ピタゴラス提唱の“不協和音”の理論、間違いだった？ 人は少しズレた不調和を好む 英研究者らが発表

このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」（シームレス）を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: ＠shiropen2 英ケンブリッジ大学、米プリンストン大学、ドイツのMax Planck Institute for Empirical Aestheticsに所属する研究者らが発表した論文「Timbral effects on consonance disentangle psychoacoustic mechanisms and suggest perceptual origins for musical scales」は、古代ギリシャの哲学者ピタゴラスが提唱した協和音が整数比に基づくという理論に新たな洞察を加えた研究報告である。

[diesis]

我々が平均律に慣れすぎた結果ということもあるのではないか。　/3度の音は下げる、5度の音は少し上げるとかやってる界隈はどう受け止めるかね。

[strawberryhunter]

既出↓だけど、よく聞く平均律がいいと思う可能性は無いのかな。単純接触効果と言うんだけど。

[allezvous]

四声体を例に取ると、メロディーのソプラノは若干上ずってる方が浮き立つのでよく、伴奏のアルト以下は純正律に従ったハーモニーを作るのが一般的にきれいという経験はある。完全音程や限定進行音等の例外はある

[synonymous]

音楽理論、ヒトのために存在するものではない気がしてる。

[ghostbass]

なんか最近ピタゴラス槍玉に上げられがちではないか/バイオリニストはピタゴラス律によりガチとか言う伊福部の意見もある

[tekitou-manga]

"わずかな逸脱を好むこと、つまり少しの不完全さが魅力的に映ることが分かった" そりゃそうでしょ、って思ってしまう。少し不完全な方が和音に揺らぎが出て豊かに聞こえる。整数倍はsolidすぎる

[hazardprofile]

文化的要素をどう排除したんだろう

[K-Ono]

おお、これは「音律と音階の科学」（小方厚、2007、講談社ブルーバックス）がアップデートされる可能性が！？（新装版5年前に出たばっかやんけ）

[kou-qana]

3度を協和とするのかしないのか？昔は完全系の4度と5度だけが協和と感じられて3度や6度が協和して聞こえるようになったのはナントカ時代からで、時代が進むと2度も気持ちよくなって…てな話だったような曖昧な記憶

[Seamless]

一緒に鳴った時に心地よく聞こえる音らを協和音といいその音らの関係は整数比で表現されていたが人は少しのズレを心地よいと感じ民族楽器は整数比外で表現できるとわかった

[deep_one]

それ以前に「完全純正律vs平均律」って言う問題もなかったっけ？（調べた）ピタゴラス律というのもあるのか。むしろ普通はピタゴラス律か？https://www.phonim.com/post/what-is-temperament