2023年オランダ総選挙について

2023年11月22日にオランダで総選挙が実施された。7月7日に第4次リュテ政権が崩壊し、早期の解散総選挙となった。このブログを書いている時点で開票は終了していない。結果はオランダ放送協会の以下のサイトで閲覧できる。 https://app.nos.nl/nieuws/tk2023/ この総選挙で着目すべき点は以下の5点である。 １．13年続いたリュテ政権の終焉 ２．新党の成立と浮動票の増加 ３．凋落傾向にあった左派政党が合併し、持ち直したこと ４．右翼ポピュリスト政党PVVが最大政党となったこと ５．政党間関係のドラスティックな転換が予想されること 詳細は以下の通り。 １．リュテ政権 ～解散総選挙の背景 マルク・リュテは2010年から13年間4次にわたり首相を務めてきた、自由民主人民党（VVD）の首相である。今回の政権崩壊をうけて、政界引退を表明している。 リュテは政党間の調整に長けてお

[domimimisoso]

「窒素」っていうのは一酸化二窒素のことね。窒素肥料や家畜の糞尿の発酵なんかで発生し、温室効果が高い。二酸化炭素の約300倍。オランダでは温室効果ガス削減目標達成のため、農業生産者に厳しい排出規制がある。

[doroyamada]

完全比例代表制の下院で13年続くって、どんだけ立ち回りうまいんやと。同じく完全比例代表制下院の隣国ベルギーは不安定な政権続きなのに。

[urouro_again]

いま、ヨーロッパでは窒素排出問題が興味深いから、みんなウォッチしたらいいよ！この次はたぶん、農地と森林の生物多様性で一騒動あるのでそっちもチェックだ！

[mahal]

専門家の知見に対する雑駁な見立てとはなるけれど、左派の糾合が進む中で右派ポピュリズムが勝利するというのは、ある意味「蹄鉄現象」とも呼べる状況があるのかなあ…などと。

[Ad2Jo]

ルッテ首相、鬼のような調整力があるのでオランダ首相を追われてもEU大統領とか国際機関の偉い役職でまた返り咲きしそう

[ka-ka_xyz]

各政党が公約を実行した場合のマクロ経済予測という仕組みは良さそうなものの、現状あまり良く動いてないのか。

[Ag107]

超長期的に民主主義を考えると、価値観の多様化が進むと段々と小党乱立状態に収束していって、政治運営が困難になるバグとか起きないのかな。アメリカ見てると大丈夫そうだけどまだ若いだけかもしれない。

[atahara]

「今回の選挙は、リュテ首相の高い調整能力に支えられていた小党乱立政党システムが終焉を迎え、大政党への回帰が起きた選挙であった。PVVが最大政党になったのは必然というよりも、左派政党の伸長に危機感を覚えた」

[natu3kan]

左派的政策が行き詰まって国民がウンザリした頃に右派政権になり、右派的政策が行き詰まって左派政策に戻るみたいに行ったり来たりするんだろうなあ。

[vndn]

オランダの上院は定数75名なのか。そのくらいなら頑張れば覚えられそうではある。

[daij1n]

大麻合法化から十数年、治安環境の著しい悪化を移民のせいにして現在。おかしな政策のツケは必ず支払われるものである。にも関わらず、彼らは違法薬物の合法化は絶対に何も言わない。

[south-radburn-2023]

オランダの難民問題とは？窒素と補助金問題、興味深い

[h5dhn9k]

良く見付けるな。ブクマー。オランダの専門家の方か……。

[osaan]

メモ

[toraba]

「BBBは農民ポピュリスト政党と位置付けられる政党で、2019年11月に設立された。」米国人民党（People's Party）の時代が再来か？https://youtu.be/1DErfYEACvY?t=1047

[dojoab]

西欧は人権環境多分野で、加豪NZと並び世界で最も意識高い。最近の投票傾向の理由は明確。何事も原因は問題源にある。治安文化宗教問題、恩知らず非尊重で傲岸逆恨み。原理左派の欧米がーは人として不誠実で無責任だ

[mohno]

「今回の選挙は政党システムの大きな転換点となろう。（１）新政党が伸長し、CDAの凋落したこと（２）小党乱立から大政党への志向が変化したこと（３）政党間の政策合意の基礎が変化するであろうこと」/typoが気になる

[mutinomuti]

とりあえず右派左派を政策別にちゃんと仕分けして欲しい(´･_･`)

[maturi]

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