月の裏側にあるジョルダーノ・ブルーノ(Giordano Bruno)衝突クレーター。NASAの無人月探査機ルナー・リコネサンス・オービターが撮影(NASA/Goddard/Arizona State University) 地球の「第2の月」の小惑星Kamo’oalewa(カモオアレワ)は、月そのものから生まれたようだ。 コンピューターモデルを用いてこの結論を導き出した研究チームは、月の裏にある「ジョルダーノ・ブルーノ」と呼ばれる衝突クレーターがその発生源であることを明らかにした。 カモオアレワもその1つである地球接近小惑星(NEA、地球軌道に近づく軌道を持つ小惑星)は通常、火星と木星の軌道の間にある小惑星帯に起源を持つと考えられている。 カモオアレワとは ハワイの言葉で「揺れ動く天体」を意味するカモオアレワ(仮符号2016 HO3)は、直径が40~100mで、自由の女神ほどの大きさがある