スリ捜査４０年、磨いた眼力で逮捕６００人…「最後の鉄道公安官」引退

【読売新聞】 １９８７年４月の国鉄の分割・民営化に伴い、警視庁に転じた鉄道公安官出身の最後の捜査員が今春、退職を迎える。電車内や雑踏でスリに目を光らせて４０年。元国鉄マンの誇りを胸に、靴底を減らして技術を磨き続けてきた。（藤原聖大）

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“スリ被害は８０年代後半から増加し、ピークの９３年には全国で約３万件”“スリ犯は他人の持ち物を物色する時、視線を不自然に下げる”

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「すかさず取り押さえると、男は「負けたよ」と観念してうなだれた。引退したのだろう。その後、男を目撃した捜査員はいない」？