虎に翼 第3週「女は三界に家なし？」を振り返って ｜明治大学

明治大学法学部教授、大学史資料センター所長／図書館長 村上 一博 図書貸出票・閲覧票、明治大学図書館所蔵資料 第3週は、プールで泳いでいた寅子が、濡れた髪のままで、慌てて教室に駆け込むシーンからスタートしましたね。三淵さんが、御茶ノ水のYWCAでときどき泳いでいたことは、級友たちが証言しています。ちなみに、YWCAの屋内プールは、今もありますよ。 ドラマでは、退学者が続出して明律大学女子部が閉校されそうになり、新入生確保のため、法廷劇をすることになりました。前にも少しお話ししたように、昭和4年に明治大学女子部がスタートしたときは、法科の入学生は93名でしたが、三淵さんが入学した昭和7年は52名と次第に少なくなっていきました。退学者も多く、卒業するころには約半数に減ってしまうという状態でしたから、閉校されそうになったのも頷けます。翌昭和8年に弁護士法が改正されると（施行は3年後の昭和11年）

[kamezo]

〈貸出票、明大図書館員の皆さんに戦前期の貸出票を頑張って探してもらって（見つかったのです！）、復元したもの〉ああ、だから写真がそれなのね！

[kno]

“ドラマで扱われている法律問題は、必ずしも私の見解に沿って構成されているわけではないのです”うむ

[wapa]

“裁判長が「次回公判にて結審します。来週の水曜日、同じ時間で」と述べているのですが、「公判」は刑事裁判について使われる言葉であって、民事裁判では「口頭弁論」と言うべきでした” この指摘は見なかったな

[hatsan8]

あっ今回は建築解説がない…残念。ほとんどカフェと寅子の家のセットばかりだったからな。集団に馴染めなかった子が融和するんじゃなく、互いの立場を認め合うめっちゃいい週だった。

[akihiko810]

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の裏側や背景となる時代について、毎週解説していく連載企画です。 担当するのは法律考証として作品に協力している法学部の村上一博教授。

[netafull]

“図書館で争って、判例集の貸出票を司書に提出するシーンがあったのを覚えていますか ? あの貸出票、明大図書館員の皆さんに戦前期の貸出票を頑張って探してもらって（見つかったのです！）、復元したものなのです”

[kaeru-no-tsura]

結構ぶっちゃける先生の解説、今週もやや危ういライン。あのYWCAの屋内プールが戦前からあったものとは知らなかった

[kevin_reynolds]

虎に翼は面白いです。毎朝の楽しみ！

[uunfo]

貸出票を処分せず保管しておいて外部に出すのは図書館としてありなのか？と思ったがしっかり氏名は隠されていた。さすが／女性だからYWCAなのね

[superabbit]

「毒饅頭事件はチフス饅頭事件をドラマ向けに脚色改訂したのだろう」という予想が、なんとドラマ内で学長が改訂していたという種明かしが斬新だった。

[Ottilie]

判例にあたったのが涼子だけってのは意外だったかな。改変という共通の敵はなくとも相互理解に至れたとおもうんだけども、劇中劇がおもろかったのでオッケーです。恒例化してほしい。

[differential]

“明治大学のイメージが悪くなるとお叱りを”戦前の私立大学生はガラの悪いのがそこそこいたって祖父が言うてた。早稲田とか明治とか／「痛快！女性自立戦士・虎子がバシッと言うわよ!」みたいな、若干の違和感はあ

[doko]

考証は大変だなぁ

[u-li]

“判例集の貸出票を司書に提出するシーンがあったのを覚えていますか ? あの貸出票、明大図書館員の皆さんに戦前期の貸出票を頑張って探してもらって（見つかったのです！）、復元したものなのです”

[Guro]

（貸出票！）