「砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)」川北 稔 著

1996年の発売以来売れ続けている世界史入門定番の一冊。砂糖の広がりを通じて様々な地域がつながりあい、ダイナミックに変化していくさまが平易なことばとわかりやすい解説で描かれており、世界史の面白さがこれ以上ないほどに詰まっているので、まぁ、読んでいる人の方が圧倒的に多いでしょうが、あらためて紹介しておこうという記事。 本書とあわせて記事下に列挙した書籍を参考にしつつ、大まかな砂糖を巡る歴史を概観しておこう。 歴史上、砂糖は西漸しつつ世界に広がった。砂糖の原料であるサトウキビはムスリム商人によってイスラーム世界の拡大とともに西へ西へと伝播し、十字軍によって地中海世界へ、スペイン・ポルトガルによって大西洋諸島さらに新大陸南米へ、イギリスによってカリブ海諸島へと広がりを見せる。この拡大の過程で砂糖は「世界商品」として人びとの生活に欠かせないものとなっていく。 サトウキビ栽培と製糖の特徴として、第一

[timetrain]

これは傑作だった。これと「コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液」をセットで読むと、ヨーロッパの外道っぷりがさらに際だって面白くなる

[u-chan]

『甘さと権力―砂糖が語る近代史』という名著あり、ご一読を。「同じ重さの金と砂糖が取引」からわずか100年で「貧乏人は砂糖でもなめてろ！」と、需要が高い製品はわずかな期間で閾値に達すると教えてくれる。

[muchonov]

id:u-chan さんの挙げてるシドニー・ミンツ『甘さと権力』は世界システム論×歴史人類学の金字塔ですが、『砂糖の世界史』を書いた川北稔先生はこの本の翻訳もしているのです！

[maturi]

イギリスの砂糖入り紅茶が一般化した時の話が面白かった（砂糖＝中南米由来、紅茶＝アジア由来）イッツ大英帝国！日が沈まない帝国の端と端から来た産物が下層労働者のテーブルにのぼるように！

[augsUK]

この本は傑作だった。同時代の大西洋中のダイナミズムと奴隷含む三角貿易が今では身近な砂糖からとはと昔思った覚えが。

[mustelidae]

じゃ読みます

[machida77]

岩波ジュニア新書の名著／このテーマではエリザベス・アボット『砂糖の歴史』も良い。

[jaikel]

日本史と砂糖の絡みだとこれが面白かった。 http://www.amazon.co.jp/dp/4048684108/　/どのような物であろうと富は常に血とともにあるのだ。

[Lycoris_i]

高校の時に課題図書みたいに出されて読んだなあ。

[Totty-Totty]

「砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)」川北 稔 著 1996年の発売以来売れ続けている世界史入門定番の一冊。砂糖の広がりを通じて様々な地域がつながりあい、ダイナミックに変化していくさまが平易なことばとわかりやすい

[high-d]

高校生の時に世界史の先生から勧められて読んだ。高校生でも夢中になって読めるほどの名著。ちなみに，世界史の先生の名前は「佐藤」であった。

[py0n]

塩とか砂糖とか胡椒とか、全部血塗られているのか。

[tal9]

これはおすすめの1冊

[nisatta]

「バナナの世界史」も面白かったよ。こういう話（http://d.hatena.ne.jp/sayakot/20071010）に興味があるならオススメ

[hoozuki37]

名著です。綿シャツ着てコンビニでお茶やコーヒーとチョコを買うだけで豪華な気分になれる。

[fb001870]

知らない名著がまだまだ出てくる

[tengo1985]

茶の世界史もおもしろい本だった気がする

[kimzo]

よい紹介

[rebooootmasato]

立ち読みしかしたことないけどこれは面白い本。ひさしぶりに思い出したから明日吉祥寺で買おう。

[teteto]

たしか中１の頃読んだ。身近な砂糖がどれほど世界を回り血と汗に滲んだ代物か思い知った。子供にこそ読んで欲しい本。

[launcher]

昔読んだ、砂糖の歴史というより奴隷制を含むプランテーションの話が多かった。

[pikopikopan]

そのうち読む

[clucklucklucky]

読もうと思ってたやつやー

[daybeforeyesterday]

うーむ

[lucifer_af]

「日本と砂糖の関係と言う点では琉球史と密接にリンクして、現在の沖縄を巡る諸問題まで一気につながってくる」

[matsui899]

人という天然資源

[DG-Law]

永遠の名著だと思う。