いつ、だれが、天皇を「特殊な存在」にしようと目論んだのか？

だれが「天皇」を作ったのか おれは前に、易姓革命の対象にならない、中国の皇帝とも違う、ほかの国の「王」とも違う、「神格化された天皇」についての本を三冊読み、その感想を書いた。 古代日本と天皇の起源に興味を持ったので、いろいろ調べてみた。 そこで松本健一がこんなことを述べていた。 日本の古代国家において、そういう虚構をつくりあげた人物（もしくは組織）があったことは、たしかである（現在の私は、その人物が天武であり、その協力者が藤原不比等だったのではないか、と考えている）。 『「孟子」の革命思想と日本』 そう、天皇の神話というものは自然発生的に生まれたものではないだろう。自然発生したところがあったとしても、それをまとめた『日本書紀』の編さんにおいては、その時の権力者による希望が反映されていないわけがない、そう思った。 で、だれなんだ？ とか思いながら、古代日本あたりの本を読んでいて、こんなタイト

[goldhead]

寄稿いたしました。藤原不比等が天皇の神話も『日本書紀』もでっち上げたんだぜ、という本と小説を紹介しています！

[esbee]

日本の天皇とか、ヨーロッパの教皇とか、権力に正当性を与える宗教的権威と政治的トップを切り離すと責任を押し付けあえて便利という権力者の悪知恵を感じるよね

[watto]

私が 岩波新書『法隆寺を歩く』を読んだ時の感想も「そうか、法隆寺を作った（神格化した）のは藤原不比等だったのか！」でした。自ブログリンク失礼 https://www.watto.nagoya/entry/2021/10/22/160000

[uunfo]

そうなんだよね。日本の歴史の教科書では、天皇は卑弥呼の次にいきなり権力者として確立した存在として出てくる。よく分からないままいつの間にか日本のトップになってお飾りに。朝鮮出兵のこだわりも説明不足

[rose86tan]

古代の歴史を日本はもっとちゃんと調べてほしい。古墳を、どんどん調査して、古代の魅力をもっと明らかにしてほしい。ローマとか中国のように。

[kotetsu306]

watto氏のブログにもブコメしたんだけど、蘇我王朝を消し去るために厩戸王を持ち上げるかね？めっちゃ蘇我氏の血が濃い人なんだが(蘇我毛人の父方母方ダブル従兄弟にして義弟)

[homarara]

うーん……。本当の所なんて俺にゃ判らんけど、これって要するに「陰謀論」なんだよね。こうだったと考えることも出来る、というだけの。面白い、以上の評価を与えるには専門家の検証を経なければ危なかろう。

[programmablekinoko]

とはいえ、皇族、大伴氏や蘇我氏・物部氏の末裔も健在の頃、というか不比等の息子以外に藤原氏皆無の時代なので、壬申の乱の勝者たちの認識の公約数的なもんでは。大伴氏主導の万葉集も基本書紀とリンクさせてあるし

[zefiro01]

支配の正当性を必要としていたのはまず武力による政権奪取が短期間に二度続いた当時の王家自体な気もします

[khtokage]

面白い。ただそもそもの「ほかの国の『王』とも違う、『神格化された天皇』」は、王権神授や現人神は世界各地にある事なので、そこまで他国と比べて特殊なのかな、と思う。元の書籍を読んでないので分からないけど。

[georgew]

藤原不比等陰謀説。添え物に聖徳太子不在説。抜群に面白い「小説」。

[neputa]

次の権力が丁寧に前権力の歴史を書き換えるの中国史みたい。大陸の影響を受けまくってたから案外ありえるかもしれんし。面白過ぎる話しは創作が含まれていると警戒してしまうが、歴史は解釈の戦いなので楽しい。

[sigwyg]

天皇は特別なんだ。古事記にもそう書かれている。

[sds-page]

面白いといえば天皇BLこと「天智と天武」も面白いよ

[corydalis]

ニーチェだったか忘れたが「神への道を独占するもの」が都合よく神を利用してきたのが東西を問わない現実だったので神自体をでっちあげる人がいたとしてもおかしくないでしょという話。明治政府の天皇利用もその通り

[nyankotsu]

藤原不比等も「等しく比ばず」なんて名を後世の誰かが聖徳太子のように与えたのかと思うと妄想が広がりんぐ

[solt-nappa]

おもしろそう。

[eggplantte]

まぁ日本書紀と古事記の編纂時期や背景を考えると、持統天皇(上皇)と藤原不比等のタッグが作り上げたと考えるよね。

[ken530000]

歴史学ってよくわからないんだけど、こんな推論だらけで良いものなの？ケチをつけたいわけではないけど、あまりしっくり来なかった。読み物としては面白そう。

[aramaaaa]

大山本はそれなりに興味深かったけど、これ一冊で「古代史の真実を知った」と思い込むのはやめた方がいい。歴史は残念ながら、それほど面白くもダイナミックでもない方が正しい事が多い。

[napsucks]

明治の頃の話かと思ったらずっと昔の話だった

[nekonyantaro]

古代から権力者が政敵に対して優位に立つ手段として宣旨とか綸旨とか利用してきた。一方で一般民衆を支配する手段になったのは明治維新からで、戦時中にそれが強化され今もその名残が続いていると解釈している。

[u_eichi]

なんだこのつまみ食い知識の無責任な駄文。各地の古墳群、欠史八代、雄略武略の粛清、継体（非ヤマト王権の淀川水系権力）、部民制、葛城氏、昔の話として推古朝で終わる「古事記」、乙巳の変、壬申の乱…

[hofdamaan]

儒学の忠孝や家に仕えるという道徳が強い中で、古事記や日本書記や日本の初期の貴族に関するこういう文献を再発見してしまったんやろうなぁ。人文復興ならぬ崇拝復興というか

[tach]

梅原猛『隠された十字架』(1972)も藤原不比等が日本史捏造という点で本質的に同じかも、あちらでは聖徳太子が怨霊として法隆寺に封じ込められてるがhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%A0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%8D%81%E5%AD%97%E6%9E%B6

[ayumun]

大山論なっついな。まだやってんだな。フィクションの元ネタには良いと思うんだけどね

[kousyou]

"大山誠一「聖徳太子架空説」の誤り - 聖徳太子研究の最前線" https://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog/e/cd4a360efec5749db439a9126a9b7212 / 同「大山誠一「聖徳太子虚構説」への批判」　https://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog/c/a6bb5a8dadb31cba1a3cd2bb297bf3ee

[hasiduki]

“大山誠一”この人は妄想的で非科学的でダメな感じの人だったはず！！！！別の本も読んだ方がいい！！！！古代日本の研究の最先端は素人が想像するよりはるかに科学的だ！！！！／森博達先生の本おもしろいよ！！！

[yogasa]

もう何冊か別の人の読んでからブログ書いた方がいいと思うけど

[gm91]

ごめん、実はそれオレ。

[hyphenkorosi]

あとは、継続して天皇は特殊な存在であり続けたのか＝過去の特殊な存在にしたてあげた天皇のイメージは今まで継続しているのか、が分かるとなお良い

[moonblogger]

“藤原不比等”

[shikiarai]

不比等以前がアレなら物部氏とかいうさりげなく謎でバカ強い存在も一緒に解かないとって勝手に思ってるけども。蘇我が神武から大王に仕える物部を討ち、藤原が蘇我を討つなんてまあまあ微妙なストーリーラインだし

[mouki0911]

妻を蘇我氏から迎えているのを見ると胡散臭いにも程がある。

[kjin]

面白いよね。偏見だけど男性がハマりやすいイメージ。家系図興味持って…、とか。奈良なので子の武智麻呂とか長屋王とか思い起こすけどその死後、子の世代になってその野望がどうなったとかも書いてあるんだろうか

[beejaga]

権威と権力の分離は普遍的なもの（いじめもルールや常識を権威に暴力を振るう）だけど、一神教とは違って天皇は自身が権威で亜をながら権力も持ったりと不安定ながら続いているのが特別だし面白いしタチが悪い

[blueboy]

これは日本書紀とは整合的だが、古事記とは矛盾する。古事記にはすでに歴代の天皇が記載済みだ。本説から言えるのは「蘇我馬子の時期には、蘇我馬子が天皇よりも実権を持っていた」ことだけだ。大王でなく将軍だね。

[rlight]

要約：藤原不比等がでっち上げたとする説の書かれた本を紹介している

[daij1n]

おいおいおい、トンデモ論じゃん。天皇に血縁送り込んで国政権力を掌握する仕組み元祖は蘇我氏だぞ。（推古天皇の母親が蘇我馬子の姉）だから藤原なんかよりずっと前から天皇の権威と統治性は存在していたことになる

[tfurukaw]

日本的権力の切替りって前権力を活かしますよね。徳川も吉良今川といった足利の血統を高家として遇するし、源北条も藤原系の五摂家を将軍にするし、と考えれば藤原がその前の権力者の天皇家を持上げても不思議はない