ハノーファーやドイツ代表で活躍したGKロベルト・エンケがこの世を去って、10日で5年が経った。 2009年11月10日、ハノーファーの練習場へ向かうはずだったエンケは自宅近くの踏切で列車にはねられ、32歳という若さで逝去した。ハノーファーで素晴らしい活躍を見せ、2010年の南アフリカ・ワールドカップに臨むドイツ代表で正GKを争うと目されていたエンケの突然の死。さらにそれは自殺だったことにより、ドイツ国民のみならず、多くの人間がショックを受けた。 エンケは故郷のクラブでキャリアをスタートさせるとボルシアMGを経て、ポルトガルのベンフィカに1999年移籍。そこで活躍すると、バルセロナへとステップアップを果たした。しかし、適応に苦しみ定位置を確保できず、トルコのフェネルバフチェへとレンタル移籍したが、そこでもサポーターから批判を浴び、失意のままスペインに戻ったエンケは、2004年1月に当時2部の