ご覧のように福島県内を4つの地域に分類して小児甲状腺がん患者数を比較し、二次検査の遅れている会津地方以外の3つの地域は「ぼぼ同様」として事実上福島県内の小児甲状腺がんの分布に地域差は見られないとの見解を初めて示しています。 一見、正論のように思えますが本当に地域差はないのでしょうか?一緒に検討してみましょう。 ■福島県は3地方で構成される まずは基礎知識を少し。福島県は、北海道、岩手県に次ぐ、全国で3番目の13,782km2もの広大な面積を持つ県です。 この福島県、一般的に3つの地方に分類されます。下にある地図の一番右側…原発のある海沿いにある浜通り地方、地図の一番左側…山側にある会津地方、そして両地方の真ん中にある中通り地方です。 地図の左側にある会津地方と真ん中にある中通り地方との境界を上から見ていくと…白い空白がありますが塗り忘れではありません。これは猪苗代湖(いなわしろこ)といって
その結果は、事故前の1983年から1986年の4月26日までに生まれた子には、検査した9720人中31人の甲状腺がんが認められ、事故後生まれの子の甲状腺がん患者は9472人検査した中で0人である、というデータを発表しています。※1 ここで重要なことは甲状腺がん発生の第一の要因と考えられている放射性ヨウ素を吸い込んでいない子には、甲状腺がんは認められていないことです。同じスクリーニングでこのような結果が報告されていることを考慮すると、福島で甲状腺がんがたくさん見つかっていることを検査方法のせいにするのは科学的には受け入れられないことです。 甲状腺がんと考えられる103人の福島県の子供達を市町村別に分類し、その市町村の子供達の何人に1人が発病したか?を色分けしたのが下記の地図(【最新】福島県小児甲状腺がん患者数より転載)となります。 地図の右側の真ん中にある×が福島第一原発です。 ■…1人~9
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