ドイツ人が見た『エヴァンゲリオン』のヒロイン像。アスカがしんどい／マライ・メントライン | 女子SPA！

3月8日『新劇場版』（『序』『破』『Q』）シリーズ完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』（正式には末尾にリピート記号）が公開、大ヒット中です。 ドイツ人としてテレビコメンテーターも務めるマライ・メントラインさんが「旧TVシリーズ版以来のファン」を表明しながら注目するのは、ヒロインたちの変化。綾波、アスカ、そして新ヒロインの誕生!? 女性たちの『シン・エヴァ』を考察します。（以下、マライ・メントラインさんの寄稿です。個人の考察であり公式のものではありません。） 今般公開の劇場版でめでたく完結したエヴァンゲリオンシリーズは、宗教的なモチーフをちりばめながら展開される壮大な哲学心理ドラマであり、本場キリスト教哲学的国家であるドイツの人から見てあれはどうなんだ？ あと文化考証的にアスカの設定とかはアリなのか？ としばしば訊かれるけど、はい、アリです。ぜんぜんアリです。 ぶっちゃけ宗教的要素どうのこ

[BigHopeClasic]

エヴァの女性像が清々しいほど「オスの妄想」である「からこそ」好ましい、という喝破がさすが。そしてアスカの「しんどさ」が時代を経てエヴァのNo. 1ヒロインに押し上げた理由だよね

[north_god]

「崖っぷち神経な人たちのテーマパーク」とかいちいち表現が面白い

[mahal]

こういう何かを素敵と思う土壌からドイツ人というのは生成されるのか、という気付き＞「碇ゲンドウのある意味ドイツ的に真面目で真摯な変態性も素敵です」

[soraboby]

“（綾波レイは）「自立性のある良妻賢母」の権化たる碇ユイ（故人）の再来となるべく製造された存在で、女性性というものを濃縮して体現するいっぽう、「男性を安心させる」要素を決定的に欠く”

[kei_mi]

”亡き妻である碇ユイを復活させようとしながら綾波レイをひたすら磨き上げ、しかも大量に培養してしまう碇ゲンドウのある意味ドイツ的に真面目で真摯な変態性” 　確かに大量に培養する必要はないですね(笑)

[hitoyasu]

アスカは登場時点から既に「不要となった子供」の象徴として描かれてると思うの。ミサトさんは孤児のようなシンジとアスカを引き取るの。リョウジへ「お母さん何もしてあげられなかった」このセリフで泣く。

[kuzumaji]

"現実的な人間力によるフィクションへの介入"安野モヨコだなんだと現実の人間に結びつける話題ばかりで辟易してたので、こういう整った解釈をマリにちゃんと入れてくれたの良い。/記事中特定キャラのネタバレあり注意

[samepa]

旧エヴァのしんどさについてわりと端的に言及してる。／そして突然の豪華面子ｗ　＞※本稿の執筆にあたり、兼光ダニエル真さま、マフィア梶田さま、Siinoさまからは貴重なご助言をいただきました

[cinefuk]

なるほどねー https://twitter.com/marei_de_pon/status/1383970626096881669 "ときに今回の記事のそもそもの起点は、Siinoさんの神イラスト「セカンドチルド凛 https://t.co/2EQyhascY6 」を見て受けたインパクトだったりするわけで"

[KoshianX]

“男性のエゴの中に存在する女性像を、あきれるほど的確に描き抜いている” という指摘はおもしろいがそれが説明されてるかというと……。ユイは故人だからこそ理想化されててヒロインたちはその対比というのはまあ

[ku-kai27]

旧シリーズ興味なかったけど見るかも。

[gryphon]

まったく枝葉の部分ですが、最後のページの記述に注目して書いてみました⇒【「ドイツはエンタメ途上国」（マライ・メントライン）…という話について考える - https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/2021/04/20/130826 】

[dame_maru]

「フィクション世界の収支バランス」という言葉がよかったです

[rennstars]

ゲンドウに「ドイツ的真面目さ」を見い出すの大変面白いｗ マリを「現実的な人間力によるフィクションへの介入」と捉えるのはかなり膝を打った。新劇という「旧作への極めて人為的・メタ的な介入」だもんなぁ。

[Guro]

いいとおもう。

[yuzuk45]

ますます見るのが億劫になるな

[heaco65]

関係ないけど昔NYのバーで飲んでたら、"日本人だよね！？私はアスカが好きで〜(早口英語)"て女性の方にめっちゃ捲し立てられて、てっきりチャゲアスの方だと思ったので全然話噛み合わないの思い出した

[y-mat2006]

アスカは遠坂と同じカテゴリなんだ。

[sharaku3eyes]

かなり腹落ちする考察だしこういう観点では新劇の方が味わい深く感じる、個人的な趣味として旧劇の方が好き

[aomeyuki]

上手くて論理的な文章。お母さん（性的対象外）に格上げになった旧ヒロイン2名と今現在の母親としての新ヒロインかな。庵野秀明監督は敢えて描いていないものにその本質が宿っている系で、新海誠監督もそう。

[mamezou_plus2]

アスカにしても、レイにしても（当然、シンジも）欠けが有るからこそ、補完としての思い入れが生じるのかな？レイとアスカは作り出された性格、ゲンドウの為に人工的に、他人に評価して貰う為に

[hayasinonakanozou]

面白かった。アスカと凛は思いつかなかった。「マリについてはその背後にある「現実的な人間力によるフィクションへの介入」というメタ文学的な演出パターンの可能性が、とても興味深く感じます」

[nakag0711]

バウムクーヘン(意味なし

[Imamu]

「ドイツ的に真面目で真摯な変態性」「崖っぷち神経な人たちのテーマパーク」言語感覚が面白い

[sds-page]

エヴァは庵野の半生の鑑であると共にその人がエヴァに何を見出したいかが強く反映されるんだな。感想も千差万別でそれぞれの解釈に「これこそが最高の解釈！」と言い出す人が出てくるのも面白い

[nor_skmt]

大変しっくりきました

[partylife]

めちゃサブカル！ 宇野常寛とかより全然説得力ある

[digm]

“男性のエゴの中に存在する女性像を、あきれるほど的確に描き抜いているという点です。ゆえに男性視点とは何か、というテーマが逆照射で奥底まで浮き彫りにもなる”

[hidex7777]

途中からネタバレらしいからそこまで読んだ（注記あり）。

[scorelessdraw]

マリってゲームでいうバランスブレーカーというかチーターみたいな存在よね。マリ自体が「槍」っていうか。それにしても面白い文章書く人だな。

[raitu]

“エヴァに登場する女性キャラクター造型の何が凄いかといえば、男性のエゴの中に存在する女性像を、あきれるほど的確に描き抜いているという点です。”

[neet_modi_ki]

ドイツ人どうこう関係なく、普通にめちゃくちゃ作品理解度の高い人の批評だった。

[onigoy]

アスカのドイツ語へのツッコミかと思ったら全然違った。日本の平均的な視聴者よりもよっぽどまともで深い洞察力に感服した。というか本当にドイツ人が書いた文章なんだろうかとちょっと疑ってしまうレベル。すごい。

[daishi_n]

マフィアだけでなくダニエルさんまでサポートに入るとかナニやってるんだ

[koinobori]

Ⅱみたいなのが、五線譜の繰り返し記号だったとは…言われてみれば

[hdkINO33]

“女性キャラクター造型の何が凄いかといえば、男性のエゴの中に存在する女性像を、あきれるほど的確に描き抜いているという点です。ゆえに男性視点とは何か、というテーマが逆照射で奥底まで浮き彫りにもなる。”

[Caerleon0327]

『ドイツ人』ではなく、マライ・メントラインさん、という人の個人の見解だと強く標榜すべき。この人がドイツ代表なのか？

[world24]

めちゃくちゃ頭いいな。こんな人を熱狂させるエヴァってやっぱすごいんだな（逆照射）

[Dragoonriders]

遠坂って報われないアスカを反転して投影したようなアベンジャーとしてのアスカのようなキャラだしうっかりしてるとこも隔世遺伝ぽいな。

[ume-y]

万能天才美少女なのに報われない惣流・アスカ・ラングレー。