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要素をドラッグして移動することは、JavaScriptにおいて頻出パターンです。 しかし、それを簡単に実現するコードは意外と知られていません。 <img id="$img" src="https://js.cx/clipart/ball.svg" width="40" height="40"> <script> $img.onpointermove = function(event){ if(event.buttons){ this.style.left = this.offsetLeft + event.movementX + 'px' this.style.top = this.offsetTop + event.movementY + 'px' this.style.position = 'absolute' this.draggable = false this.setPointe
HTMXとは HTMXは、JavaScript を記述せずに、Ajax通信や高度なUXを実現できるライブラリ。 軽量 で 高速 で、既存のサーバーサイドのフレームワークとシームレスなやり取りができる。また、AJAX通信の発火、フォームの送信処理、DOMの更新などを既存のHTML要素を拡張するだけで可能とする。WebSocketやSSEにも対応しているので、チャットアプリなどにも適している。 2023 JavaScript Rising Starsでは、 フロントエンド・フレームワーク部門で見事2位に輝いた!(一位はReact、全部門だとshadcn/ui) 似たような機能として、Ruby on RailsのHotWireがあるらしい。 2024年はHTMXがくると言われているぐらい世界で騒がれているのだが、あまり日本では流行っていない。以下はGoogleトレンドで調べた結果である。 アメリ
#フロントエンド #設計 #JavaScript 「1個の要素と複数個の要素を同じように書かせる」というのが実は jQuery の特徴の一つだと思っている。 document.querySelector() や querySelectorAll が出現して以降 jQuery の必要性はほとんどなくなったと言われる。 実際にこんなサイトもあるし https://youmightnotneedjquery.com/ これは実際その通り 一方、jQuery で書かれたコードを querySelector や querySelectorAll に移行しようとしたら苦しかったという経験をした人は多そう。 上のコードが下のようになる。 code:javascript $('.foo').on('click', e => { // ... }) Array.from(document.querySele
ウェブ上でJavaScriptを実行してバグが発生した場合、ブラウザに内蔵されている開発者ツールを使ってデバッグすることがよくあります。そうしたブラウザでのデバッグにおいて役立つテクニックをNetflixでフロントエンドの開発に携わっているアラン・ノルバウアーさんがまとめています。 67 Weird Debugging Tricks Your Browser Doesn't Want You to Know | Alan Norbauer https://alan.norbauer.com/articles/browser-debugging-tricks ◆高度な条件付きブレークポイント 開発者ツールの「ソース」タブにはデバッガーが用意されており、JavaScriptの任意の行にブレークポイントを設定することで実行を一時停止して変数やコールスタックの中身を確認できます。ブレークポイントを
JavaScriptは実行するコードそのものをユーザーに公開してしまう仕様のため、リバースエンジニアリング対策のために難読化されていたり、アンチデバッガーが搭載されていたりします。そうしたアンチデバッグへのシンプルで効果的な対抗策がJavaScriptの解析技術を掲載しているブログ「nullpt.rs」にまとめられています。 Evading JavaScript Anti-Debugging Techniques https://www.nullpt.rs/evading-anti-debugging-techniques JavaScriptの動作を解析するためのデバッグツールは多くのブラウザに搭載されており、例えばGoogle Chromeの場合は開発者ツールの「ソース」タブからアクセスすることが可能です。解析したいJavaScriptを開き、コードの左側の部分をクリックすることでブレ
ちょっと面白そうだったので絶対に画像をダウンロード&スクレイピングさせないWebページを本気で作ってみたを突破してみようと思う。 方法 方法としては下記の3つくらいが簡単そうだけど、いちばん簡単な1つ目でやってみます。 HTML,JS,JSONをDLしてHTML書き換え、ダウンローダとして使う Chrome Extensionを書く Puppeteerなどを使う とりあえず、仕組みは書かれているので下記でcanvasのtextを無効化 + DL用のボタンを追加します。 <button id="dl">Download</button> <script> const canvas = document.getElementById('canvas'); const ctx = canvas.getContext('2d'); // ctxのfillTextをなにもしない関数に置き換える ct
ある時Twitterのタイムラインを見ていたら、「JavaScriptをWasm化して動かす意味がわからない」というような意見を見かけました。JavaScriptはブラウザに搭載されているV8のようなJavaScriptエンジンによって高速に動作するので、わざわざWasm化してもパフォーマンスは劣化するのになぜなのか?という話なんですが、これは「Wasm化=パフォーマンスのため」という考えだと意義がわからないのでこの記事ではそれについて解説します。 JavaScriptをWasm化して動かすツールやライブラリとしては、Shopifyが開発しているJavyやquickjs-emscriptenなどがあります。JavaScriptをWasm化して動かすためには、ある特定のJavaScriptエンジンをWasm向けにビルドして動かす必要がありますが、そのような用途ではQuickJSというJava
Web フロントエンドの実装において本来の機能を損なってはいけない 2022.12.24 データの取得・ルーティング・フォームの値の管理に至るまで JavaScript で制御するようになった結果、本来備わっていた機能を損なう形で実装されるような間違いが起きるケースも発生してしまいました。見た目上操作に不都合がないのですが、修飾キーが有効でなかったりと、とある要素が当然に持っているべき機能が失われていることがよくあります。 昨今の Web フロントエンドの開発においては、React や Vue.js などを利用した SPA を採用することが多くなりました。従来の MPA と比較して、リンククリック時やフォーム送信時にページリロードを挟まないので、高速な画面遷移を実現できるため、快適な操作を実現できます。 一方データの取得・ルーティング・フォームの値の管理に至るまで JavaScript で
[JavaScript] URLを文字列結合で組み立てないために、url-cheatsheetを作った URLを文字列結合で組み立てると色々問題が起きやすいので、それを避けるためにURL APIやURLSearchParams APIでURLを組み立てるパターンをまとめたチートシートを作りました。 azu/url-cheatsheet: URL manipulation cheatsheet for JavaScript URLにユーザーが入力した文字列を含めるときはencodeURIComponentでエスケープする URLはプレーンな文字列ではなく構造化された文字列(文字の並びに意味がある文字列)として扱わないと、さまざまな問題を抱えやすいです。 たとえば、次のように文字列結合でURLを組み立てるとパストラバーサルの問題があります。 name に ../../adminのような文字列が
久しぶりに、いわゆるポエムを。 新規・運用ヘルプを問わず、受託や副業でよくフロントエンドをやってるWeb屋の見解、そして手札のお悩み。 この先、また技術選定する際なんかにも参考になるかと思ったので。 React 「いまフロントエンドやるなら最初に覚えるべき!」は、もう過去の話かなーと個人的には思ってる。 Reactは`UI = fn(state)`なのが良い!とか言われるけど、あなたが必要としてるのは`UI = Component(props)`かもよって。 一昔前までは、たしかにあらゆる面で頭一つ抜けてる印象はあったけど、今はそうでもないか、その差はだいぶ埋まってきてると思ってる。(もちろん先行者利益みたいなところで、エコシステムはまだまだ優位な差があるかもしれんけど、それもあまり実感できたことはないし、いまからはじめる人はそんなんで困らんやろうし) 原初の時代からReactな案件をそれ
ブラウザの JavaScript 実行フローは、Node.js 同様 event loop に基づいています。 event loop の動作を理解することは最適化のためには重要であり、適切なアーキテクチャにとっても重要である場合があります。 このチャプターでは、最初にそれがどのように動作するかについて理論的な詳細を説明し、次にその知識の実践的な使用例を見ていきます。 Event Loopevent loop のコンセプトは非常にシンプルです。無限ループで JavaScript エンジンはタスクを待機し、それらを実行し、また次のタスクを待機します。 エンジンの一般的なアルゴリズムは次の通りです: タスクがある間: 最も古いタスクから開始し、それらを実行します。 タスクが現れるまでスリープし、現れると 1. に進みます。 これは、ページを閲覧するときに見られることの形式化です。JavaScri
JavaScript で頻出する undefined と null について語ります。 言語仕様上の違い JavaScript (ECMAScript) において、仕様上 undefined と null は当然ながら明確に区別されています。いくつか言語仕様上の扱いについて挙げてみます。 比較 厳密な比較演算子 === において undefined と null は区別されます。ゆるい比較演算子 == においては両者は区別されません(仕様 7.2.14)。 console.log(undefined === null); // false console.log(undefined == null); // true 他の falsy な値(false とみなされる値)との比較は、ゆるい比較演算子であっても区別されます(仕様 同上)。 console.log(undefined == fa
先日、こちらのツイートを見かけました。 それに対して筆者は以下のツイートをしたところ、いくつかの反応が寄せられました。 コード部分を再掲します。 async function foo1() { return await Promise.resolve(); } async function foo2() { return Promise.resolve(); } async function wait() { await null; } // pika // chu // と表示される foo1().then(() => console.log("pika")); wait().then(() => console.log("chu")); // chu // pika // と表示される foo2().then(() => console.log("pika")); wait().the
先日リリースされたChrome 105, Edge 105でコンテナクエリ(@container)と:has()疑似クラスがサポートされ、モダンCSSの新機能がいよいよブラウザで使用できるようなりました。 そしてもう一つ、:modal疑似クラスもサポートされています。CSSでモーダル要素を検出できる新機能で、今までJavaScriptでしかできなかったことがCSSでできるようになります。 Is it :modal? by Jhey Tompkins コンテナクエリ(@container)と:has()疑似クラスについては、先日の記事をご覧ください。 レスポンシブの実装が今までと変わる! CSSの新機能コンテナクエリと:has()疑似クラス、最初に理解しておきたい基礎知識を解説 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※元サイト様のライセンスの元、翻訳しています。 :modal疑似クラスがCh
結論 どちらでもいい セミコロン付けても付けなくても落とし穴はある ESLintを利用することで落とし穴を検知できる 私はセミコロンつけない派 自動セミコロン挿入とは 自動セミコロン挿入(automatic semicolon insertion) この仕組みのおかげでセミコロンを使わなくてもコードを書くことができ、コンパイラが行末を察してセミコロンを挿入してくれる 自動セミコロン挿入のしくみはECMAScriptで規定されており、自動セミコロン挿入はJavaScriptエンジン間で可搬性がある 自動セミコロン挿入には落とし穴があり、ルールを理解しておく必要がある 第1のルール:セミコロンが挿入されるのは、"}"トークンの前か、改行の後か、プログラムの末尾だけ
スタディスト 技術支援ユニットの笹木 (@s_sasaki_0529) です。 2022年上半期、およそ500コンポーネントを持つ Vue 2 プロダクトである Teachme Biz を、半年間に渡る単独作業を経て、 Vue 3 に移行することに成功しました。 本記事では、私達がどのようにして、機能開発は止めずにバージョンアップや破壊的変更への対応を行えたのかを簡単に振り返ろうと思います。 昨年の TypeScript 移行の次のステップとして、今年は Vue 3 移行を実現することにより、相乗効果でのフロントエンド開発体験の向上を実現しました。 モチベーションTeachme Biz をVue 3 に移行するモチベーションは概ね以下になります。 モダンブラウザに合わせてリアーキテクチャリングされた Vue 3 の恩恵を受けることVue 2 への機能追加・改修が 2.7 で終了してしまった
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