国連総会演説:侮辱映画への反発相次ぐ…イスラム教圏－ 毎日ｊｐ(毎日新聞)

【ニューヨーク草野和彦】国連総会で、イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱した米国製映画に対する反発がイスラム教国から相次いでいる。民主化運動で政権交代を果たしたエジプトとイエメンの両大統領らが演説で「許し難い」と批判。オバマ米大統領は「言論の自由」を理由に理解を求め、クリントン米国務長官が個別会談で事態収拾の糸口を探ったが、罰則の必要性を訴える国もあり、米国とイスラム諸国の溝を浮き彫りにしている。 「数十億のイスラム教徒への憎悪を扇動する行為に最も強い非難を表明したい」。２５日、パキスタンのザルダリ大統領が演説で声を荒らげた。同国では映画に抗議するデモ隊が治安当局と衝突、多数が死傷した。大統領は「国際社会は『表現の自由』を悪用する行為を罰しなければならない」と述べ、国連の取り組みを促した。

[wackunnpapa]

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