マーケットインの発想で稼げる農業を確立 AI技術で世界のスタンダードを目指す | 未来コトハジメ

独自のマーケットインの発想で、快進撃を続ける会社がある。2015年に創業した農業スタートアップのHappy Quality（ハッピークオリティ―、静岡県浜松市）だ。AIを駆使し、未経験者でも確実に稼げる農業技術を確立。新規就農者に、高品質のトマトを安定的に育てるためのコンサルティングを行い、全量を買い取る。生産から流通まで、農業界のインフラサービスカンパニーとして、国内のみならず、世界から注目を集めている。なぜそのようなことが可能になったのか。同社社長、宮地誠氏に話を聞いた。 ――Happy Qualityとはどんな会社なのでしょうか。 宮地氏（以下敬称略）：稼げる農業を実現した会社です。私は浜松市中央卸売市場で競り人として21年間働いていたのですが、農業の就業人口が全盛期の７割弱まで落ち込む中、取り扱い額は激減。農業の危機を強く肌身で感じました。業界の衰退を食い止めたい。農業を生業とでき

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Happy Quality（ハッピークオリティ―、静岡県浜松市）「ブランドのトマト「ハピトマ」。品種はフルティカ」