はてな匿名ダイアリー、通称「増田」にこんな投稿があって、ツイッターの私のタイムライン上でこれに関するちょっとしたやりとりがあった。 「高校1年だけどコンピュータ、インターネット創成期が羨ましい」(2012年10月12日) ごく短い文章で、あの頃は「資本がなくても大富豪になるチャンスがあった」らしいからという理由だ。まあ非常にわかる気持ちではある。あまり深く考えず気楽にそのときの気分を書いたということなら別に気にしないが、どうもそうでもないかもしれないという気がしたので、少しだけ書いてみる。高校1年とあるので、できるだけかみくだいて書くよう努める。 とはいえ最初にはっきり書いておくべきだろう。そもそも、「大富豪になるチャンスがあった」という論点そのものがまちがいだ。チャンスがあれば大富豪になれるのだったら、今の世の中、大富豪はもっとごろごろしているはずで、こういう議論にあまり意味はない。ひと