猛スピードで駆け上がった。新しいビジネスを作り上げた。億万長者にもなったのに、どうしてこんなに不安なんだろう。「時代の寵児」と持て囃された経営者たち。その顔に焦りの色が滲み始めた。 社員の給料が高すぎて 六本木ヒルズ(東京都港区)のグリー本社を訪ねると、エレベーターホールから続くエントランスは、真っ白を基調とした広々とした待合スペースになっていた。来客者はゆったりとした白いソファに座って、アポイントを取ったグリー社員をそこで待つ。経費節約のために受付は「電話だけ」という会社が増えている中にあって、日本トップクラスの家賃を誇る六本木ヒルズで、来客者のために惜しみなくスペースを使う様は優雅さを漂わせていた。 来客者の一人が、その空間を「まるで巨大宗教団体の施設のようだ」と語っていたのが耳に残る。いまから2年前の2011年、本誌記者が取材でグリーを訪ねた時のことである。 当時、対応に出てきた広報
SPDYやQUIC登場の背景。Webの進化がプロトコルを変えつつある。HTML5 Conference 2013 Webをより速くしようと、HTTPよりも優れたプロトコルとして提案されたSPDY(スピーディ)。しかしそのSPDYによって、下位レイヤであるTCPの制限が顕著に見えるようになってしまい、そのことでTCP以外のプロトコルとしてQUICをGoogleが提案しています。 Webの進化は、インターネットのプロトコルにまで影響を与えようとしている、という非常に興味深い話が、HTML5のコミュニティ「html5j」主催のイベント「HTML Conference 2013」で行われた小松健作氏のセッション「最新Webプロトコル、傾向と対策」で行われました。 その内容をダイジェストで紹介しましょう。 最新Webプロトコル、傾向と対策 小松です。所属はNTTコミュニケーションズでHTML5の研究
連載第1回記事「子ども向けプログラミングの現場から(1):子どもにプログラムの手順だけでなく概念を伝えたい」 大学の広い講義室で、およそ100人の観客を前に自分でプログラミングしたゲームや作品を披露する子どもたち。「背景を自分で手描きしました」「カメの配置を乱数で表示させるように工夫しました」「飛ばした玉が遠くに行くにつれて、どんどん小さく見えるように大きさを変化させました」など、目の前にいる大人たちを物ともせず、堂々としたプレゼンテーションをしてみせる。 これは、2013年10月20日、筑波大学文京校舎で開かれたICT/プログラミンスクール「TENTO」の『第2回プレゼン大会』の様子。この大会には、同スクールに通う小学1年生~中学2年生までの計23名が参加し、約2カ月かけて制作した作品が発表された。 特別な子どもがプログラミングを学んでいるわけではない! 「TENTO」は、2011年にさ
330個の1000次方程式によるまどかマギカ pic.twitter.com/QnuOhXQfiT— りんご (@aomoriringo) November 27, 2013 上記のような、任意の画像の輪郭を数式に変換するプログラムを紹介します。 発端 Wolfram|Alphaには「Person Curve」と呼ばれる類の検索結果が存在し、「Barack Obama Curve」「Hatsune Miku like curve」とか検索すると、その人物・キャラを表したパラメトリック方程式とそのプロット結果が表示されます。 これについては以下に示すようにたくさんの記事があり、存在自体は早くから知っていました。 数式が解明されてしまった初音ミク。その他キャラクターを色々試してみました | 猫と杓子 http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1305/02/
ユーザーエクスペリエンス(UX:ユーザー体験、使い勝手などと表現されることが多い)には、五感への訴求、特定のアクションとの相性、情動の喚起など、実にさまざまな要素が含まれる。それらを総合的に考慮した「UXデザイン」の能力が、いまや企業の収益を左右する。UXを中核資産として育てるために、企業はどうUX能力を構築すればよいのか。GE、マイクロソフト、ビザ、シャープなどのUX戦略を支援してきたデザイン・コンサルティング会社フロッグのバイス・プレジデントが、5つの要諦を示す。 今日のビジネスでは、ユーザーエクスペリエンス(UX)が製品やサービスの全体的な質を代表するようになっており、エンドユーザーにとっての製品・サービスの妥当性や意義を決定づけるものとなっている。UXは見た目や触感から始まり、使用時にユーザーに対してどう反応するのか、人々の日常生活にどうフィットするのかというところまで、さまざまな
Androidは熟成したOSとなった。グーグルでAndroid開発に関わってきたエンジニア達も、このOSが他のモバイルOS(特にアップルのiOS)に対する「機能パリティ(機能均衡)」を実現しており、どんな相手とも競争できるようになったと考えているようだ。 この機能均衡を達成してからの数年間、グーグルはAndroidOSのさらなる改良に取り組んできた。まず最初にJelly Bean 4.1のリリースでは「Project Butter(※)」と題したプロジェクトによって、Androidの信頼性の向上と高速化を計った。 ※バターをパンに塗るときのような「なめらかな」操作感を目指しこの呼び名がつけられた。 グーグルは次に、高い機能性を維持したままAndroidの使用するメモリー領域を小さくすることに着手した。このプロジェクトは「Project Svelte(英語でスレンダーの意)」と呼ばれ、その結
コンテナ型仮想化「Docker 0.7」リリース。主要Linuxディストリビューション全対応、ストレージドライバ同梱、コンテナ命名も可能に コンテナ型の仮想化は、ハイパーバイザによってハードウェアを仮想化する従来の方法とは異なり、OSの上に分離された複数のユーザー空間を作り出すことで、物理サーバの上に複数の仮想サーバを実現します。 ハイパーバイザ型に比べてコンテナ型は非常に軽量で、それがいまコンテナ型仮想化が注目される最大の理由になっています。一方、ハイパーバイザ型では仮想サーバごとに異なるOSが選べるのに対して、コンテナ型はその仕組み上、一種類のOSに限定されるという制限があります。 Dockerはコンテナ型仮想化ソフトウェアとしてもっとも注目度の高いソフトウェアといえるでしょう。バージョン0.7では主要なディストリビューションすべてで利用可能になったため、これからの普及に大きなはずみが
「SI事業者が提供するクラウド・サービスは、生き残っていけるのでしょうか?」 ある講義の中でこんな質問を頂きました。私は、次のように答えました。 「これまでのユーザー企業との関係を踏襲したままでのクラウド・サービスは、長続きするとは思えません。」 「イノベーションのジレンマ」の中で、著者であるクリスチャンセンは次のようなことを述べています。 新技術のほとんどは、既存製品の性能を高めてゆくものです。各社はそれを競い、完成度を高めてゆきます。その行き着くところは、市場の求める要求を越えるものとなり、それ以上の性能の向上は、もはや競争力を生みだすことはなくなります。そうなると今度は価格競争となり、市場は拡大しつつも収益を上げることが難しくなります。 時として、同じ市場のニーズをカバーする全く新しい技術が生まれることがあります。この技術は、短期的には既に市場に存在する技術に比べて性能の劣るものでし
東京大学合格を目標に、国立情報学研究所などが中心となって開発を進めている人工知能「東ロボくん」が、大手予備校のセンター試験の模試を初めて受験し、全国およそ400の大学でA判定を獲得する成績を収めました。 「東ロボくん」は国立情報学研究所や大手電機メーカーなどが共同で開発を進めている人工知能で、9年後の2022年春までに、東京大学の入学試験を突破できる知能の開発が目標です。 23日は都内の大手予備校で東ロボくんが受けた初のセンター試験の模試の結果を講評するイベントが開かれ、900点満点中387点を獲得したことが発表されました。 この得点は偏差値で見ると45ですが、「数学I・数学A」と「世界史B」、「日本史B」の3科目では平均点を上回り、国公立の大学1校を含む全国404の大学で、8割以上の確率で合格できるA判定を獲得しました。 東ロボくんは市販のUSBメモリーにも入る4ギガバイトほどのプログラ
自動化ツールの必要性 昨今、仮想化およびクラウドの普及に伴い、サーバを短時間で増設することが容易になってきました。例えばユーザアクセスが増えてシステムの負荷が高くなった場合、サーバそのものは即座に準備できるようになりました。しかし、システムの設定は別途実施しなければいけないという状況も多々見受けられています。 サーバの台数が少なければ一台一台構築や設定を行えますが、何百台ものサーバを扱うとなると時間がかかって迅速性は失われてしまいますし、多くの人手が必要となれば設定の間違いが起こる可能性も高くなるでしょう。そして管理するサーバが増えたとしても、それらを管理する人は増えていないのが現状です。 そのため、サーバ構築とともにアプリケーションやミドルウェアの設定をも実施する自動化ツールが注目されています。 Chefとは Chef(シェフ)は、米Opscode社が提供するクラウドコンピューティングを
ご高名な個人ブロガーのイケダハヤトさんが仰天のエントリーを公開しており、僕もビックリしております。 今回イケダハヤトさんはブログをWordPressからlivedoorブログに移転なされたそうで、その理由について書かれていたのですが、その理由に仰天しております。 今回は一応ツッコミ記事を入れておきたいと思います。ただどちらかと言うとイケダハヤトさんに喧嘩を売りたいのではなく、読者の方に「勘違いしちゃダメだよ」と周知したい気持ちでございます。 驚きのサーバー代 イケダハヤトさんはブログ内でこのように語っております「毎月2~3万円かかっていたサーバー代が最大でも1,890円まで下げられる」 !?(゚д゚) 僕は月間100万PV前後のサイトも運営してますが、ぶっちゃけるとそのサイトはエックスサーバーのX20プラン…12ヶ月契約をすると月額2,100円で運営出来ているんですが…。 イケダハヤトさん
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