「知恵の輪」攻略法、深層学習で自動計算 米研究チームが開発

Innovative Tech： このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米テキサス大学オースティン校とカナダ・マギル大学による研究チームが開発した「C-Space Tunnel Discovery for Puzzle Path Planning」は、パズル「知恵の輪」の攻略を計算する深層学習フレームワークだ。 簡単に外せない2つ以上の物体を脱着して遊ぶ知恵の輪は、シンプルでありながら奥が深いゲーム。今回は、知恵の輪を外すための経路を自動で導き出す解法アルゴリズムを開発した。 今回のアプローチでは、お互いの形状から解法に関与している可能性の高いポイントを特定し、衝突しないポイント同士の組み合わせペアをセット。このペアを滑らせる際の向きや回転を生成し、それらをつ

[hakob]

知恵の輪の知財性。意匠法：CGも対象として登録済みなら研究利用もNGだが、通常玩具等の登録だろうから対象外。著作権法：応用美術になるか争う余地はあるが厳しい。不正競争防止法：競争対象たりえないので対象外。

[dekaino]

市販の知恵の輪でも、トポロジー的に抽象化すれば著作権の問題はクリアされそう。意匠権とか実用新案、特許などの産業知財権なら業として利用しなければOKだろう。

[deep_one]

載っている知恵の輪が市販品に見えるんだが、この研究は知財的に大丈夫なんだろうか。まぁ売られている知恵の輪自体が借り入れた知財で作られてる可能性があるが。

[Seamless]

知恵の輪を外す経路を自動で導き出す解法深層学習。互いの形状の「狭い隙間」と「薄い部分」を発見し、いつどの向きでどのように滑らせるかを計算する方法で最短経路を計算。難解問題でも高精度な出力を実現。