25日投開票の長野市長選と同日程で行われた市議補選(欠員定数1)で、白票などの無効票が2万3652票あり、2005年の前回市議補選の1万118票を大きく上回った。投票総数の16・0%を占め、市選管は「想定外の多さだった」としている。 市議補選には無所属の2新人が立候補した。無効票の内訳は、白票が1万6362票と最多。前回(6600票)の2・5倍だった。点や棒、×印といった「記号・符号」は3986票、短い言葉などを書いた「雑事の記載」は2460票。ほかに、市長選の候補者名などを記載した「候補者でないもの」(346票)などがあった。 市議補選で白票を投じたという40代の女性は「人柄も訴えている内容も分からないので決められなかった」。期日前投票で立会人を務めた男性は「用紙を受け取ってそのまま投じたり、鉛筆を転がして決めたりする人もいた。判断材料が少なく、関心が高まらなかったのではないか」と話