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影の歴史/ヴィクトル・I・ストイキツァ|棚橋弘季 Hiroki Tanahashi
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影の歴史/ヴィクトル・I・ストイキツァ|棚橋弘季 Hiroki Tanahashi
「絵画の誕生について知られていることはほとんど何もない」。 古代ローマの博物誌家・大プリニウスが『... 「絵画の誕生について知られていることはほとんど何もない」。 古代ローマの博物誌家・大プリニウスが『博物誌』で書いたのを引きながら、『影の歴史』の著者ヴィクトル・I・ストイキツァは、「しかし」といって、こう続ける。 ひとつだけ確かなのは、人間の影の輪郭を初めて線でなぞった時に絵画が誕生したということである。影。対象物によって光が遮られた部分を示す、ネガとしての図像だ。 「西洋の芸術表象の誕生が「陰画=否定(ネガティヴ)」にあるということは、きわめて重要だ」とストイキツァは書く。 その誕生からはるか時が流れた啓蒙主義(en•light•ment)の時代なら、蒙(くら)いものに光を当てて明らかにすることこそが絵画の役割と考えられた。しかし、その起源においては、むしろ真逆な形で光を閉ざしたところで絵画は始まったというわけだ。 この本は、これまで光の芸術として描かれてきた視覚芸術の歴史を、影という正