次期「Linux 4.20」のパフォーマンス劣化の大きな原因は、Spectre variant 2(Spectre v2)の緩和策にあることがわかった。Linuxの生みの親であるLinus Torvalds氏は緩和策を制限したいと思っている。 LinuxニュースサイトのPhoronixが記しているように、パフォーマンスの急な劣化は「Single Thread Indirect Branch Predictors(STIBP)」と言われるSpecter v2の緩和策を新たに実装したためだという。STIBPは、最新のマイクロコードを持つIntel上のLinux 4.20でデフォルトで有効となる。 STIBPは、IntelがSpectre v2を悪用した攻撃を防ぐために行ったファームウェアアップデートで加わったものだ。IntelはSTIBPのほか、「Indirect Branch Restric