動物の権利運動は部落差別？ - 道徳的動物日記

otapol.com 上記の記事とか、それ以前からよく言われている「動物の権利運動は部落差別だ」的な主張に対する一般論的な反論。 多くの社会運動では、現行の社会で認められている社会制度を不当だとして、その制度に規制をかけたり撤廃したりすることが目標とされる。そして、運動がある程度以上の成功を収めた場合、運動の標的となる制度に関わる職業にも影響が出てくる。奴隷制反対運動の場合は奴隷農園の主は奴隷を使用することができなくなり、農園の運営が難しくなったり閉鎖せざるを得なくなったことも多々あっただろう。死刑執行人を生業としている人がいる国で死刑廃止運動が成功すれば、死刑執行人は失職する。農園を閉鎖した農場主にせよ失職した死刑執行人にせよ、本人や関係者たちからすれば「社会運動のせいで自分が不利益を被った」ということになり、苦々しい思いを抱くかもしれない。 しかし、「ある制度は不正であるから、制限・廃

[miruna]

アニマルライツが目的の運動なら食肉や畜産自体を批判するようなスローガン掲げないでしょ屠殺の方法についてではなく屠殺そのものを道徳的問題として批判しているのだから部落差別と同一視されて当然

[TakamoriTarou]

部落差別と同じ構造の差別と言う指摘は「仕事に従事している人がいるのだから、その制度は廃止するべきではない」と言う意味ではない。曲解しても反論にはならん。動物や倫理学やアメリカについて学ぶ前に歴史を学べ

[Midas]

みんなヴィーガン思想を「理想」vs「妥協案(気持ちはわかるが生きるとは罪深い行為なのだ…」の対立だと勘違いしてるが誤り。そうではなくこれは「なぜ都会で消耗してるの？」と同じ(「会社をなくそう」ゆうてるだけ

[zheyang]

屠畜は残酷で誰もやりたがらないから被差別部落の人たちに押しつけたわけで、部落の人を屠畜業に従事させ続けることこそが差別構造の維持／一気に菜食が進むことはないので屠畜の人は徐々に別の仕事に移行すればいい

[wideangle]

アニマルライツ自体が、というよりは、無知からなのかわざとなのか既にそういう発言が散発してることじゃなかろか。職業自体について倫理的に劣る、であるとか、悪、であるとかそういう表現が出てるのはどうなの。

[imakita_corp]

昔（90年代終わり頃）、猫の「猟師」に対してある猫愛好家が割と直球なこと言ってた記憶がある。正確な内容は覚えてないが直球だなあと。海外は知らんが日本だとあの手の運動は部落差別に繋がりやすいとは思う

[loreleis]

原理的には筆者の言う通りなんだが、欧州におけるハラル屠殺と動物福祉の対立のようにイスラムフォビアの力を得て権利運動を進める人もおり、そういう可能性や危険性に思い至れないのはナイーブ過ぎると思う。

[tohshindainokawaisa]

“「この制度を撤廃/規制すると関連する人の仕事が奪われるから撤廃/規制されるべきでない」”これはなぜ正当性を説明する根拠にならないの？これで論破したつもりらしいけど現実の議論の仕方を知ったほうがいいよ

[maeda_a]

“「ある制度は不正であるから、制限・廃止すべきである」という主張に対して「その制度に関連する仕事に従事している人がいるのだから、その制度は廃止するべきではない」と主張しても、それは反論になっていない”

[rag_en]

所謂『「運動」の崇高化』。概して「Social Justice」系の主張は『只の自称「正しさ」』だという認識から始めて欲しい。/後、連続で指摘してるけどその論法もう死んでるのでhttp://b.hatena.ne.jp/entry/4669061990996618274/comment/rag_en。