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増田文学に関するcrexistのブックマーク (13)

  • 職場の推しに彼女ができていた

    職場の推しに彼女ができていた。 以前最後に彼女がいたのは学生の時だと言っていたから、5年以上ぶりの恋人らしい。久しぶりで戸惑ってる、と困り顔で笑う推し。私だって好きだったのに。知らないぽっと出の女に盗られた。BSSならぬ、WSSだ。 推しは背が高くて顔もとても整っている。過大評価の自覚はあるが、白杖ガールに出ていた杉野遥亮さんに似ているとも思う。長年彼女がいなかったのも、人がいらないとしていたからだ。 一目見た時からかっこいい先輩だと思った。初めて客先外出が被った帰り道にはもう好きだった。コミュニケーションがちょっと苦手っぽいところもかわいい。モテる要素は全部あるのに、陰キャの陰が滲み出ててるところもとにかくいい。 一緒に仕事をする機会はなかなかなかったが、記憶に残ろうと話せる機会を作ろうとした。推しが通ってるランチのお店(松屋)にタイミングをずらして向かい、偶然を装ってエンカして、松屋

    職場の推しに彼女ができていた
    crexist
    crexist 2024/01/17
    “次の日私はやけくそで歯科矯正医院の予約を入れた” この一文で一気に文学感高まった
  • 私はTeamsが嫌いだ

    諸君、私はTeamsが嫌いだ。 会社で私は、Teamsの利用促進役を買って出た。 皆は私を社内SNS好きの陽キャのように見ていた。 ある人は私を「Teamsのエバンジェリスト」と形容した。 ひどい侮辱だ。 なぜなら、私はTeamsが嫌いで、なのにTeams促進役という矛盾をはらんでいたから。 それを詰られた気がしたから。 私はTeamsが嫌いだ。 だが私は、所属するプロジェクト、課、部のチームを立ち上げ、機能の詳細を調べ、皆が使いやすくなるようなチームやチャネルを用意し、皆が興味を持ってくれるようなコンテンツの枠組みを考え、時に自分自身がコンテンツとなって振興役を買って出た。 何故か。 皆とコミュニケーションを取りたかったからである。 対面は気恥ずかしい。メールは公式度が強くてもっと気恥ずかしい。 ならチャットなら極端に恥ずかしがる自分でも使いやすいかもしれない、と活路を見出したのだ。 ち

    私はTeamsが嫌いだ
  • 駅に近づくと、「ここはハロウィン会場ではありません」と書かれた横長の..

    駅に近づくと、「ここはハロウィン会場ではありません」と書かれた横長の看板が見えた。20メートルほどの長さはあろうか。看板の前ではオレンジ色のウインドブレーカーを着た坊主頭の人々が立ち、ハンドスピーカーから「ここはハロウィン会場ではありません。立ち止まらないでください」と連呼していた。 その一人に「ハロウィン会場はどちらでしょうか」と訊いたが、男はこちらを見ない。もういちど「ハロウィン会場はどちらでしょうか」と訊くと、その人はハンドマイクのスイッチを切り、「ここはハロウィン会場ではないことを知らせる業務はハロウィン会場そのものを知らせる業務を含んでいません」と早口で喋った。 それも一理ある、と思い、今度は駅の改札から出て来る人々に片っ端から訊いてみた。やはり訊いてみるもので、「ハロウィン会場に私も今から行くところですから、一緒に行きましょうか」と声をかけてくれる男性が現れた。ひょろ長い身体つ

    駅に近づくと、「ここはハロウィン会場ではありません」と書かれた横長の..
  • マジックミラー越しの世界の住人

    それは、見学店での事だった。 見学店とは、マジックミラーに囲まれたブースから制服姿の女の子たちを眺めてオナニーするための店である。あなたが知らないだけで、日では合法でそういビジネスをする店があるのだ。 店側は「デッサンができるお店」と謳っているが、各ブースにはご丁寧にティッシュとゴミ袋が用意されている。どう見ても「抜き」に特化した空間である。ここでデッサンをする奴がいたら、そいつこそ当に変態だと思う。 料金は40分で6000円。10分間だけ選んだ女の子を指名することができる。指名すると、自分のブースの前で女の子がパフォーマンスをしてくれる。デッサンをしたい人からしたら困っちゃうくらいクネクネウネウネしてくれるのだ。 指名されていない間、女の子たちはスマホをいじったり、キャスト同士でおしゃべりしている。それを、10枚のマジックミラーが囲んでいる。マジックミラーの向こうには、10分1000

    マジックミラー越しの世界の住人
    crexist
    crexist 2023/03/30
    SOD ではなかった
  • おばあちゃんの思い出話と乳首責めの相性

    【続きのようなもの anond:20230328202632】 三年前に祖母が亡くなったとき、私は孫代表スピーチを頼まれた。それで葬儀に出るまでの短い間におばあちゃんとの思いでをふりかえることになった。 そのころ大好きだったアイドルが載っていたMyojoやPOTATOを見せて、おばあちゃんに誰が好みか聞くと、「みんなすてきでかっこいいけど、この子が明るい感じでお話がしやすそう」といって、当時の私の推しを選んでくれた。 画家だった曾祖父の描いた、ふたつのあけびが木になるままにはじける刹那をとらえた、グロテスクで美しい日画をいつもいとおしそうにながめていた。 横山大観の展覧会に行きたいというから、じゃあ一緒に行こうと博多駅で待ち合わせをした。前日に何度も何度も電話で確認したホームにおばあちゃんはいなくて、慌てて必死に探したら、私の母が以前に贈ったあみめの大きなベージュのレースのよそ着をきて、

    おばあちゃんの思い出話と乳首責めの相性
    crexist
    crexist 2023/02/09
    落語っぽい
  • 罪を犯した

    俺は小学校の頃親の都合で転校したことがあって、言葉の訛りが発端になって転向後しばらくいじめられていた 悪口言われるとか無視されるとかなら別にどうということはなかったのだが、隣のクラスの多動系クズの行為がエスカレートして、そいつが休み時間のたびに物差しで頭を殴りにくるという状況になっていた 最初は怒鳴り返すくらいだったが、あまりに頭にきて一度そいつの腕をカッターで切りつけてしまった ちょっと血が出たくらいで大怪我させたわけでもないのだが、校内で問題になって「友だちと刃物でふざけていて怪我をさせた」ということで親も呼び出され、治療費も払わされた 俺は納得がいかず「相手は友だちでもないし、遊んでいたのではなくて自分の身を守るためにやったことだ」と何度も訴えたが、聞く耳は持ってもらえなかった それ以来そいつのいじめはなくなった しかし担任からは問題児として見られるようになってしまった まあ学年が変

    罪を犯した
  • ダチョウ門

    ある日の収録の事である。一人の芸人が、寺門ジモンの横で押されるのを待っていた。 広いスタジオの中には、ジモンとこの男のほかに誰もいない。ただ、所々頭の禿げた、大きな額に、蠅が一匹とまっている。ジモンがスタジオにいる以上は、肥後克彦や出川哲郎らが、もう二三人はありそうなものである。それが、この二人のほかには誰もいない。 何故かと云うと、この二三年、テレビには、コンプライアンスとか規制とか炎上とか云う災いがつづいて起こった。それでテレビのさびれ方は一通りではない。旧記によると、小島よしおが熱湯風呂に飛び込んだがリアクションをとらず、そんなの関係ねぇと言って炎上したと云う事である。 テレビがその始末であるから、寺門ジモンなど元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとそれを良い事にして、ジモンは肉にいく。グルメにいく。とうとうしまいにはオオクワガタまで持って来て、彼をネイチャージモンと云う習慣さえ出

    ダチョウ門
    crexist
    crexist 2021/11/18
    羅生門シリーズ
  • 会社でドナルドってしまう人間なのだが言い訳させてほしい

    自分はよく、モスをべる人の気持ちがわからないと言われる。自分ではそんなことは思っておらず、自分もむしろモスをべる人のことを考えマクドに誘導する側の人間なのでそういう線引きをされると困るのだが、おそらくこれは59円世代特有のものだと思う。(59円世代の人間全員がそうだと言うつもりはない) 自分は会社でよくドナる。ドナると言っても大声を出して威圧するわけでなく、ついランランルーしてしまう。 ただ冷静にランランルーしているようで自分の中では実際は嬉しい気持ちが2〜3倍にもなっており、完全にドナりだと感じている。大声で叫びたくなるドナりを無理矢理抑制してランランルーっているため、これはきっとマクハラ・ドナハラにあたるなとも思う。 なぜドナりを感じるかというと「ドナっている方が仕事が早く回る」というのが根にある。我慢にかかっているコストを全部ダンスに振り分けられるため、ドナっている方がハンバー

    会社でドナルドってしまう人間なのだが言い訳させてほしい
    crexist
    crexist 2021/11/17
    好き
  • コンプラ白雪姫

    むかしむかし、とっても美しい(※注1)けれど、心の美しさについては評価が分かれることもある、王のパートナーの方(※注2)がいました。王のパートナーの方は魔法(※注3)のカガミを持っていて、いつも魔法のカガミにたずねます。 「カガミよカガミよ、この世で一番美しい(※注1)のは誰?」 王のパートナーの方は、カガミがいつもの様に、 「ルッキズムのような形で受けとられるのは意ではなく、あくまで主観的な一意見として申し上げるということを前提といたしますが、あなたが一番美しい(※注1)です」 と、答えるのを待ちました。しかしカガミは、 「あなたの(※注4)娘、レインボーパーソン(※注5)です」 と、答えたのです。 王のパートナーの方は、レインボーパーソンの2度目の保護者(※注6)です。王のパートナーの方は強い遺憾の意を表して、レインボーパーソンをある特定の職業の方(※注7)に処理を委託しようと(※注

    コンプラ白雪姫
  • IT世紀末羅生門

    ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨雲レーダーを見ていた。 広い門の下には、この男のほか誰もいない。ただ所々ペンキの剥げた、大きな円柱にドローンが一機突き刺さっている。 羅生門が朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみを待つSIerプログラマーがもう二三人はありそうなものである。 それが、この男のほかには誰もいない。 何故かと云うと、この二三年、京都には地震とかDDoS攻撃とかEMPとかドローン攻撃とか云う災がつづいて起こった。 そこで洛中のさびれ方は一通りではない。旧記によると、サーバーやEVを打ち砕いて、その貴金属が使われたり充電池がそのままだったりする金属の塊を建築資材として売っていたと云う事である。 洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、 営業職が棲む、意地悪な顧客が棲む。とうとう

    IT世紀末羅生門
  • 原宿駅

    ある日の暮方の事である。一人の少年が、原宿駅の跡地で雨やみを待っていた。朽ちた柱に蔦の絡みついた、いまにも崩れ落ちそうな原宿駅跡地は、その昔、若人が大勢集う、たいそう賑やかな駅であったという。かつてこの地は「原宿」と呼ばれており、商いで栄えていたそうな。今は広大な荒れ地が広がり、かつての栄華は見る影もない。少年は荒野の真ん中でただ一人きりであった。ただ、所々地面から、かつてのビル群の瓦礫が顔を出している。少年は雨が止むまで、その瓦礫を見詰めて暇を潰すことにした。あれは、セシルマクビー、ピンクラテ、そして…Q-pot CAFE。少年は歴史がたいそう得意であった。 何故原宿がここまで荒れ果てたかと云うと、七十年ほど前、東京には、疫病とか五輪とか不況とか云う災がつづいて起った。そこで人々は住まいをこぞって京都に移し、それに続いて都も移された。およそ二百五十年ぶりの遷都であった。人の消えた東京のさ

    原宿駅
  • 増田「話してもいいかな?」 面接担当者は答えない。 面接担当者は、装置に..

    増田「話してもいいかな?」 面接担当者は答えない。 面接担当者は、装置に表示される増田の眼の位置を調整している。 増田「採用面接を受けるってのは緊張するよな」 「動かないで」 増田「すまん」 増田は身動きしないようにするが、最後には、おどおどした笑みを浮かべる。 増田「今年はもう、御社以外に何社か面接は受けてるんだ。けど、今回みたいなのは今まで…」 (割り込んで)「反応速度も採用に影響するから注意して。できるだけ速く答えるように」 増田は口を閉ざし、熱心にうなずく。 面接担当者の声は冷たく脅迫的だ。 「君はオフィスにいる。Windows 7を操作している。ふとExcelを見ると…」 増田Windows 7?」 「何だって?」 増田「なんでWindows 7なんだ?」 「Windows 7だって10だってXPだってOfficeを使うのに大した違いはないだろ。あくまでも仮定の話なんだから」

    増田「話してもいいかな?」 面接担当者は答えない。 面接担当者は、装置に..
  • 自分が無能になっていく感覚

    仕事が忙し過ぎて火を吹いてる。 案件の前半戦はそこそこ回った感じだったけど、 今の後半は酷くグダグダになってきてる。 前半戦から忙しかったけど、後半戦が始まったら色々と破綻して酷い事になった。 慢性的に寝不足で、判断力が低下したり 作業品質が低下したり(それが故に作業が増えたり)、 モラルハザードを起こしてるのがわかる。 起きてる時は頭頂部がワシっと何かに掴まれてる感覚があって ぜんぜん集中できない。 会話もよく頭に入ってこない。 日常会話もちょっとままならなくなってきて、 いつもは良く会話する方だったんだけど、 「え…、あ…」とか所謂コミュ障みたいになってる。 で、久し振りに人とご飯べに行ったら、 久し振りにうまく日常会話ができた感じで涙が出てきて、 誤魔化すのが必死だった。 で、まわりが気を遣ってくれて会話の糸口を 探ってくれているのも良くわかるんだけどそれがまたツラい。 抑うつ状態

    自分が無能になっていく感覚
    crexist
    crexist 2016/02/20
    すんごくわかる
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