(安倍首相と麻生副総理が特別顧問) 「おいテメー、二度とかけるな、ぶっ殺してやると言ったのに、この野郎」 『日本会議の研究』(扶桑社新書)の著者・菅野完(たもつ)氏の留守電に残されたメッセージだ。相手は「日本会議の正会員」を名乗る男。事実なら、著書の出版を快く思わない日本会議による「脅迫」の可能性では……と菅野氏は考えた。 「電話は全部で9回かかってきました。最初の電話は6月18日朝。『本を読んでいないが、なぜこの本を書いたのか教えてほしい』と男は言った。『読んでからまた電話をください』と答えて、会話を終えたのですが……」(菅野氏) 20日朝、再び電話が。男は開口一番、「何か身辺に変わったことはないか」と言った。その日、何度も電話で話した内容を、菅野氏は録音した。「これは脅迫電話ですか」と聞くと、電話は切れた。その後、菅野氏が席を外している間に、留守電に入っていたのが「ぶっ殺す」という言葉