「罪をつぐなう」ということ - いつか電池がきれるまで

観ていたワイドショーのなかで、『絶歌』の発売について、街の人の声をきいていたのです。 そのなかで、「罪もつぐなっていないのに、こんなふうに本を出すなんて……」と答えていた人がいました。 そうだよね……と思いつつも、僕はふと考えたのです。 いったいどういう状況になれば、「少年A」は「罪をつぐなった」ことになるのだろう？と。 いまの世の中の慣習としては、罪に対して、刑務所で服役したり、罰金を払ったりすれば「罪をつぐなった」ということになっています。 その後は、基本的に、外部から何かを強要されることはない。 もっとも、「少年A」は、犯罪をおかした年齢が低かったので、当時の少年法にもとづいて裁かれ、刑務所で服役してはいないのですけど。 現実には、それとは別に「刑務所帰り」に対する偏見のような「社会的制裁」もあります。 「人を殺したことがあっても、刑務所で服役して帰ってくれば、『罪をつぐなった』から

[tama___si]

被害者(遺族)感情的につぐなうことと、社会制度的につぐなうことは違っているので仕方ない。前者の意味でつぐなうのは事実上不可能だと思うし、なので後者の意味でつぐなえば罪をつぐなったとせざるをえない

[QJV97FCr]

罪を償ったら何してもいいのかってのは別の問題だと思う。それより彼が罪を償ってないと思ってる人がいる方が怖い。

[fukken]

鈴木太郎さんとか山田一郎さんとして本を出すなら誰も咎めんよ。「酒鬼薔薇聖斗」が出版してるからみんな怒っているんだ。これは更正とは関係ない

[karigari]

いくら考えても僕にもわからない。わからないということがある、ではダメなのかなあと思いますね。

[yarukimedesu]

法のルールだけで、割りきって考えられることができる人は、きっと強い人物なのだと思う。少年Aは、実名で、遺族から了解を得れば、世間の感情も違ったと思うが、それ以前のことは、難しい。

[plutonium]

累犯の更生には期待しないし、重犯のつぐないも被害者や社会を納得させるようなのは不可能に近いと思う。よって本音を言えば別次元にとばしてそちらの世界でよろしくやってくれればいいと思う。

[iww]

刑を終えて再犯でもするようならアウトだけど、出所後に何もなかったようにごく普通の生活するってのは ちゃんと更生したってことで それは良いことじゃない？

[KoshianX]

さだまさしの「償い」を聞くしかないのでは。

[IkaMaru]

そもそも「お前は罪人だ」と突き放されているうちは更生などできない。社会復帰を促すには彼らに寄り添う必要があるが、それがイヤだというなら一生悪人の前科者と共存するしかなくなる

[dorje2009]

更生の見極めは難しいことだろうけど、刑期を終え更生した人は社会復帰させるべき。それを妨げるような社会的制裁は再犯の可能性を高めて、あらたな犠牲者を出すことにつながると思うから。

[runa_way]

子供のころ私をからかってきた奴らに対しては、監禁し手足を切断し、私の気晴らしで心身に暴力を与え、それを見せ物として私の収入源になることを一生してくれないと償ってもらった気にならないな、とよく夢想する。

[o_mega]

“「罪をつぐなう」という言葉やイメージは、多くの人が持っているはずなのに、その具体的な例というのは、『恩讐の彼方に』とか『レ＝ミゼラブル』みたいなフィクションの中にしかありません。”

[pribetch]

“いったいどういう状況になれば、「少年A」は「罪をつぐなった」ことになるのだろう？”　最低限被害者に毎月反省の手紙と賠償金を送るところから。https://www.youtube.com/watch?v=CgcYtlkLmP4

[oktnzm]

id:fukken 著者は「元少年A」ってなってるけど…「酒鬼薔薇聖斗」ではないよね？ http://www.amazon.co.jp/dp/4778314506/

[asitanoyamasita]

『「犯罪なんて割のあわないことはしない」というのは「反省」というより「計算」でしょうし。』

[about42]

なぜ犯罪に至るか、もうしない状態に人を変えられるのか、刑罰とは何か、償うべき被害の範囲は何か、現状の社会的制裁を認めるか。刑事学でかじったけど忘れてしまったな

[nowa_s]

犯罪と刑罰はある社会の決まりごとの話で、罪とつぐないは別の話。犯罪とはされていない罪もあり得るし。苦痛を伴う死刑を、今より容易く実行できた過去の社会で、なおも地獄や天国の概念が必要とされた理由の一端

[corydalis]

「有る所から取って何が悪いの？」「取られたからって死ぬ訳じゃあるまいし」「すぐに飯が喰えなくなるってことでもないでしょう」「管理の仕方が悪いから。これで気を付けるでしょう」自民盗による搾取も同じ言い訳

[nemuiumen]

この話に関する素晴らしいコメントを考えたが、ここに書くには文字数が足りない。

[accent_32]

一人の殺人なら事情も考えるけど二人以上殺す人間は、自分の評価としては害悪であり要らない。出所出来たなら被害者または遺族への賠償払いきるまで強制徴収ぐらいのペナルティは必要に思う。払いきれば自由だ。

[ad2217]

大雑把な理解だが、罪を償うとは「罪に値する罰を受けた」とみなして社会が犯罪者を受け入れること。更生するとは、犯罪者が社会規範を受け入れること。刑務所は理念上更生施設だが処罰施設であると期待されている。

[bloominfeeling]

これ殺されたのが純朴で未来ある少年だったからそう思うのであって、例えば栃木実父殺人(最近記事読んだ)とか「被害者のが圧倒的に搾取されていてそれに対するカウンターとしての殺人」の場合どうすんだろー

[augsUK]

被害者からみたら理不尽そのもので、一生許せないことはいくらでもある。厄介なのは第三者からみた話とあえて混同させて、被害者やその家族にさえ刑期を終えたのだから許せと脅しをかける団体もたくさんあること。

[t-murachi]

完璧なシステムは存在しない。法は当事者の個人的感情を諌めることより、社会秩序を維持することを優先して発展してきたのだとは思う。ところで、刑務分野の学術的発展って、今でも進んでるんだろうか?

[yakouhai]

では、彼は新たな罪を犯した、と言おう

[zuiji_zuisho]

ブコメを見るに、みんな奪われるのは怖いし許すのは難しいと思っているのがわかる。まぁそうだよなと思う。

[shoot_c_na]

たぶん究極の解は（口伝の方の）ハムラビ法典になる。実質それは否定されてるのだから、「やったもん勝ち」を甘受せにゃならんわけで。

[gimonfu_usr]

（　その筋でいうと日本国は原発をおとされるだけでは済まなくなる。）

[guavamix]

「この世にあってはならない罪。それは、俺の存在・・！」

[yoh596]

少年Aが15年以上過ぎて手記を出版するといった。正直読みたいと思った。遺族に対して出版の是非の了解を得ていない事を知った。それは違うんじゃね？と思った。この思いは間違っていない。罪の償いは問題じゃ無いのよ

[lbtmplz]

そういう奴らを全員殺し返したらどうなるか。集合心理こそ殺人者ではないか

[LethalDose]

更生したとしても、人間関係は最低の状態から始まっていて、その上更に相手の感情を踏みにじるから不快感を感じるのではないかな。

[d-ff]

日々の生活でこんなやつが享受する、こんな連中がフリーライドするわけなのよなと暗澹とした気分になる経験には誰もが事欠かぬはず。自由や人権といった「建前」の希少価値に思い巡らし、どうにか抑えるわけですな。

[uunfo]

確かに一度幸せにならないと何を自分が奪ったのかを実感することはできないのかもしれない

[dev0000_1]

償いとかあまり関係ない。反省文で商売をすること自体、被害者にとって不快感にしかならない気が。

[neogratche]

「罪とはどう足掻いても拭う事のできない一生背負っていくもの」っていう考えが広まってるからこそキリスト教を始めとした新興宗教は存在しているわけで

[shsh0shsh]

人殺しはぶち殺せばオッケー。 構成とか無意味

[junk6]

死ぬまで（死んで来世あるいは地獄で苦労するまで）罪は消えないと思ってる奴が多すぎ。こういう奴らがネトウヨの生まれる背景だと思う。

[dylan-zuki]

リアルタイムでこの事件のことを知らない世代だけど、受験の小論文課題で『透明な存在の不透明な悪意』を読んだ時、すごい恐怖を感じた記憶がある。