身体拘束の特養、インフルエンザ死亡報告せず : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

厚生労働省が定めた指針の手続きを経ずに、認知症の入居者３４人を身体拘束していた埼玉県熊谷市上根の特別養護老人ホーム「愛心園」で、今年２～３月、インフルエンザの集団感染が発生、２人が死亡したにもかかわらず、同ホームが県に報告していなかったことが、県の特別調査でわかった。 県福祉監査課は「入居者は医師の診断を受けており、不適切な介護ではないが、報告漏れは問題」としている。 同課によると、インフルエンザは２月下旬に発生。約１か月間で計２６人の入居者が感染、女性２人が死亡した。県は、感染症が発生した場合、事故報告書を提出するように求めているが、同ホームは、９月に抜き打ちで行われた県の特別調査で指摘を受けるまで、県に報告していなかった。 また、同ホームは今年７月の定期監査の際、県に対して、施設内で身体拘束しているのは１人だけと報告していたこともわかった。 同ホームを巡っては、９月の特別調査で、７０～

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