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思想に関するnamawakariのブックマーク (225)

  • 安田浩一「「右翼」の戦後史」(講談社現代新書) 右翼の歴史は保守政党による支援の歴史。大日本帝国憲法・軍人勅諭・教育勅語が右翼の聖典。 - odd_hatchの読書ノート

    ヘイト団体や差別団体の活動を監視していると、どうしても右翼団体が視野に入ってくる。ときに差別団体(在特会とか日第一党とか)よりも悪質なヘイトスピーチを,ヘイトスピーチ解消法施行後にも行っている。なぜ右翼は外国人排斥を主張するのか、なぜ右翼は日人による外国人虐殺を否定するのか、こういう問いに答えようと、右翼や神道を調べている。そこで2018年にでた書を読む。著者は、日の外国人問題を長年調査しているノンフィクションライターで、これまでにもヘイトスピーチ問題のを読んできた。 著者は取材の結果を書いていくスタイル。なので、過去に右翼が起こした騒擾事件の関係者にインタビューした内容を書いていく。そこにあるトリビアは面白いのだが、俺のような理屈っぽいものには歴史と思想が書かれていないのが不満。そこで、俺の独自研究を加えて、右翼の近代史を箇条書きにしてみる。 ・著者によると、右翼の起源は維新前

    安田浩一「「右翼」の戦後史」(講談社現代新書) 右翼の歴史は保守政党による支援の歴史。大日本帝国憲法・軍人勅諭・教育勅語が右翼の聖典。 - odd_hatchの読書ノート
    namawakari
    namawakari 2024/05/11
    “ 右翼の主張はつねにアンチ。左翼のリベラルがやることに対するアンチ・反対しかいわない…右翼にはあるべき政治体制のアイデアはない…思想や精神に関しては空虚”この辺、三島を読むとそう思う。
  • 私家版 レヴィナスブックガイド|141

    はじめにこの記事は2016年に作成し、かつて「はてなブログ」に掲載していたものの増補改定版です。気恥ずかしい記述もあり、『レヴィナス読』の公刊によってお役御免になったと思って非公開にしていたのですが、後輩から要望をいただいたので復活させました。 この記事が少しでもレヴィナスを読むきっかけになったり、悩める読者の手助けになることがあれば嬉しいです。 エマニュエル・レヴィナス(Emmanuel Levinas: 1906-1995)は、20世紀フランスで活躍した哲学者であり、現在のリトアニア出身のユダヤ人です。他者論やエロス論で有名ですが、フッサールやハイデガーに師事し『デカルト的省察』の翻訳や『フッサール現象学の直観理論』などによってフランスに現象学を普及させた立役者の一人でもあります。 日のレヴィナス受容に関して言えば、合田正人先生や内田樹さんをはじめとする先達による偉大な訳業のおかげ

    私家版 レヴィナスブックガイド|141
    namawakari
    namawakari 2024/02/20
    現象学を学ぶ際に参照。
  • 「何故しぶとく生き延びるのか ゴキブリとマルクス」『諸君!』2005年8月号 - shinichiroinaba's blog

    松尾さんの新著をめぐって変に盛り上がっているのでお蔵出し。 何らかのネタの提供になるだろうか。 これと『教養』第7章を読んでいただければ、ぼくが疎外論的マルクス主義それ自体には割と批判的――正統派レーニン主義にもそれなりの事情があったし、その問題点が疎外論で克服できたわけでもない――と考えていることはお分かりになるでしょう。ただそれと今回の松尾さんのの評価とは、関係はあるが別の問題なわけだけど。(ていうかまだ読んでないし。) しかしこれを山形は全く知らないだろう70年代頃までの新左翼系の疎外論だの物象化論だのといったややこしい論争まで引っ張り起こしていじりまわすといったいどうなるのやら……(松尾さんには廣松渉批判の論文もあったな。廣松の「マルクス主義」がすでにマルクスから離れた別物であったというのは間違いじゃないだろうけど)。 ==============================

    「何故しぶとく生き延びるのか ゴキブリとマルクス」『諸君!』2005年8月号 - shinichiroinaba's blog
    namawakari
    namawakari 2024/02/18
    “今日のマルクス主義的なグローバル資本主義批判者の言説においては…実証的、あるいはジャーナリスティックな仕事は豊富でも、そのような現実を生み出すメカニズム…理論的な分析はひどく手薄”
  • タイラー・コーエン 「『新自由主義』なる語の起源」(2024年1月30日)

    新自由主義(neoliberalism)という語には、「19世紀の自由主義経済学」を左右の集団主義(集産主義)陣営――マルキスト(マルクス主義者)、ナチスシンパ――による攻撃から守ろうとしていたミーゼス(Ludwig von Mises)――限界革命の一翼を担ったオーストリア学派の中心人物――を侮蔑する意図が込められていた。そのために、あえて「ネオ」という接頭辞が冠されたのだ。 侮蔑的な意味を込めて「新自由主義」という語を使うのを広めた主要人物の一人が、オトマール・シュパン(Othmar Spann)だった。シュパンは、ウィーン大学におけるミーゼスの同僚でありライバルであり、ナチスの雛形であるオーストロファシズムを支えた代表的な知識人の一人だった。 シュパンは、1924年に改版された自著の教科書(経済学の教科書) に「新自由主義」を揶揄する章を新たに付け加えている。 つまりは、ミーゼスは、

    タイラー・コーエン 「『新自由主義』なる語の起源」(2024年1月30日)
  • ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀

    ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈したハミッド・ダバシ(試訳=早尾貴紀) 2024年1月18日 もしイラン、シリア、レバノン、トルコが、ロシア中国に全面的に支援され、武装し、外交的に保護されながら、テルアビブを現在のガザと同じように、3カ月間昼夜を問わず爆撃し、何万人ものイスラエル人を殺害し、数え切れないほどの負傷者を出し、何百万人もの家を失い、この都市を人が住めない瓦礫の山と化す、そのような意志とその実現手段があったとしたら、と想像してみてほしい。それから、イランとその同盟国が、テルアビブの人口の多い地域、病院、シナゴーグ、学校、大学、図書館、あるいは実際に住民のいるどんな場所であれ、そこを意図的に標的にし、民間人の犠牲者を確実に最大化するということがあり、そしてイランと同盟国が、「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と彼の戦時内閣を探していただけだ」と世界に言ったとした

    ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀
    namawakari
    namawakari 2024/01/23
    “ヨーロッパの道徳的想像力の圏外にいる私たちは、彼らの哲学的普遍の中には存在しない…解読する任務を負った奇異な存在であり、物体であり、知覚対象であるのだ。”物自体が喋った的な。この批判は当然出てくる。
  • 永井均の発言について - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    永井均が、あるトランス差別に擁護ともとれる発言をして、ネットで話題になっている。発端は、永井の元教え子の谷口一平が、自分の投稿論文につけられた査読コメントをSNSで公開したことだ。谷口の論文はトランスジェンダーをテーマにしているが、査読の結果、不採用となった。しかしながら、谷口は査読者が、哲学研究者ではなくジェンダー論者であったことを批判し、不当な査読であったと訴えている。 togetter.com 谷口の主張の内容には踏み込まないが、これらの発言を一般論として「査読への不満」として理解する。トランスジェンダーをテーマにした論文であれば、どんなジャーナルであれ、ジェンダー論者が査読を担当することは十分に予測できる。そのために、学際領域を扱う哲学研究者であれば、先行研究を十分に精査し、査読者を説得できるよう先回って論を組み立てる必要がある。私自身、学際領域にいるし、うまく書けずに査読者に全然

    永井均の発言について - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 東浩紀『訂正可能性の哲学』|KIRA Takayuki

    つい昨日に発売された、東浩紀『訂正可能性の哲学』(ゲンロン、2023年8月)と『観光客の哲学 増補版』(ゲンロン、2023年6月)を読んだ。 私はこの著者のよい読者ではない。『訂正可能性の哲学』もよいだと思えなかった。ルソー、プラトン、ポパー、ウィトゲンシュタイン、アーレント……といった有名な哲学者の代表作をいきなり読んで(つまり近年の研究などはほとんど参照せず)、過度に単純化しながら連想ゲームで「ゆるいつながり」を作っていく。確かに読みやすいし、なるほどこういうふうに読ませるものかと感心させる部分はある。しかしそれは哲学的には意味のないレトリックを超えるものでない。もちろん一般向けの著作だから細かい解釈でどうこう言わずとも、何かオリジナルなアイデアが展開されていればそれでよいのだが、今回は「訂正可能性」という言葉でなんでもつなげている(たとえば第一部の鍵となる「家族」という言葉だが、こ

    東浩紀『訂正可能性の哲学』|KIRA Takayuki
    namawakari
    namawakari 2023/09/09
    撫で斬り。でも的確。
  • シュルレアリスム、そして、ダリがシュルレアリスム陣営から追放される思想的要因について -酒井健『シュルレアリスム』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

    酒井健『シュルレアリスム』を読んだ。 シュルレアリスム 終わりなき革命 (中公新書) 作者:酒井健 発売日: 2014/07/11 メディア: Kindle版 内容は紹介文の通り、 シュルレアリスム(超現実主義)は、第一次世界大戦後のパリで生まれ、世界に広まった文化運動である。若い詩人、文筆家、画家が導いた。戦争、共産主義、ファシズム、無意識、エロス、死、狂気などアクチュアルなテーマに取り組んで、近代文明の刷新をもくろむ。個人の壁、国境の壁を超えて多様な生の共存をめざしたその革命精神は、情報と物に充足する利己的な現代人に、いまだ厳しい批判を突きつけて、生き続けている。 という内容。 バタイユの専門家によるシュールレアリスム論である。 以下、特に面白かったところだけ。 バタイユにおける「神」と自己愛 個人の自己愛が、全体主義の出発点であり、基盤なのだ。 (123頁) バタイユは『有罪者』のな

    シュルレアリスム、そして、ダリがシュルレアリスム陣営から追放される思想的要因について -酒井健『シュルレアリスム』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)
    namawakari
    namawakari 2023/08/15
    “ 参戦要請の外交使節としてアメリカに渡って交渉したベルクソンは、アメリカの高度な軍事力に助けを求めた。 結果、彼は野蛮に頼ったことになる”超然としたイメージのベルクソンだけど、彼も時代の子か。
  • 大塚久雄とナチスとユダヤ人 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    大塚久雄といえば、戦後日の進歩的文化人の代表格で、西洋経済史の権威で、日の封建性を口を極めて批判した人として知られていますが、その彼が戦時中に極めて反ユダヤ的な言辞を弄していたことは、中野敏男が暴露するまで知られていませんでした。 このことを詳細に検証したのが恒木健太郎の『「思想」としての大塚史学』です。 それは1943年に『経済学論集』に掲載された「マックス・ウェーバーと資主義の精神-近代社会における経済倫理と近代工業力」の一節で、 ユダヤ人のうちに、かの「寄生的」(非生産力的)な営利「慾」が純粋培養に近い姿で見出されることは、ヒットラーを待つまでもなく、すでにウェーバーが、むしろ彼こそが、強調してやまなかったところである。 と、露骨にナチス賛美、ユダヤ人排撃をあらわにしていますが、戦後こういう表現はすべて温和化されて繰り返し刊行され、戦後日における経済史学の中心に居続けました。

    大塚久雄とナチスとユダヤ人 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    namawakari 2023/07/21
    “ナチスを礼賛するなどという莫迦なことをやるのはそれで目立ちたいチンピラライター位でしょうし、そんなものは無視しておいても大して実害もない”トランプ以前まではそう思った。でもゴミの蓄積も馬鹿にできん。
  • 「思想を述べないというのも一つの思想的態度」、「政治に係わらない態度が、まさに一つの政治的立場」 -笹沼俊暁『「国文学」の戦後空間』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

    笹沼俊暁『「国文学」の戦後空間』を読んだ。*1 「国文学」の思想―その繁栄と終焉 (学術叢書) 作者:笹沼 俊暁 メディア: 単行 内容は、紹介文の通り、 「国文学」という学問は、第二次世界大戦の前から後へ、いかにして継続し、変貌を遂げたのか。大東亜共栄圏という戦時期日の「世界観」が崩壊した後、冷戦下の世界情勢を背景として、「日文学」はいかにして自らの自画像を描き、民族的アイデンティティーとその歴史を探ろうとしたのか。そこには、日そして東アジアの戦前から戦後への政治・社会構造そのものが介在していた――。台湾中国を主とした東アジアのスケールから、国民国家の学としての「国文学」の継続と変容を描き出す。 というもの。 国文学に関心のある人は、ぜひぜひ読んでおくべき書である。 以下、特に面白かったところだけ。 戦争による「近代性の成熟」 戦争を通じて文学の発展と「近代性の成熟」を目指そう

    「思想を述べないというのも一つの思想的態度」、「政治に係わらない態度が、まさに一つの政治的立場」 -笹沼俊暁『「国文学」の戦後空間』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)
    namawakari
    namawakari 2023/07/02
    加藤周一さすがやな。
  • 鈴木『なめらかな社会とその敵』ヒース『ルールに従う』:社会の背後にある細かい仕組みへの無配慮/配慮について、あるいはツイッターでなめ敵とかいって喜んでる連中はしょせんファシズム翼賛予備軍でしかないこと - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    なめらかな社会とその敵 作者:鈴木 健発売日: 2013/01/28メディア: 単行 未来のための社会像? 『なめらかな社会とその敵』の想定読者は三百年後の未来人。そこからすれば評者は未開の土人だ。しかしその未開人にも、謙虚な筆致に隠れた著者の熱意と意気込みはわかる。新しい通貨システムの案出など、ジョン・ローの不換紙幣やデヴィッド・チャウムの電子通貨以来かもしれない。しかもその射程はそもそもお金の意味すら変え、社会自体の変革を夢見る遠大なものだ。 著者は、題名通りのなめらかな社会を夢見る。人々の有機的なつながりがたもたれ、様々な関係性の途切れない世界。現代のお金による取引はそれを荒っぽく分断する。投票も一かゼロかの粗雑な選択を迫る。だが、インターネットを使えば、お金も投票もまったくちがった形態を持ち得る。関係性を保ち、様々な評価のフィードバックもある通貨システムもできる。粗雑でない細やか

    鈴木『なめらかな社会とその敵』ヒース『ルールに従う』:社会の背後にある細かい仕組みへの無配慮/配慮について、あるいはツイッターでなめ敵とかいって喜んでる連中はしょせんファシズム翼賛予備軍でしかないこと - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    namawakari
    namawakari 2023/04/08
    “その粗雑さをなくすこと自体にひそむ危険性”この辺はさすがに鋭い。近代の労働搾取の矛盾を解消しようとして別種の矛盾のうちに敗れた共産主義の失敗を忘れてはいけない。
  • ララビアータ:(3)デリダの『グラマトロジー」 - livedoor Blog(ブログ)

  • Daily Life:知られざるコンピューターの思想史

    September 21, 2022 知られざるコンピューターの思想史 小山虎さんの『知られざるコンピューターの思想史 アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ』は、いろいろな意味で刺激的なである。もっと話題になってもいいと思うのだが、今のところあまり話題に取り上げられている様子がない。それは理由がないことではないだろうと思う。以下、このを読んで思ったことをつらつらと書き留めておきたい。 1 学術的な思想史のとして いきなりであるが、このを学術的な思想史のとして扱うのは現時点ではむずかしいと思う。「学術的な思想史の」でないとしても、あとで述べるように、ある種の歴史観についての学術書として、あるいは思想史に関する一般むけの著作としてはまた評価が異なってくると思う。しかし、歴史そのものを学術的に扱う場合にはそれなりの作法があり、書がその作法に従っているとはいいがたい。あとがき(p

    namawakari
    namawakari 2022/09/23
    面白そうと思っていたが、今のところ取扱注意本か。
  • ジョセフ・ヒース「『啓蒙思想2.0』補足:政治家が嘘をつくことそれ自体は問題ではない」(2014年6月5日)

    私は非自発的な嘘を、自らの立場を有利にするために発される「自発的」な嘘や「気休め」の嘘から区別したいと思っている。 On political lying Posted by Joseph Heath on June 5, 2014 | journalism, politics 多くの評論家たちと同じように、私も「ポストトゥルース」と呼ばれる政治状況に対してたくさんの苦言を呈してきた。これに反応して、私に「政治に真実を」法への支持を求めた人もいた。「政治に真実を」法のアイデアはかなり単純なものだ。嘘を違法にすればいいじゃないか。選挙期間中に行った公約を実行しない政治家を罰すればいいじゃないか。 これは、「デモクラシー・ウォッチ」〔カナダのリベラル系市民団体〕が長い間推進してきたものでもある。このアイデアの最も代表的な支持者は、アンドリュー・コイン 〔カナダのコラムニスト(1969-)。ヒース

  • ララビアータ:神様とは? - livedoor Blog(ブログ)

    以前の学校の元学生さんから、最近お尋ねのメールをいただいた「神様についてどう考へるか?」といふのである。それに対して最近考へてゐることを、かひつまんでご返事してみたので、以下その一部をここにご紹介する。 神についてお尋ねですね。一言で言へるものではありませんが、一般に信仰は理論的に論じるべきものではなく、縁のやうなものが大事です。宮沢賢治の『ビジテリアン大祭』について論じたとき書いたことですが、我々は仏教とかキリスト教とか…の優劣を論じることができる立場に立つことはできません(ビジテリアンのイデオロギーとユトピア 拙著『神学・政治論』勁草書房 所収)。我々は神や仏と、どのやうに出会ひ、またどのやうに出会ひ損ねるかといふことを離れて、いかなる信仰もないのです。その点でそれは、人と人との出会ひに似てゐます。 私の場合、学生の頃カトリックの寮でキリスト教と出会って以来、特に信仰者であったわけでは

    namawakari
    namawakari 2022/03/06
    “私にとって信仰とは、聖書といふテクストの中に、主体が自らの姿のアレゴリーを見出すといふことです。”
  • リバタリアンが集まる町を作ったら、そこは熊の巣窟になった──『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』 - 基本読書

    リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか 作者:マシュー・ホンゴルツ・ヘトリング原書房Amazon はじめに どのように人々は集まってきたのか? 自由な町にヤバいやつらが集まってくる。 リバタリアンらは町を良い方向に変えたのか? おわりに はじめに 他者の身体や私的財産を侵害しない限り、各人が望むすべての行動は自由であると主張する、リバタリアンと呼ばれる人たちがいる。すべてを自由にすべきと考える原理的な人から、条件的に制約を認める人まで無数の思想的内実があるわけだが、そうした思想を持つ人々にとっては多くの国家・地域は制約だらけにみえるだろう。 自分たちの思想を社会に反映させるためには、民主主義の場合にはリバタリアン的思想を持つ候補者に票を投じたり、自分自身が立候補して国の方針を地道に変えていかなければいけないわけだが、それは当然ながらなかなかに大変な

    リバタリアンが集まる町を作ったら、そこは熊の巣窟になった──『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』 - 基本読書
    namawakari
    namawakari 2022/02/27
    “この4人は現存する町の力とインフラを利用することにした。"この辺りがリバタリアニズムに対して疑いを持つところで、彼らは結局、リバタリアニズム思想の外で作られたインフラにただ乗りしているだけではないかと
  • アガンベンのスキャンダル|maki

    哲学者のジョルジョ・アガンベンが新型コロナウイルスの流行にかんして最初の発言をしたのは、今からおもうと比較的早い時期、2020年2月26日のことだった。彼は「エピデミックの発明」と題した文章のなかでCovid-19をインフルエンザの亜種と断じ、メディアを通じて醸成されていたパニックの雰囲気に釘を指した。彼の目には新しい感染症の流行はさして新しいものではなく、第一次大戦以来というものその歴史的役割を終えていた近代国家権力が、「テロとの戦い」についで危機を統治パラダイムとする絶好の機会として用いようとしているようにみえていた。まさにアガンベンがこの文章を発表した前後に、イタリアでは感染者数とともに死者数も増加していき、医療制度は崩壊し、西側における新型コロナウイルスのパンデミックの地獄のような中心地と化していったことはひとも知るところである。 アガンベンが感染症にたいする政府とメディアの反応を

    アガンベンのスキャンダル|maki
    namawakari
    namawakari 2022/02/06
    ナンシーの話が興味深い。もともと持っていた傾向が今回加速されたともいえるわけだ。
  • 架空の証拠からの一般化という誤謬 - 忘却からの帰還〜Intelligent Design

    忘却からの帰還〜Intelligent Design 創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など トップページページ一覧メンバー編集 架空の証拠からの一般化という誤謬 最終更新: transact 2022年06月22日(水) 12:48:51履歴 Tweet 否定論・陰謀論を信じる理由>誤謬・詭弁 架空の証拠からの一般化という誤謬 「架空の証拠からの一般化(Generalization from Fictional Evidence)」あるいは「フィクションへのアピール(Appeal to fiction)」と呼ばれる誤謬がある。これは「映画小説などのフィクションから引き出した証拠に基づいて、現実についての論を主張する」論理誤謬である。 人は、「現実とフィクションを直接取り違える」ことはまずないが、「フィクションを過去事例のごとく扱う(語る)」という形で、こ

    架空の証拠からの一般化という誤謬 - 忘却からの帰還〜Intelligent Design
  • 仲正昌樹『統一教会と私』 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    あるオンライン署名活動*1をきっかけに、統一教会が話題になっている。 私は、統一教会はカルトであり、入会を希望しない限りは決して近づかないほうがいい団体だと考えている。ただし、悪魔化するものよくないと思い、たしか仲正昌樹氏が自分の入信体験をにしていたと記憶していたので、検索して見つけた。タイトルもストレートな『統一教会と私』である。 統一教会と私 (論創ノンフィクション 006) 作者:仲正昌樹 論創社 Amazon このは、以前、出版された『Nの肖像』を増補・新装で出版社を変えて出したらしい。 Nの肖像 ― 統一教会で過ごした日々の記憶 作者:仲正 昌樹 双風舎 Amazon 大変面白いだったが、なんとも言えない。まず、こので仲正さんは統一教会の教義やシステム、勧誘、信者の活動について明確に説明している。教義については、従来のキリスト教との聖書の解釈の違いがわかりやすく述べられる

    仲正昌樹『統一教会と私』 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 連載 シン・アナキズム 「ねこと森政稔」第1回|本がひらく

    政治思想史家の重田園江さんによる好評連載「アナキスト思想家列伝」第8回! あらためて注目が集まっているアナキズム思想の現代的可能性をビシバシと伝えていく連載です。今回は3人目として日の現役の思想家を取り上げる待望の回「ねこと森政稔」の前半です! ※これまでの各シリーズは下記よりお読みいただけます。 「序 私はいかにして心配するのをやめ、アナキストについて書くことにしたか」へ 「ジェイン・ジェイコブズ編」の第1回へ 「ヴァンダナ・シヴァ編」の第1回へ 駒場のねこたち 去年の秋のことだ。ミネルヴァ書房からが送られてきた。送り主は森政稔。あれ、を出すなんて聞いてないけど、と包みをビリビリ破ると、中から『東大。』なるが出てきた。「あっ、すごい」。表紙はおそらく、あとで森政稔との2ショット写真を載せるミレちゃん(現在推定14歳)だ。 このには、ねこ好きやねこ飼いの東大の先生たちが出てき

    連載 シン・アナキズム 「ねこと森政稔」第1回|本がひらく
    namawakari
    namawakari 2021/08/07
    重田せんせの語る森政稔。おもろい。