『理性の限界』(講談社現代新書)をはじめとする「認識の限界」シリーズや、天才数学者たちの思想を論じた『ノイマン・ゲーデル・チューリング』(筑摩選書)などの人気著者・高橋昌一郎氏が、科学の発達した現代になおも潜む「オカルト」をバサバサと切っていくのが本書『反オカルト論』だ。 「血液型」「星座」「六曜」「おみくじ」など日常に溢れている「占い」も、楽しむレベルなら問題ないが、それらを信じ込み、実際の行動に影響を及ぼすようなら、まさにオカルトの罠に陥ってしまっている。有名な「丙午」は出処も分からない迷信だが、前回の昭和41年は出生率が25%も激減。その前の明治39年には4%しか減らなかったことを考えると、時代錯誤の驚きの事実である。 こうしたオカルト現象は、一般市民にとどまらず、「死後の世界」を煽って〝霊感セミナー〟を行う大学医師やSTAP細胞事件など、学問に携わる専門家や研究者の間でも頻発してい
『西遊記』の沙悟浄って、みなさんどんなイメージ持ってます?カッパ?やっぱりカッパですよね? はい、ブブー!沙悟浄はカッパではありませええええん! え?じゃあ何という話ですが。 沙悟浄はお坊さん!カッパじゃない! 天界のおエラいさん 元々、沙悟浄は捲簾大将(けんれんたいしょう)という天界の役人。天帝を守護する近衛兵の大将であり、かなりの高官でした。 しかしあるとき、天帝の宝のとある器を誤って割ってしまって天界を追われることになってしまいました。鞭打ち800回の刑、さらに7日に1度は鋭い剣が飛んできて脇腹を貫くという罰を受け続けることとなり、ついには流沙河で人を喰らう妖仙となったのでした。なかなかヒデェ話です。 ちなみに、こんなイメージみたいです。 沙僧、沙和尚と呼ばれる で、下界での沙悟浄は中国ではだいたい「沙僧」とか「沙和尚」とか呼ばれて、お坊さんなんですね。人を食らう坊主という厄介なヤツ
誰が言い出したのか知らない「結婚すれば喜びは2倍、悲しみは半分」というフレーズを僕は結婚前から無責任な嘘と思っていた。浅はかだった。僕の見解は間違っていた。嘘どころか大嘘であった。ゼクシィを読んでいる人には申し訳ないが、結婚することで喜びは半分になる。悲しみは…変わらない、としておこう。こんなふうに正直者の僕が事実をお伝えすると一部既婚者の方々は「そんなことはない。我々夫婦の幸せは2倍どころか3倍になっている」と否定するかもしれない。仕方ない。人間は現実ではなく見たいものを見る生き物なのだから。誤解してもらいたくないが、マイナスの意味ばかりで幸せ半分と言っているのではない。感情の振り幅が減っていることは、言いかえれば、安定しているとも言えるからだ。問題は僕がはそんな安定を望んでいたのかどうかだ。責任。義務。経済的制約。生活のために汗をかいて労働し、汗を流せばファブリーズをかけられる。そして
夢は、やってみたいこと。 でも、なにもやりたいことが思いつかない。 という人は、 もしかしたら、 やりたいことと、できそうなことを、間違えてないかな? やりたいことを考えるとき、 「やったことがないからできなさそう」 「うまくいかなさそう」 「じょうずにできる自信がない」 「どうやったらいいのかわからない」 と思ったら、なにもできなくなります。 やりたいと、おもったときに、 できそうか、できなさそうかで、考えるのではなく、 なにを乗り越えなくちゃいけないかを考えて、調べて、乗り越える努力をすると、どんどんいろんなことができます。 どんな人も、最初は初心者です。 だから、初心者であることは、マイナスの条件ではありません。 また、やった事がある人の人生をなぞるのも効果があります。 僕は、ロケットを作ることになったとき、 過去に読んでいた、オーベルトや、ゴダートや、フォンブラウンの伝記がとても役
最近では起業するために速攻退学した大学生、一昔前だとプロいブロガー。彼らがなぜ叩かれ、はたまた炎上したのか、よくよく考えてみると僕自身にも当てはまることばかりで胸が詰まり、精神的にインポになりそうだ。彼らは別におかしいことは言っていない。《自分の人生を楽しみたい》と言っているだけ。人間なら当たり前のことではないか。人生を賭して面白いものをタダで見せてくれるのだから応援するかどうかは生理的にアレでも、少しくらい感謝をするのがスジではないかと僕は思う。なぜ、彼らが叩かれるのかといえば、自分の人生を肯定するために他者の人生を否定するから、その一点に尽きる。大概の人は自分の人生を一言でまとめられるのは好きではないと思われる。会社生活をしたことがない若者に「サラリーマンつまらないよね」と言われたら実際ムカつく。死ねよと思う。本来、選択行為において他人を否定する行為は前提条件ではない。「僕これやります
お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーが院長を務め、高学歴女子の悩みを解決する「カズレーザークリニック」が話題になっているようです。 テレビ朝日系の深夜番組「お願い!ランキング」内の1コーナー(不定期?)らしいんですが、毎回、カズレーザー院長の回答がやたら深いと評判です。 たとえば、こちらのツイート。 いいねが19万(!!)以上もついています。 カズレーザーのこの考え方メチャクチャに好き pic.twitter.com/6MLLwEIOCC — こがなのか@9.21肴者5周年ワンマン (@1_48m) 2016年8月15日 カズレーザー院長いわく。 人間どうせ幸せになるのよ ハッピーエンドに決まってるのに、なんでバッドエンドにしたがるの? 理由を見つけて自分が不幸だなと思おうとしてるだけで、思わなければずっと幸せだからね。 「不幸から目をそらす努力が必要」 完全に逆転の発想。 この考
こんにちは、川崎貴子です。私は女性に特化した人材コンサルティングの会社を経営する傍ら、婚活結社「魔女のサバト」という婚活セミナーを主宰しています。結婚アドバイザーとしてコラムを書いたり、男女のコミュニケーションを円滑にするための対談やセミナーを開催したり、11月からは「働く女性の為の結婚マッチングサイト」もオープン予定。働く女性の成功、成長、幸せのサポートという理念のもと、さまざまなアプローチで活動しております。 ** さて、自己紹介はその辺りにして。 ある夜、寝る前に化粧水やら美容液やらを塗りたくっている私を見て、夫が言いました。 「それって、何に効くの?」 一瞬ディスられているのかと思いました。日々すっぴんで過ごし、日焼け止めも塗らずに石鹸で顔を洗っている「男という生き物」が、私の化粧台に並んでいる小瓶たちの存在意義を理解できるはずはない。 私は塗りたくる手を止めずに言いました。 「“
秀頼「大名を城壁から落とす」=大坂夏の陣記述の書簡発見-日文研 オランダ平戸商館の東インド会社職員が商館長に宛てた書簡の写し。大坂夏の陣の際の城内の様子を記している(国際日本文化研究センターのフレデリック・クレインス准教授提供) 大坂夏の陣で、徳川家康に寝返ろうとたくらんだ大名が豊臣秀頼に「城壁から落とされて死んだ」。国際日本文化研究センター(京都市)のフレデリック・クレインス准教授は21日、長崎駐在の東インド会社職員の書簡などを分析したところ、大坂冬・夏の陣の詳細が記されていたと発表した。 オランダ・ハーグ国立文書館所蔵で、1609~33年の長崎・平戸のオランダ商館文書の写し524点を、同ライデン大と共同で分析した。 夏の陣が終わった直後の1615年6月11日付で、東インド会社職員が京都滞在中に聞いた話を商館長に報告した書簡には、「秀頼の数人の大名が、赦免が得られると考え、家康側に寝
2016 - 09 - 19 自分だけは特別な人間という心理。 自分だけは特別な人間という心理。 はてなで話題の18歳大学生〔大学中退済み〕が大学を中退して起業しようとするのも自分だけは特別な人間で他の凡人とは違うという気持ちがあるからだと思う。ということで18歳で大学を中退して起業しようとする人が自分だけは特別な人間だと思ってしまう心理について書いていきたい。 ☆俺だけは周りとは違う。優秀な人間だと思いたい。 誰しもが自分が能力が低く、なにをやっても成功しない人間だとは認めたくない。このような気持ちがあるため、優秀ではない凡人も俺だけは周りとは違う。優秀な人間だと思い込んでしまう。 ☆ありきたりな人生を送りたくないという気持ち。 周りと違うことをしたい、俺しかできない人生を送りたいという気持ちがある。こういう気持ちをもっていると俺しかできない人生を送りたいという考えを正当化するためにい
記事の概要:温水コインランドリーで洗濯したら、ウール製品が子どもサイズになってしまって悲しい。 このときはウールのカットソーがどうにもならない程に小さく、まるでフェルトのように縮んでしまったので、「ウール製品の縮みを戻す方法」を試さずに諦めました。 じゃあ、どうにかなりそうなもので試してみようというのが、今回のテーマでございます。 用意したもの1、少しだけ縮んだウール製品:帽子 2、蒸気の出るもの:ヤカン 3、巻き尺 ウールの縮みは、蒸気で解決!先日、「10センチくらいの縮みなら、蒸気を当てれば戻る」という雑誌記事を目にして、いつか洗濯に失敗したニット帽があったことを思い出しました。 記事では、パナソニック製の専用スチーマーを使用していましたが、そういった器具を使わず、非電化でやってみます。 まずは計測から 縦 22.5cm 横 27.0cm(一番長い部分を計測) 素材 ウール100% 果
レールに沿った人生なんてイヤだ、大学なんて無駄だから潔く退学して起業するよ、つって4ヶ月で中退した若者のブログが話題になっていた。僕は他人がどんな人生を送ろうと自分に影響がないかぎりどうでもいい。なので記事に対する反響の大きさに驚いている。なぜ、それほど赤の他人の選択に熱くなれるのか。反響は、世間知らず、勿体無い、といったマイナス評価が多かったように見えた。僕の元大学生に対する評価は少々異なる。僕のそれは「真面目な若者」だ。揶揄ではない。その真面目さが仇になるのではないかと心配しているくらいだ。僕ならレールに沿った人生を放棄したらわざわざ起業して働くなんてことは考えない。真面目すぎる。せっかくドロップアウトするならポケモンGOを使った詐欺を計画したりパチンコで稼いだりすればいいのに。僕はもう働きたくない。今、働いているのは生活のためであって出来ることなら働きたくない。大富豪の家に生まれてい
こんな記事が話題になっていた。 www.ishidanohanashi.com おれも物心ついたときからなにも考えず、「将来は灰色のスーツを着たサラリーマンというものになるのだろう」と漠然と思い浮かべて生きていた。ただ、サラリーマンになるにもそれ相応の学歴なども必要だろうから、という理由で塾に通い、中学受験をしたりした。神奈川県にはア・テストというものがあって……という理由をいちいち説明しないが、算数、数学、そして音楽や体育という実技から逃げるための中学受験という面もあった。おれは自分が想定していた中で最低のすべり止めの二次試験になんとか合格した。そこにも落ちていたら、地元の荒れ気味な公立中に通い、また別の人生を歩んだだろう。 それから6年間、おれは漠然と中高一貫の私学に通った。そして、大学に入り、灰色のサラリーマンになるために。男しかいない学校だった。高校3年になってからは、予備校にも通
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