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ブックマーク / manba.co.jp (14)

  • 年を取るのも悪くないと思えるマンガ|テーマ別に読む[本当に面白いマンガ]第8回 | マンバ通信

    令和5年版高齢社会白書によれば、我が国の総人口に占める65歳以上人口は29.0%に達しているという。ただし、昭和の65歳は当に「おじいちゃん」「おばあちゃん」という感じだったが、今の65歳は見た目も中身も結構若い。70代、80代でも元気な人は元気である。そうした社会状況を反映して、マンガでも高齢者を主人公とした作品が増えてきた。 今回は、そんな高齢主人公たちが楽しく日々を過ごしたり、新たな一歩を踏み出したりする作品をセレクト。筆者はもう主人公たちのほうに近い立場だが、若い人でもこれらの作品を読めば、年を取るのも案外悪くないかも?と思えるはずだ。 ■65歳から始める映画作り まずは、たらちねジョン『海が走るエンドロール』(2020年~連載中)。『このマンガがすごい!2022』オンナ編1位に輝いた人気作なので、ご存じの方も多いだろう。 夫を亡くしたばかりの茅野(ちの)うみ子(65)は、久しぶ

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    deadman 2024/02/19
  • 永松潔インタビュー (代表作『ツヨシしっかりしなさい』『テツぼん』)【前編】製材所を飛び出して | マンバ通信

    「どこを探しても肉声が見つからないんです」「インタビュー記事が検索できない!」と小社の「マンガ読みマン」が騒いでいる。「あんなにビッグヒットを当てたのにですよ? 『ツヨシしっかりしなさい』は実写ドラマにも、アニメにも、映画にも、ゲームにもなった巨匠ですよ!」。行方を探し当てて、人となりと制作の秘密を、肉声を聞いてこい!と指令が下った。Wikipediaで予習すると年齢が72歳…いやいや、2022年は『テツぼん』がビッグコミックオリジナルで”連載300回”を超えたバリッバリの現役だ。多忙のなか時間をいただいて、都内某所の喫茶店で会うことができたのだった。 取材/文/撮影:すけたけしん 永松潔さん。 永松潔(ながまつ・きよし) 1950年1月5日、福岡県福岡市生まれ。1971年「コミックmagazine」(芳文社)に掲載された『望郷』でデビュー。1986年に「モーニング」(講談社)で連載を開始

    永松潔インタビュー (代表作『ツヨシしっかりしなさい』『テツぼん』)【前編】製材所を飛び出して | マンバ通信
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    deadman 2023/02/21
  • 野球漫画以前の水島新司。人情漫画の名作『カンコロめし』 | マンバ通信

    『カンコロめし』 ※通常、未読の方の為に詳細な作品内容を書かないようにしておりますが、今回の作品は現在読むのが困難な為、物語の内容を細かく記述しております。御了承下さい。 皆さんは「読むと泣くからなるべく読まない」、なんて漫画はありますか。私はまさに水島新司さんの『カンコロめし』がそうです。 お酒が入った状態で読むと体力を持っていかれるくらい号泣するので、飲酒しながら読むのは禁止しております。今回この記事を書くにあたってかなり久しぶりに読みましたが、やっぱり泣いてしまいました。 水島新司さんもそこまで泣かせようとしてこの作品を描いたわけでは無いと思うのですが、私にとって特別な感情を抱く漫画なんですよ。 野球に深い愛情を示し今も描き続けている水島新司さんですが、格的に野球漫画を量産する前はこういった人情漫画を多く描かれてます。 笑いも折り込まれ最後にほろっとくる良い話ばかりですが、現在読む

    野球漫画以前の水島新司。人情漫画の名作『カンコロめし』 | マンバ通信
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    deadman 2020/09/14
  • 『伊賀の影丸』に出てくる満月の多さ | マンバ通信

    皆さんは最近、月を見ていますか? 日々の忙しさにかまけて、そういえば夜に空を見上げていないなあという方もいるかと思います。 でも、この日は月を見た方がいいですよ。 2月20日。 2019年で最も大きな満月が見られる日です。 逃す手はありません。 なんせ1番なんですから。 他の満月を見て物思いに耽ろうにも、「どうせ2月よりは小さな満月なんだよなあ」と雑念が混じってきます。 「月はいいけどわざわざ外に出たくない」 「人混みで空とか見てたら変な奴だと思われる」 「地球の周りをぐるぐるしてるだけの物体」 なるほど。 こういった意見もあるでしょう。 この記事を少し経ってから見た人は、既に見逃している可能性もあります。 そこで! 外に出なくても手軽に満月を鑑賞できるマンガが登場するんです。 マンガの中の満月なら好きなときに好きなだけ眺めることができます。 そのマンガこそが、『伊賀の影丸』です。 『伊賀

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    deadman 2019/02/20
  • ピッコロさんのダンディズムについて | マンバ通信

    年をとってから『ドラゴンボール』を読み返して気づくのは、ピッコロという男の不思議な魅力である。この男は作品世界のなかですこし特殊な立ち位置にある。ピッコロというのは「大人の男」なのである。 永遠の子供である孫悟空を中心に、どちらかといえば子供っぽさが魅力になっているキャラクターが多いなか、ピッコロの魅力は得がたいものである。そこには「男がホレる男」という雰囲気がある。だれのことを兄貴と呼びたくなるかといえば、私はピッコロのことを兄貴と呼びたい。 たとえば高校生の自分が運動部に入ったとして、三年の先輩にピッコロがいてくれると嬉しい。もちろん入部当初は一人だけ顔が緑色の先輩がいることに面喰らうだろうし、「あの人、腕がもげても自力で再生できるらしいよ」という噂をきいて、一時的に距離を置くこともあるだろう。しかしピッコロ先輩の引退試合では、後輩の全員が自然と涙をながしている。ピッコロというのは、そ

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    deadman 2018/12/14
  • 「長谷邦夫先生の思い出」  竹熊健太郎 – マンバ通信

    赤塚不二夫のブレーン役として知られるマンガ家・長谷邦夫氏が11月25日にお亡くなりになりました。マンバ通信では生前長谷氏とも交流のあった竹熊健太郎さんに追悼文の寄稿をお願いしました。 最初に長谷邦夫先生と会ったのは1988年の初夏だったと思う。当時私は60年代の少年雑誌に関する取材をしていて、下落合のフジオプロまで先生を訪ねて行った。先生はトキワ荘作家で、赤塚不二夫とはお互いデビュー以前からの友人である。刎頚の友、と言っていい。先生と赤塚の交友についてはいくつかの文章のほか、マンガとしても描かれている(『赤塚不二夫 天才ニャロメ伝』)。 (『赤塚不二夫 天才ニャロメ伝』より) (赤塚不二夫と長谷邦夫) スタジオで一人ポツンと仕事をしていた長谷先生は、私が部屋に入ると執筆の手を休め、そのとき描いていた、何度めかのリメイク版『天才バカボン』のアイデアについて、私に語りだした。 「今描いているバ

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    deadman 2018/12/13
  • 【11月9日から!】本秀康の新作『あげものブルース』が「あき地」でスタート! 来春には単行本発売も | マンバ通信

    み、み、み、みなさ〜ん!今日から秀康さんの新連載マンガ『あげものブルース』が、亜紀書房の「あき地」でスタートしてますヨ〜!!!!!! さんと言えば音楽への造詣が深く、マンガ『レコスケくん』やCDジャケットのイラストなどなど、音楽にまつわる作品を数多く手がけるアーティストのひとりです。もしかすると、マンガ雑誌より音楽雑誌でさんの作品を目にしたという人も多いと思いかも。 そんな音楽大好き&ザ・ビートルズ通のさんですが、今年は『ザ・ビートルズ』(通称ホワイト・アルバム)のリリース50周年という節目を迎えるにあたり、このアルバムにオマージュを捧げるようなコンセプト・マンガの制作を決意! それが今回連載スタートする『あげものブルース』なんです。 マンガを描くに至った経緯はココを読むとわかるのですが、今回の連載は「ホワイト・アルバムの周年だし、マンガでも描こっかな〜」なんて、軽い気持ちでスター

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    deadman 2018/11/09
    なんかタッチ変わったな。佐々木マキみたいな感じになってる
  • 遠回りが実ったマンガ家への道「王様ランキング」goriemonインタビュー – マンバ通信

    今年8月にSNSで突然ブレイク、今もっとも更新が待たれるWebマンガ「王様ランキング」。その作者・goriemon(*当時。現在のペンネームは十日草輔)にインタビューをおこなった。 「たぶんこれがデビュー作だと思うけど、いきなりこんなクオリティの作品を描けるって、いったいどんな人物なんだろう?」と思っていたら、取材場所に現れたのは……。 「王様ランキング」とは… 耳が不自由で非力な王子ボッジが多くの人と出会い、成長していく物語。投稿サイト「マンガハック」にて更新中(ほか「ニコニコ静画」「マンガボックスインディーズ」でも公開)。「次にくるマンガ大賞2018」Webマンガ部門ノミネート作品。 40代で会社を辞め、マンガ家の道へ ──(あれ? 思ってたよりも……) 意外と年取ってて驚いたでしょう(笑)? 僕、43歳なんです。 ──HPに「2016年に会社を辞めてマンガを描き始めた」と書いてありま

    遠回りが実ったマンガ家への道「王様ランキング」goriemonインタビュー – マンバ通信
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    deadman 2018/09/19
    やっぱり中の人もものすごく優しい人なんだなあと納得。そしてインタビュアーの前田さん、さらっと山根青鬼挙げるところは流石。
  • 君は『五万節』を見たか? 「わりに合わないことばかりするマンガ家」上野顕太郎をめぐるトークセッション[第21回文化庁メディア芸術祭] – マンバ通信

    君は『五万節』を見たか? 「わりに合わないことばかりするマンガ家」上野顕太郎をめぐるトークセッション[第21回文化庁メディア芸術祭] 写真:池田晶紀(ゆかい) わりに合わないことばかりすることで定評のある孤高のギャグマンガ家・上野顕太郎が、『夜の眼は千でございます』で第21回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞を受賞した。「わりに合わないこと」が何を指すのかは文を読んでもらうとして、その受賞記念に行われたマンガ家・みなもと太郎と松田洋子とのトークセッションをお届けしたい。ウエケンに馴染みのない人にこそぜひ読んでもらって、その「わりに合わなさ」を体感してほしいと思う。 人間らしさの原点はギャグ 第21回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞を受賞した上野顕太郎氏 上野 (受賞に際して)このたびは、過分な評価をしていただいて、当にありがたいと思っています。以前から、みなもと先生とも、松田

    君は『五万節』を見たか? 「わりに合わないことばかりするマンガ家」上野顕太郎をめぐるトークセッション[第21回文化庁メディア芸術祭] – マンバ通信
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    deadman 2018/08/31
    5万節はマジで異常
  • 『あれよ星屑』完結記念 山田参助さんインタビュー(後編) | マンバ通信

    今のマンガのフォーマットでは日兵は描けない ──戦争のことについてうかがいたいのですが。このマンガ、最初は戦後のトボけたトーンが印象的なのですが、終盤かなりハードな戦中の内容になっていきます。これはもともとこういう構想だったのでしょうか? 二人が戦後すぐに出会うっていうものを作る時点で大陸モノになることは必至だと思っていました。マンガで日中戦争ってこれまであまり描かれてこなかったように思うので、「マンガ史的に押さえておきたい」とは考えました。 ──またそこも抜けているところだと。 ゴッソリ抜けてるし、今のメジャーなマンガのフォーマットで日兵を描くのは、大変難しいと僕は思っていて。海軍モノなどはあったりするけど、陸軍の軍服の美意識を今のマンガのフォーマットで追うのは 、きっとみんなしんどいだろうなあと。 ──「フォーマットで追えない」というのはどういうことですか? まず、今ざっと見渡した

    『あれよ星屑』完結記念 山田参助さんインタビュー(後編) | マンバ通信
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    deadman 2018/08/21
  • 2018年の今、新井英樹に聞きたい『宮本から君へ』のこと | マンバ通信

    写真:津田宏樹 4月からスタートしたドラマ『宮から君へ』がもうじき最終回を迎える。しかし原作を読んでる人ならすでに「あ、これは原作のこのあたりで終わるんだな」と予想がついているはず。『宮から君へ』には、ドラマ化されたエピソードの先がまだある。連載当時、物議を呼んだシーンも含めて。「ドラマ化をきっかけにこの名作を読んでほしい」、そして「もう一度『宮から君へ』について考えてみたい」という思いから、作者の新井英樹にインタビューをおこなった。彼の仕事場で。 春が来て…… ──『宮から君へ』(以下『宮』)は新井さんの週刊連載デビュー作ですけど、新井さんの初投稿作『俺たちには今日もない』(『セカイ、WORLD、世界』に収録)を読んだら、『宮』とはタッチも路線もまるで違っていて。この間にいったい何があって『宮』ができたんですか? さかのぼって話していい? 俺、もともと永井豪さんの『デビルマ

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    deadman 2018/06/14
    めちゃくちゃ面白い。
  • マンガとデザイン 『コマとグリッド考』 永原康史 | マンバ通信

    1955年生まれのぼくの少年時代は“トキワ荘”の漫画家の全盛期で、第二次漫画ブームの真っ只中だった。いつが一次で、三次があったのかどうかも知らないが、当時、第二次漫画ブームと呼ばれていたことだけはよく覚えている。「おそ松くん」「オバケのQ太郎」「サイボーグ009」などなどの時代である。 『少年』や『冒険王』『ぼくら』など月刊誌もまだ残ってはいたが、すでに少年漫画は週刊誌が主流になっていた。そのためか、月刊誌連載の「鉄腕アトム」や「鉄人28号」はちょっと古い漫画という印象があった。テレビでアニメが放送され毎週欠かさず観てはいたが、アニメ化されると漫画としてはもう古いと思っていた(小学生なのに生意気である)。少年週刊誌は『サンデー』『マガジン』『キング』の時代で、『ジャンプ』『チャンピオン』の登場はもう少しあとのことになる。 さて、そういう時代の絵を描くのが好きな子どもの将来の夢は漫画家と相場

    マンガとデザイン 『コマとグリッド考』 永原康史 | マンバ通信
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    deadman 2018/03/02
  • ドカベン31巻のすごさについて言いたくて……夏 | マンバ通信

    最初に結論を言いますね。 「ドカベン」31巻は、「ドカベン」シリーズ史上最高の巻である。 水島新司「ドカベン」31巻 (少年チャンピオン・コミックス) 自分と「ドカベン」との出会いは高校生のとき。古市で32巻セットを買って、そのときはそれが全巻セットだと思っていたんですけど、32巻は殿馬が世界的な指揮者アルベルト・ギュンター氏のもとへ旅立つところで終わり。調べたら、チャンピオンコミックスの「ドカベン」って全48巻なんですよ。「古売った人、中途半端なところで買うのやめたんだなー」と思いながら、続きを買い足し、48巻まで読み切ったとき。 とつぜん売り主の気持ちがわかってしまったのです。 「31巻だ。31巻があまりにもよすぎたから、それ以降のストーリーが色あせて見えて、買う気がなくなってしまったに違いない」と。 売り主の気持ちというか、つまりは僕の気持ちなんですけども。 もちろん31巻以降も

    ドカベン31巻のすごさについて言いたくて……夏 | マンバ通信
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    deadman 2017/08/12
    マンバいいメディアだと思うんですよ
  • コロコロコミックを愛し、コロコロコミックに愛された男 曽山一寿インタビュー | マンバ通信

    写真:川瀬一絵(ゆかい) 『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』あるいは『でんぢゃらすじーさん邪』というマンガを覚えておいででしょうか! (『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』1巻より) 主にハイティーンから20代の男性なら、あー!!!!!!! と叫びガタンと席を立ってくれるでしょう。そうです月刊コロコロコミックでずっと続いている、控えめに言ってすっげえくだらねえギャグマンガです。児童ギャグマンガの大傑作と言っていいでしょう。子供向けのマンガだと思われがちですが(実際にそうなんだけど)、大人が読んでも充分楽しめる内容なんですよね。マンガの文法を壊しにかかるメタ視点のギャグも炸裂してるし。 今日は「でんぢゃらすじーさん」シリーズの作者曽山一寿さんのインタビューをお送りいたします。 コロコロを愛し、コロコロとその読者に愛される曽山先生の貴重なインタビューをお楽しみください! マンガよりコミックスを作りた

    コロコロコミックを愛し、コロコロコミックに愛された男 曽山一寿インタビュー | マンバ通信
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    deadman 2017/02/14
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