本田(左)のミラン入団を祝福した多聞(右) これは運命だ――。日本代表MF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)の名門ACミラン(イタリア)移籍が決まり、日本中が期待で沸き返っている。本田の親戚であり、レスリングで3大会連続五輪出場の経験があるプロレスラーの本田多聞(50)もそのひとり。ビッグクラブ入りを祝福した多聞は、本田のイタリア行きにまつわる不思議な因縁を披露した。 「W杯を目指して日の丸を背負う人間が、世界のビッグクラブの看板を背負うことになりました。世界からHONDAの名前が聞こえてくるのは、本田の人間にとってうれしく思います」。本田のミラン入りの報を聞いた多聞は開口一番、静かにお祝いの言葉を発した。 多聞は本田の父である司さんと「いとこ」の関係にある。これまで遠く離れた日本から移籍の動向を見守っていたが、ついに実現した名門クラブ入りを手放しで喜んだ。実は、本田一族にとってイタリアは