7月の甚大な水害をもたらしたことについて、毎日新聞が詳しい記事を発信しています。 この記事について、嶋津暉之さん(元東京都環境科学研究所研究員)の意見を紹介します。 ~~~~~ この記事では、京都大防災研究所の角哲也教授が球磨川のこの度の氾濫について、川辺川ダムがあったと想定した場合、市街地が広範囲に浸水した人吉市の被害について「川辺川ダムがあっても氾濫は防げなかったが、市街地への氾濫水量を減らし、氾濫が始まる時間も遅らせることができた」と結論づけたことを伝えています。 この分析結果は、角氏らのブログ「2020年7月球磨川水害速報」に掲載されています。 http://ecohyd.dpri.kyoto-u.ac.jp/content/files/DisasterSurvey/2020/report_KumaRiverFloods2020_v3.pdf この計算は球磨川の人吉地点の水位を危機