経済学者ブランコ・ミラノヴィッチ 「世界の格差は縮小に向かっている」 | 先進国の中間層が「困窮感」を覚える理由

「格差が減った」と感じにくい理由 ──あなたによれば、私たちは「格差の大収斂」の時代に生きていて、世界はこの100年間で類を見ないほど平等になっています。しかし、そのように感じる人がほとんどいないのはなぜでしょうか。 人々は、主に自分の国で起きていることに集中します。1980年から国家内部での不平等の増大がみられました。フランスのような例外もありましたが、米国や英国、中国、インドで起こっていたのはまさにそれであり、それらの国々の人々の関心を占めていました。 そして、経済学者のトマ・ピケティが『21世紀の資本論』を出版してからは、世界で不平等が増大しているという認識は一段と広まりました。 私が提唱した「エレファント・カーブ」では、グローバルで見ると、1%の富裕層とアジアの中間層が、他グループとは対照的に所得を増やしている事実を示しています。 世界的な不平等が縮小していることは、アジアで起きて

[tikani_nemuru_M]

各国の【国内の】格差は拡大しているが、国家と国家の間の格差は減少しているので、結果的に世界の格差は減少している、と。なるほどね。絶対的貧困が減少していることは確かに人道的に正しいことだろう。

[donovantree]

少なくとも中国の中間層は増えた。日本に捌ききれないほどの観光客が訪れてる。次はインド、インドネシア等の人口が多い国の中間層が増える。世界的にみれば格差は減るよね。対して日本の中間層は衰退した。

[anmin7]

中国とは違う「とるに足りない国」から収奪して、中国の貧困層に配れば世界の格差はなくなるって話になるぞこの理屈なら。 再分配をやりたくない人間がほくそ笑んでる。支配者層には都合のいい話。よかったな地下猫

[kei_mi]

賃金が全世界的に平均化されているからでは。　先進国の労働者にとっては減るし、先進国以外の労働者に対しては増える。　この場合先進国の賃金を払う側は更に富む。

[osugi3y]

先進国の格差は減っているが日本ではそれを実感できないのはすでに先進国ではないことに気づいていなくて前提が違うからだったのか。なるほど鋭い指摘だ。

[otologie]

自然エネルギーの技術を発展させなければ資源が足りなくなると思うけど。何十年かはそういう停滞期もあるだろうな。

[vbcom]

いや、普通に貧しくなってるだろ。日本は昭和末期の方がどう考えても豊か。先進国で貧困層が増えてて発展途上国の方がましみたいにもなってる。

[MIZ]

“貧しくなっているかというとそうではなく、ただ停滞しているだけなのです”