東工大が入試に導入する「女子枠」 永岡文科相が期待表明

東京工業大学が2024年4月入学の総合型選抜と学校推薦型選抜で、女性を対象とした「女子枠」を導入することについて、永岡桂子文科相は11月15日の閣議後会見で、「大学入学者選抜実施要項に今年度から理工系の女子などを対象とした入学者の多様性を確保する選抜の実施について新たに盛り込んでおり、各大学の取り組みが進むことを期待している」と述べ、理系女子を増やしていく取り組みとして積極的に評価した。同時に「男子への逆差別と捉えられることのないように、社会に対して合理的な説明を行うことが必要」とも指摘した。 永岡文科相は「理工系学部を卒業した学生が男女を問わず、産業界では強く求められているが、その中でも、これまで男性が多数を占めてきた理工系の分野については、多くの女性が活躍していくことが特に期待をされている」と指摘。こうした背景を踏まえ、今年6月に通知した23年度の大学入学者選抜実施要項で、入試方法とし