中国思想における「絶対悪」と米中対立 - 梶ピエールのブログ

vimeo.com 四連休の間、少し思うところがあって、4年前に講談社学術文庫に収録されたフランソワ・ジュリアンの『道徳を基礎づける』について、同書の訳者で、中国思想史の専門家である中島隆博と批評家の東浩紀が語り合ったゲンロンカフェのイベント映像（「カントと孟子が語り合うーー『道徳を基礎づける』講談社学術文庫版刊行記念トークイベント」）を視聴した（公開時には見逃していた）。 そして、その内容は現在のいわゆる「中国問題」を考える上でも示唆に富んでいると思ったので、そこで語られたことをベースに自分なりの考えをまとめてみたい。 bookclub.kodansha.co.jp 論じられた内容は多岐に上るが、個人的に現代の中国問題を考える上でとても重要だと感じたのが、後半部分で東によって提起された、中国思想における「超越性」と、そこで提起される「悪」の問題である。そこでの問題提起を僕なりに理解するな

[ite]

興味深い。共産党として資本家や反革命を絶対悪にしたのに、いつのまにか資本は肯定すべきものになってしまったので、悪も正義も定義できなくなっていそうだ。

[mmsuzuki]

“「世の中、ほとんどのことは（純粋な）自由意志では決定できない」という自然主義的な世界観は、「世の中の憂うべきことのほとんどは、それぞれの「やむにやまれぬ事情」の複雑な絡み合いによって生じている」とい

[y-mat2006]

その多くがキリスト教徒でない日本人は究極的にはどちら側に立つことになるんだろうか？

[natu3kan]

独立した国からすると、外国の意見は内政干渉かつ、侵略に見えるってのもあるかも。中国だと平民を縛る法と、権力者を縛る監査(規律検査)みたいな二重構造(https://www2.jiia.or.jp/RESR/column_page.php?id=297)はあるみたいだけど。

[nagaichi]

王朝交代（易姓革命）を思想化したのが孟子だと考えると、趣深い。

[teppeis]

三体を連想した

[wkatu]

この場合、帝国主義とその象徴としての日本軍はどう捉えられているのだろうか。毛沢東に還元できる話とは思えないわけで

[tokyocat]

「世の中、ほとんどのことは（純粋な）自由意志では決定できない」という自然主義的な世界観は、「世の中の憂うべきことのほとんどは、それぞれの「やむにやまれぬ事情」の複雑な絡み合いによって生じている」という

[namawakari]

“自然主義的な世界観は、「世の中の憂うべきことのほとんどは、それぞれの「やむにやまれぬ事情」の複雑な絡み合いによって生じている」という世界観とどこかで通じ合う”

[EoH-GS]

儒教で絶対悪を設定したら反体制的な部分が露呈しちゃうからなぁ。そこに限界があるから逆に儒教的理想を追求したわけで、文武の道は儒教の両輪。理想の追求という点での毛沢東の記憶が障害なんじゃないかしら？

[yingze]

日本軍は絶対悪じゃないの？

[yojik]

“「世の中、ほとんどのことは（純粋な）自由意志では決定できない」という自然主義的な世界観は”