「アインシュタインからの最後の宿題」重力波直接観測支える : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）「かぐら」に使われる真空ダクトを前に笑顔を見せる中村さん（奥左から３人目）と社員たち（１０日、千葉県野田市のミラプロ野田工場で） 「アインシュタインからの最後の宿題」といわれる重力波の直接観測を人類で初めて成し遂げるため、スーパーカミオカンデで知られる岐阜県飛騨市神岡町の神岡鉱山の地下約２００メートルで世界最大規模の大型低温重力波望遠鏡「かぐら（ＫＡＧＲＡ）」の建設が進んでいる。成功すれば物理学史に残るこのプロジェクトを、北杜市須玉町穴平の真空機器製造業「ミラプロ」の技術者たちが支えている。（佐々木想） 「これだけの大プロジェクトの機器製造に参加できるサラリーマンは世の中でも一握り。こんなチャンスは二度とない」。同社加速器事業部でプロジェクトリーダーを務める中村哲朗さん（３３）は熱っぽく語る。 かぐらは、東大宇宙線研究所（千葉県柏市）が主体となって進めているプロジェクト。微弱な重力波による
