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米・日による宇宙農業実現に向けた植物栽培実験。鍵を握るのは「土」
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米・日による宇宙農業実現に向けた植物栽培実験。鍵を握るのは「土」
【▲栽培16日目の植物「シロイヌナズナ」。火山灰で育てた植物(左)と月の土壌で育てた植物(右)との間... 【▲栽培16日目の植物「シロイヌナズナ」。火山灰で育てた植物(左)と月の土壌で育てた植物(右)との間に明らかな生育差が見られます。(Credit: UF/IFAS photo by Tyler Jones)】わたしたちは自らを取り囲む自然環境を考えるとき、多くの人は大気や海(水)を思い浮かべるにちがいありません。それに比べて「土」の存在は忘れられがちです。しかし、人類を養う食料生産の中心を担っている農業は、土壌の上に成り立っています。今後、宇宙開発がさらに進展し、宇宙での農業が実用化されるに従って、土壌の重要性があらためて注目を浴び、実用化の鍵を握る可能性があります。 先月(2022年5月)NASAの資金援助により、米国の研究チームが「レゴリス」と呼ばれる月面の土壌を用いて植物の栽培に成功したと報じられました。研究成果は「communications biology」誌に発表されました。