出会いは、歴史上、つねにアーティストたちの創造性を刺激してきた。それは、その接触が、表現者に自らの属する世界のシステムや、ジャンルの質を問い直す喜びを与えるものだったからだろう。 2015年に始まった「TURN」は、異なる背景を持った個人や社会コミュニティーの積極的な交流によって、アートの定義に揺さぶりを掛けようとしているプロジェクトだ。中核をなすのは、福祉施設やフリースクールなどにアーティストが通い、利用者や職員とのコミュニケーションを通して相互作用を生み出す「交流プログラム」。 今回は、このプログラムに参加しているファッションレーベル「writtenafterwards」のデザイナーであり、ファッション学校「ここのがっこう」を運営する山縣良和と、TURNのコーディネーターであり、障害者支援を行う社会福祉法人が運営する美術館「みずのき美術館」のキュレ

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    colic_ppp
    colic_ppp 2017/03/04
    リトゥンアフターワーズやミキオサカベ、まとふが紹介され始めた頃のワクワク感はハンパなかった。
  • 「音楽は言語のようになる」ジェフ・ミルズが音楽の進化を語る | CINRA

    テクノDJ / プロデューサーとして、世界で熱狂的な支持を集め続けるジェフ・ミルズ。いまヨーロッパでは、電子音楽とクラシック音楽を融合させた彼の先鋭的な活動を発端に、オーケストラがダンスミュージックを演奏する公演が数多く行われ、音楽シーンにおける新たな潮流として注目を集めている。日国内においても、2016年3月に東京フィルハーモニー交響楽団とジェフの共演による公演が開催され、チケットはソールドアウトと大成功を収めた。 そんな彼が新たに完成させた作品が『Planets』だ。これまでも深い思い入れを持ち、宇宙をテーマとした作品を追求し続けてきたジェフ。オーケストラとのコラボレーションによって宇宙はどんなふうに描かれ、そこにはどんな音の景色が広がっているのか。 今回ジェフと、昨年9月に彼が出演して話題となったテレビ朝日系音楽番組『題名のない音楽会』のMCを務めるバイオリニストの五嶋龍、そして、

    「音楽は言語のようになる」ジェフ・ミルズが音楽の進化を語る | CINRA
  • わかったふりをしていない? 考えずに感じるアート展へようこそ | CINRA

    現代アートの展覧会を観るとき、私たちは目の前の作品を「思考」と「感覚」のどちらで鑑賞しているのだろうか。展示室に掲げられた難解なコンセプトを前に、「これを理解できない自分は、アートを理解できていないのではないか」とコンプレックスを感じる鑑賞者は、決して少なくないはずだ。現在、神奈川県民ホールギャラリーにて開催中の展覧会『5Rooms - 感覚を開く5つの個展』は、アート展企画の経験が過去にない展覧会担当者の、こんな等身大の疑問から生まれた興味深い試みである。 担当者が頼りにしたのは、作品と向き合った際に「心に響くか」という、ただ一点の選考基準。そして展覧会に招かれたのは、小野耕石、齋藤陽道、染谷聡、出和絵理、丸山純子という、ジャンルも出自も異なる5人の作家だ。会場には5人の共通性を説明する解説文はなく、鑑賞者は「5つの個展」として構成された展示室を巡りながら、ひたすら「見ること」「感じるこ

    わかったふりをしていない? 考えずに感じるアート展へようこそ | CINRA