池田信夫氏が、めずらしく経済学分野で極論を展開している。多分、どっかからツッコミが入ると思う(そう信じたい)のだけど、私にはトンデモに思える一方で、コメント欄やブクマには賛同意見が多いようなので、反論を書いてみたい。 まず、元々は『週刊ダイヤモンドの岸博幸氏の「ダビング10で市場縮小の恐れ」』への反論であって、この部分では異論がない。 確かに、岸氏の外部経済効果(ググって混乱したじゃないか)はおかしい。また、私も週刊ダイヤモンドの掲載文を読んでいないので断言はできないが、価格が上がると生産量が増えるという供給メカニズムで、コンテンツマーケットを説明して「価格決定」するという説明は、明らかに何かが間違っている可能性が高いと思う。 それを明快に指摘した部分では池田氏は良い仕事をしているとは思うが、ただ池田氏の主張している内容はかなり過激だ。この反論の中で、池田氏はわざわざ、グラフ中で「1商品あ