小岩のイトーヨーカドーで教わった、自分が大人になったこと｜文・古賀及子 - SUUMOタウン

写真・文: 古賀及子 埼玉の実家から東京の短大に通っていた私は、入学半年ほどで通学に音を上げた。 実家は大宮とか川口といった東京に近い都市ではない、もっとずっと奥、本気の埼玉だ。学校へは片道2時間。通えなくはない、でも正直かなり遠い。実家の最寄駅を走る路線の電車の本数が少ないのにも参った。帰宅時、うっかり1本逃がすと家に着くのが1時間遅くなってしまう。 幸いにして父方の祖父母が東京に暮らしていた。まだ元気だった祖父母は喜んで私を居候として受け入れると言ってくれたから、すぐに実家を出て転がり込んだ。品川区の街だった。 祖父母にかわいがられ、すっかり居心地よくぼんやり暮らしているうちに気づけば短大の卒業はすぐそこにやってきた。短大では軽音サークルに所属していた私は、本格的に音楽活動に打ち込むのだという先輩たちに流されて、なんと就職しなかった。先輩方と違い、私はバンドにも楽器にも本気で取り組んで

[mogmognya]

若い時に足で歩いて、手で掴める範囲で体にゆっくり沁み込んでいったものって、体の奥の方にしまってあって、時々すごい解像度で思い出せるよね。

[kash06]

古賀さんの人生の1シーンを、とても丁寧に切り取ったようなエッセイ。私は祖父母が小岩にいたので、ヨーカドーについては屋上の遊園スペースで乗り物に乗ったり、カードダスで謙信頑駄無が出たり、思い出が多い。

[six13]

なんかこれ、このあとどこまで続いても読んでいられそう。人生の小岩編が終わった地点までを書いた記事なんだろうけど。

[roshi]

そんなイトーヨーカドーももうすぐ取り壊しで大きなロータリーとマンションができる予定。記事中の写真の風景もだいぶ変わりそう。

[mng_dog]

天袋から出てきたちゃぶ台を返しに行ったり、隣の空き家のゼリーを届けに行ったりする人だから人との縁が繋がる人生なんだろうなと思う。自分にはできない。

[tzk2106]

古賀さんはすっかり作家先生だなぁ。素晴らしい。

[k_ume75]

古賀さんの小岩での生活の様子、ちょっとしたアクシデントと人との出会い、時間の積み重ね。ずっと読んでたいなぁ。

[htnmiki]

小岩いいなあ。そして引きが強い人生だ。

[snobsnog]

なるほど日常をひたひたと伝えてくるなあと思いながら読んだのだが、これがもし増田に書かれていたら「情緒的すぎて脱落」とか「自己愛が強すぎる」とか書かれる気がしてそんな連想をする自分が少々嫌になった。

[suzuki_torakichi]

花火だけど、南口の商店街の1本が、駅と打ち上げ地点の直線上にある。花火の開始を商店街で確認し、30分位かけて大きくなってく花火を見ながら、ゆくっりと会場に向かうのオススメ。土手を登った時の絶景を見よ

[enk_enk]

古賀及子さんのSUUMOタウンが読める幸せ

[legnum]

小岩は一度住むと一生出れられないと言われる魔窟なのでよく逃れられたな？って思ったけど建て替え期間限定だったなるほど

[blue_night_blue]

前の住民に会うくだりが最高。

[poipoi3]

古賀さんの真骨頂のようなエッセイだ

[toshi20]

あとで読む。

[bridgestone]

26年前、駅南口を出たずっと先に引っ越し含めて十数年住んでいた。どちらも交通量多く、昼夜車の走行音が響いていた……ブックマークとは全く接点の無い小岩だった。

[maicou]

小岩ハリウッドでバンドマンやってた / 東京の人は温かいよね。そして意外にゆっくりと時が流れてく。今振り返ると楽しかった思い出しかないな。

[kubodee]

私も10年小岩に住んでいたので懐かしく読めました

[nikoli]

古賀さんは日記よりエッセイの方が文章の切れ味がよく、好き。

[wacok]

そのイトーヨーカドーも近々なくなるんです…タワマン建つんです…

[mr_yamada]

あ〜〜〜、私の小岩〜〜〜

[naruruu]

小岩も再開発なのかあ。駅前の治安が悪い頃に住んでた。江戸川の風景が思い出深い。

[akagiharu]

変わらないイトーヨーカドーかぁ、て感じ

[fpbon]

いい文章だ。小岩のパチ屋でバイトしてたたから親近感。モラトリアムを追体験できる好きな文章。“知らない街が、寝て朝起きてを繰り返すたびに私の街になっていく。”

[uguisuanpan]

まあなんと素敵な文章だろう。読んでてなんか自分が大学時代に下宿してた当時の町ことを思い出して懐かしい気持ちになった。

[leiqunni]

昔の場所が昔のままだったらいいのにそうであることは少ない。近所の角で朝から豆腐を作ってた店やおじさんも何年か前から見てないし、お店に明かりは灯らない。今の部屋に住んでもう20年だけど、すき家は変わらんね

[hamanasawa]

DPZの古賀さんじゃなくて古賀及子さんの物語だった。よかった。

[kenzy_n]

どことなく懐かしい風景が広がる、南口の地蔵通りのディープさも北口の雑然とした風景も今は昔になりつつある。

[acooooooon]

タイトルと筆者名ですでに面白そう。実際中身もすぅっと入ってきて面白かった。

[sora-papa]

小岩、結婚前に住んでたからあちこちすごくよくわかる(笑)。

[scorelessdraw]

やっぱり人の住む町はこのくらいがいい。

[AkiraKawai]

おとぎ話のようなワンシーンだった。素晴らしい

[sukekyo]

小岩なつかしわ。イトーヨーカドーのみえるスナックに洋酒運んだりしてたわ（バイトで）。

[warulaw]

古賀さん、人との距離感が素敵よなー。

[marsrepublic]

状況が裂いてない小岩だ

[sudow]

“知らない街が、寝て朝起きてを繰り返すたびにどんどん私の街になっていく。” 引越しの醍醐味だなあ