ちょっと、いつもと違った趣向で書いてみましょう。ゲームの話、そう、去年からある方面ではたいへん話題の「艦隊これくしょん」です。 このゲーム、モバイル向けにはなっていませんし、ソーシャルゲームというわけでもありませんし、なぜ人気なのかは謎な部分もあります。 この話はすでに「ライフハックLiveshow」で3回にわたって触れてきました。みたいもん!のいしたにまさきさん(@masakiishitani)、おおつねまさふみさん(@otsune)をお迎えして放送した直近の回はこちら。 擬人化された旧日本海軍の艦艇「艦娘」を率いて双六のような仕組みで「敵」と戦う、とまあやっていない人にはなんのことかさっぱりわからない話だと思いますが、やりこんでいる人は膨大な時間をこのゲームに注ぎ込んでいるほどです。もはや中毒性、常習性といった言葉をつかってもいいほどに。 ところで先月まで続いていました日経ビジネスアソ
iPhone5Sが発売になっても、僕の愛機はN905iです。ガラケー・ラブです。だってよく考えてください。みんなスマホに移行すればするほど、私の前に広がる快適なデータ空間。やり放題の「あけおめメール」。米政府にデータをのぞかれることもなく、アップルに指紋を採取されることもない、幸せなケータイ生活がおくれるつうわけですよ。 しかし、ガラケーも長い年月使っていると、塗装が「ハゲ」、画面の色が「薄く」、プッシュボタンも心なしか「後退」してくるんですよ。見れば見るほど、孫さんが「買い換えろ!ボケ!」と言っている気がしてなりません。 まあ、そんな話はさておいて今回は、孫正義ソフトバンク社長のお話をしてみたいと思います。昔から一度は文章にしてみたいと思っていたんですが、iPhone5Sの発売も重なり今でしょって感じで書いてみます。 デジタルネイティブな若者たちから見ると、孫さんはお父さん犬のソフトバン
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夏野さんと孫さんのツイッター喧嘩に端を発した「iモードの評価」について、池田さんが書いた記事をRTしてコメントをつけたら結構反応があったので、ちょっと解説しておく。 http://news.livedoor.com/article/detail/6054212/ iモードの価値評価については、世界のケータイ業界ではすっかり定まっていると思う。私の考えも、それ以上でも以下でもない。当時の携帯電話の技術水準や「音声オンリー」であった業界趨勢において、画期的なサービスであった。規模がモノをいう「コンテンツ・パブリッシングと課金を提供するプラットフォーム」を大手がブランケットとして提供し、その上で栄枯盛衰は激しいが小さい投資で作れるコンテンツ/アプリが百花繚乱するという「プラットフォーム+エコシステム」の考え方も画期的だった。2000年代初め頃は、このiモードの成功が携帯業界では世界的に注目され、
2010年12月29日12:00 韓国が原発を受注できなくなった理由 カテゴリビジネスモデルマーケティング kinkiboy Comment(1)Trackback(0) 原子力発電所の受注をめぐる国際競争がホットになってきています。それに関連した面白い記事がありました。韓国の中央日報日本語版で、2回に渡る特集記事で、韓国が注力していたトルコでの原発受注が、最終段階で官民一体で攻勢をかけた日本の受注に傾き始めており、その理由は資金調達力の差だというのです。 日本に傾いたトルコ原発…結局は資金力(1) : 日本に傾いたトルコ原発…結局は資金力(2) : この記事によると、その理由は、トルコが初期の開発費用がだせないために、建設を受注した側が資金を負担し、後に発生する電気料金で回収する方式であるために、低利で資金が調達できなければ、それだけ電気料金を上げざるをえません。そのことにトルコが難色を
株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役 斉藤 徹 世界で最も急成長している企業として知られるGrouponだが、今まではその驚異的成長や共同購入の仕組みにフォーカスされた記事がほとんどだった。 ・ 創業2年で売上300億円,利益40億円。”Groupon” 成功の秘密 (5/6) では、さほど参入障壁が高くない共同購入クーポンのビジネスで、なぜGrouponは突出した業績をあげられるのだろうか?ちなみに前述の筆者記事ではGroupon成長の秘密を次の3点にまとめている。 リアル店舗の商材を扱っていること 徹底的にシンブルなサービスにしていること ソーシャルメディアを最大限活用していること しかしながら、これだけではGroupon独走の説明根拠としては足りないようだ。実は最も重要な差別化要素は企業文化にあるのだ。それを特集したブログ記事(Church of the Customer
プロフィールバックナンバー 教育学者のローレンス・J・ピーターは、「なぜ、組織には無能な上司が多いのか」をテーマとした画期的な研究を1969年に発表しました。 結論をとてもシンプルにまとめると、「人は能力の限界まで出世し、無能レベルに達すると出世が止まるため、大多数の上司は無能な上司なのである」ということになります。 結果、ほとんどの組織で、中間管理職やその上司、社長にいたるまで、無能な上司の方が一般的で、無能レベルに達していない少数派の平社員と、まだ上り調子の中間管理職によって運営されていることになります。この「無能仮説」は、みなさんの経験にもピタっと折り合うのではないでしょうか? そして、このピーターの法則で、実はいまの日本の停滞も説明できるのです。 なぜならいま、人口成長がマイナスに転じており、人口ピラミッドが日本全体でも、あるいは組織内においても崩れています。無能レベルに
同じ外資系でもいろいろあるし、業界他社の情報は辞めそうな人から漏れるというのは鉄則なんだけれども、担当していたプロデューサーが後任にきちんと引き継ぎせずに退職してしまうのは如何なものかと思う。 そういう話をしていたら、まとめて書いてくれというので雑感めいた感じで適当にうp。あとは、頭の良い人たちが少しは悩んでくれるんでしょう、きっと。 ● 総論とかの前提 この手の資料がうpされて、興味深く読んじゃうネット住民が多かったりとか。いや、事実だとは思うんだ、が、読み方がむつかしいんだよ。 日本経済の現状 http://rionaoki.net/2010/03/3448 日本の産業を巡る現状と課題 http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g100225a06j.pdf 家計から法人へ所得移転が盛大に行われたあとで高齢化の後押
年末商戦も薄型テレビは人気だが、国内メーカーはまるで儲からない。2008年度、国内首位のシャープ、2位のパナソニックはともに営業赤字。世界2位のソニーに至ってはテレビ事業だけで、1300億円の営業赤字を計上した。 上位総崩れの中、唯一黒字を確保しているのが、事業規模で劣る東芝だ。実際、東芝のテレビ事業は絶好調。国内シェアは06年の1ケタから09年には20%目前と約3倍に上昇した。しかも一貫してシェアを伸ばしているのは東芝だけ。この同社だけのテレビ黒字を、業界通は“電機業界七不思議の一つ”と呼ぶ。 シェアどん底からの復活 「本物」志向で口コミ呼ぶ 06年2月21日、東芝は薄型テレビの新ブランド「REGZA(レグザ)」を発表した。会場は前年末にオープンしたばかりの超高級ホテル、マンダリンオリエンタル東京。華々しさの裏側で、実は、東芝のテレビ事業は危機に瀕していた。 1990年代のブラウ
最近あちこちで講演によく呼んで頂いているもので、 「今日はじめて生グッチーを見る人てーあげて!? 」 って一回やってみたいと思っているのですが、いざ壇上に上がってみると、ああいう無意味なフレーズを言うのには相当度胸がいる、ということがわかってきました。 あれを毎回毎回繰り返している麻生さん、というのは偉いと思うとともに、いったいこれはなんなんだ、と思う今日この頃であります。 さて、日本航空公的支援と全日空の公募増資。 二つの道、みたいな報道があるけど、二つの道ではないでしょう。延長線上、というのが正しくて、ANAはぎりぎり公募増資ができるけれど、JALはもう公募増資も無理、政投銀でさえ、政府保証がいるというのはとてもすごいことだと思うわけで、ANAの先にJALがいるということですな。 よって延長線上。 JALには政治家のご子息や官僚のご子息がたくさんお入りになっているので全くたたかれないの
「なにをそんな当たり前のことを」と思われましたか? いやいや、聞き流す前にもう一度かみ締めてみてください。これは、故・松下幸之助氏の言葉です。 正しいことをやれば自ずと正しい結果が出る。一方で、間違ったことをやれば必ず間違った結果が出る――上に引いた“経営の神様”の言葉はごくシンプルなものですが、普遍の真理を突いた名言と言えるでしょう。 この言葉を人間に当てはめると、「成功している人はなぜ成功しているか。成功するようにやっているからだ。失敗している人はなぜ失敗しているか。失敗するようにやっているからだ」ということになります。 私はこれまでのビジネス人生で、実に様々な方々に出会ってきました。その過程で得た、素晴らしい「人生の成功者」からの教えは何物にも替え難い財産ですが、その一方で、「人生の失敗者」からも少なからぬ教訓を得てきました。実は、冒頭に掲げた10のチェック項目はいずれも、私が「人生
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン John Carey (BusinessWeek誌、ワシントン支局上級記者) 2008年8月4日発行号カバーストーリー 「The Real Question: Should Oil Be Cheap?」 米ルイジアナ州アミテで操業する鋳造・機械加工メーカーのアミテ・ファンドリー・アンド・マシンは、米製造業の屋台骨を実直に支えている企業の1つだ。同社の敷地では、廃棄された大量のくず鉄を1500度の溶鉱炉で溶かし、トラックの部品や油田掘削装置、その他重機部品へと再生させている。ニューヨークの世界貿易センター(WTC)に使用されていた30トンの金属を米海軍のドック型揚陸艦「ニューヨーク」の艦首としてよみがえらせたこともあった。 だが、業績好調だった
インドをはじめとするアジア各地のエスニック料理、沖縄や秋田など日本各地の郷土料理などの“屋台”が並ぶ。屋台といっても、祭りで見かける木材とビニールでできた仮設店舗ではない。ミニバンや軽トラックを改装したなかなかおしゃれなケータリングカーだ。ニューヨークやパリの街角で見かけても絵になるようなデザインで、周辺の風景にも自然に溶け込んでいる。午後1時頃まで、近隣で働くビジネスパーソンや観光客、フォーラムで開催されているコンベンションの来場者などが、それぞれの屋台に行列を作っている。 今回は、最近とてもにぎわっているこのネオ屋台村のビジネスについて考えてみよう。 ネオ屋台村には、日替わりで7~8店舗が出店する。例えば金曜日であれば、ハワイの郷土料理ロコモコを出す店やインドの定番料理であるカレー屋、牛・豚・鶏をスパイシーに炒めたスリランカ料理屋、さらにバターがたっぷり入った手作りワッフルとしぼりたて
日本は硬直的かもしれない しかし非効率ではない――フィナンシャル・タイムズ 2008年4月30日(水)10:36 デビッド・ピリングの記事 ・「出島」思考にとらわれる日本 ・日中関係の「毒性」やわらぐ ・全く東京的ではないあらゆるものが それこそが大阪の魅力 ・福田首相に聞く 解散時期は、テロ支援国家は 一問一答 ・日本の新首相、国と党の進む道を見据える ・日本経済と小泉神話 ・福田氏、自民党に警告する ・変わらなければ日本は取り残されると福田氏は ・総理がいなくてもやっていける日本 ・党の魂をめぐる戦い 自民党総裁選 ・安倍政権1年、ひどい1年は辞任で幕 ・日本の政局、膠着状態に直面 ・日本は絶対に原子力を手放さない ・FTと昼食を 安倍昭恵さんとランチ ・G8で2位の自殺率 助けを求める声に日本政府も ・それでも昔の日本には
いよいよ恒例のMac World Expo 2008が15日(現地時間)に開催される。 今年は、MacBook Airなるものが出るという噂で持ちきりだが、去年のMacWorld Expoでは、iPhoneが発表された。 iPhoneが発表されて早1年。残念ながらガラパゴス日本では、いまだにiPhoneが登場していないが、Wired誌の"The Untold Story: How the iPhone Blew Up the Wireless Industry"には、iPhone誕生秘話が掲載されている。 これを読むと、iPhoneがいかにAppleにとっても壮大な計画であったかが分かって興味深い。 そして、iPhoneがもたらしたものは、最終的にはケータイビジネスの再編だったことも理解できる。 以下は、B3 Annex抄訳で、記事の要点を時系列で紹介したい。 ■ケータイ参入でiPodの利
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Brian Hindo (BusinessWeek誌、企業戦略担当エディター、香港) 協力:Joshua Schneyer (BusinessWeek特別特派員、リオデジャネイロ) 米国時間2007年12月6日更新 「Monsanto: Winning the Ground War」 除草剤・農業バイオ技術大手の米モンサント(MON)の会長兼CEO(最高経営責任者)にヒュー・グラント氏が就任した2003年5月頃、モンサントはその社名をもじって“ミュータント(突然変異体)”と呼ばれていた。 モンサント(本社:ミズーリ州セントルイス)が販売する遺伝子組み換え種子への批判は高まる一方だった。モナーク(大型のチョウ)を絶滅に追い込み、新たな悪性のアレ
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