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ブックマーク / realsound.jp (18)

  • 宇野維正の「2023年 年間ベスト映画TOP10」 政治的なコンテクストから映画を救うこと

    リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2023年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、アニメの4つのカテゴリーに分け、映画の場合は、2023年に日で公開された(Netflixオリジナルなど配信映画含む)洋邦の作品から、執筆者が独自の観点で10作品をセレクトする。第18回の選者は、映画音楽ジャーナリストの宇野維正。(編集部) 1. 『TAR/ター』 2. 『ザ・キラー』 3. 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』 4. 『フェイブルマンズ』 5. 『終わらない週末』 6. 『AIR/エア』 7. 『イコライザー THE FINAL』 8. 『兎たちの暴走』 9. 『ほつれる』 10. 『Saltburn』 倫理上や道徳上、問題があると思われる人物とその人物が置かれている環境を、(まさに『フェイブルマンズ』でスティーヴン・スピルバーグが

    宇野維正の「2023年 年間ベスト映画TOP10」 政治的なコンテクストから映画を救うこと
    globalhead
    globalhead 2024/01/01
    めっちゃ賛同した。
  • 広げた大風呂敷を畳めるのか? 『REBEL MOON』で爆発したザック・スナイダーの剛腕

    頑張れ、ザック・スナイダー。というわけでNetflixが放つSF超大作『REBEL MOON — パート1:炎の子』(2023年)である。監督はザック・スナイダーだが……とりあえずザックさん、YouはShockである。というのも、観終わったあとに、ある意味で今年一番「これ、続きは大丈夫なんですか?」となったからである。 作のあらすじは『七人の侍』(1954年)だ。この点は監督も公言している。腕に覚えのあるメンバーが、外道どもの脅威に曝された農民たちを守るべく戦い、さらに彼ら彼女らを鍛えあげていく。今回は『パート1』ということで、その「腕に覚えのあるメンバー」を集めるのがメインになるのだが……1つだけ大きな問題がある。敵が野武士だった『七人の侍』と違って、こっちの敵は『スター・ウォーズ』(1977年~)の帝国軍をさらにナチスに寄せたような情け無用の残虐軍隊なのだ。レーザー銃で武装したうえ、

    広げた大風呂敷を畳めるのか? 『REBEL MOON』で爆発したザック・スナイダーの剛腕
  • 前作以上の困難に挑んだ『毒戦 BELIEVER 2』 敢闘賞は“メガネ姿のヤクザ”ハン・ヒョジュ

    「その意気やよし!」という企画がある。困難な戦いに果敢に挑む人は応援したくなるものだ。中島みゆきの「ファイト!」理論である。とはいえ、現実が残酷であることも忘れてはならない。そんなわけで『毒戦 BELIEVER 2』(2023年)は非常に微妙な作品に仕上がった。残念ながら、そうそううまい話はないものである。 作は『毒戦 BELIEVER』(2018年)の続編だ。この1作目は、香港が誇る巨匠ジョニー・トーが手掛けた傑作『ドラッグ・ウォー 毒戦』(2012年)のリメイクである。『ドラッグ・ウォー 毒戦』は、それまで香港で活躍していたトーさんが、中国大陸で撮影した映画なのだが……当時の大陸は、まだトーさんを受け入れる準備が整っていなかった。おまけにトーさんの作風は、善人も悪人も死ぬときは死ぬというドライすぎるもの。それは「警察こそが絶対正義」な大陸の規制と決して相容れないものだった。撮影中に、

    前作以上の困難に挑んだ『毒戦 BELIEVER 2』 敢闘賞は“メガネ姿のヤクザ”ハン・ヒョジュ
  • 宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』宣伝しない理由が明らかに 鈴木敏夫の交友録『歳月』が示すキーマンの存在

    宮崎駿監督の10年ぶりの長編アニメーション『君たちはどう生きるか』が7月14日に公開された。『風の谷のナウシカ』(1984年)から40年近く、宮崎駿監督をプロデューサーとして支え続けた鈴木敏夫が、過去に出会った人について綴った7月7日発売の『歳月』(岩波書店)を開くと、宮崎駿監督にとって現時点での集大成となる作に至るまでの道のりと、どのような考えで制作に臨んでいたかがうかがい知れる。 『君たちはどう生きるか』が『千と千尋の神隠し』を上回る好スタートを切って、どこまで興収を伸ばすかに注目が集まっている。内容については、人生の掉尾を飾る傑作か、それとも晩節を汚す愚作かといった講評がいろいろと出回っているが、肝心なのは宮崎駿監督が、82歳という年齢まで作品を作り続けられたことだ。 その鍵となる人物が、『歳月』の冒頭に並ぶふたりの企業経営者だ。ひとりが氏家齋一郎。日テレビ放送網の社長や会長を務

    宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』宣伝しない理由が明らかに 鈴木敏夫の交友録『歳月』が示すキーマンの存在
  • リティク・ローシャンがキレキレのダンスを披露 インド映画『バンバン!』本編映像公開

    2月10日に公開されるインド映画『バンバン!』よりダンスシーンの編映像が公開された。 作は、ジェームズ・マンゴールドが監督を務め2010年に公開された、トム・クルーズとキャメロン・ディアスの共演作『ナイト&デイ』をインドでリメイクしたもの。オリジナル版にさらなるアクションとロマンス、そしてダンスを加えてアレンジした。国インドで2014年に公開された作は、年間興行収入4位を記録。世界を股にかける冒険とロマンスを描くため、製作費16億ルピー(約28億円)をつぎ込み、インドのみならずタイ、ギリシャ、ドバイ、チェコでの撮影を敢行。車やバイクだけでなく、水上スキーからF1カーまで、あらゆるマシンを駆使したカーチェイスやダンスシーンが撮影された。 謎の怪盗ラージヴィール(リティク・ローシャン)と、偶然彼に出会った地味な銀行員のハルリーン(カトリーナ・カイフ)が、インドからイギリスに渡った伝説の

    リティク・ローシャンがキレキレのダンスを披露 インド映画『バンバン!』本編映像公開
  • 『ウエスト・サイド・ストーリー』が示したメッセージと、作品に落とされたネガティブな影

    『ウエスト・サイド物語』は、ブロードウェイ・ミュージカル(1957年初演)としても、ミュージカル映画(1961年)としても、世界中の観客を魅了し続けている、いまなおアメリカ娯楽文化の一端を代表する伝説的タイトルである。にもかかわらず、これまで新たな映画作品が製作されなかったのは、アカデミー賞10部門受賞の快挙を成し遂げた映画版『ウエスト・サイド物語』が、第1作にして決定版といえる存在だと評価されているからだろう。 この誰もが手を出しづらい、名作の再映画化に手を挙げたのは、こちらもアメリカ文化の“レジェンド”と呼べる、スティーヴン・スピルバーグ監督だった。格的なミュージカル映画は初めてだというスピルバーグだが、現在の映画界において彼以上に娯楽大作を撮ることに熟達している存在もない。そんな伝説と伝説がぶつかることとなった作『ウエスト・サイド・ストーリー』は、いったいどのような一作となったの

    『ウエスト・サイド・ストーリー』が示したメッセージと、作品に落とされたネガティブな影
  • デヴィッド・ボウイ、幻のアルバム『Toy』に隠された苦悩と進化 ついに明かされた全貌をブレイク前の変遷から徹底解説

    デヴィッド・ボウイ、幻のアルバム『Toy』に隠された苦悩と進化 ついに明かされた全貌をブレイク前の変遷から徹底解説 「Space Oddity」ヒットに至るまで、ボウイが過ごした挫折の日々 変化するキャラクターで先鋭的なファッションをまとい、常に音楽シーンのトップを歩み続けたデヴィッド・ボウイは、日進月歩の進化を遂げるレコーディング技術においても、死の直前まで不断の研鑽を行い続けた。そんなアーティストは他にいない。21世紀のこれから、その功績はさらに再認識されていくはずだ。 そんなボウイの歴史の中で、幻の作品としてファンの垂涎の的となってきたのが『Toy』だ。このアルバムが、ボウイの全楽曲を買い取ることになったワーナー・ミュージックからのボックス・セット・シリーズ第5弾作品『BRILLIANT ADVENTURE [1992-2001]』の中の目玉的作品の一つとして、ついに発表された。 さ

    デヴィッド・ボウイ、幻のアルバム『Toy』に隠された苦悩と進化 ついに明かされた全貌をブレイク前の変遷から徹底解説
  • 仏文学者・澤田 直が語る、ミシェル・ウエルベックの読み方「詩と批評が融合している」

    ミシェル・ウエルベックの新刊『セロトニン』は、巨大生化学メーカーを退職した男・フロラン=クロード・ラブルストが、過去の女性たちへの呪詛や悔恨を織り交ぜながら、現代社会への絶望を語る作品だ。これまでのウエルベックの作品の中でも特に陰な主人公が語り手となった作を、どのように読むか。ウエルベックが哲学者ショーペンハウアーについて著した『ショーペンハウアーとともに』の訳者であり、仏文学者の澤田 直教授に話を訊いた。(編集部) 『セロトニン』の世界も、生きる意志の表れ方の一つ ミシェル・ウエルベック『セロトニン』(河出書房) ーーフランスでは、ウエルベックの新刊『セロトニン』にどのような反響がありますか。 澤田:出版前から多くの読者が心待ちにしていて、出版後はテレビをはじめとした様々なメディアで取り上げられています。人はほとんどプロモーションらしきこともせず、インタビューなどに応じることもない

    仏文学者・澤田 直が語る、ミシェル・ウエルベックの読み方「詩と批評が融合している」
  • 『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」

    SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」 2020年2月号が創刊60周年記念号となった「SFマガジン」を発行する早川書房は今年、ハヤカワ文庫創刊50周年を迎え、「ミステリマガジン」9月号、「SFマガジン」10月号でそれぞれ記念特集を組んだ。 長年、SFにかかわり、現在では国内と翻訳の編集部全体を統括する立場の塩澤快浩氏(早川書房事業部副部長兼編集統括部長兼SFマガジン編集長)にジャンルの専門誌である「SFマガジン」の歩み、SFの過去と現在について訊いた。(9月15日取材/円堂都司昭) 「SFマガジン」の仕事を始めてからSFを読み始める ――早川書房へ入社する前は、SFに興味がなかったそうですね。 塩澤:高校の頃から翻訳もののハードボイルド、冒険小説を読み始めました。大学時代もそういうものばかり読んで就職活動はほとんど

    『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」
  • 映画『ダウントン・アビー』を完全ビギナーが観てみたら? 意外にも強い現代性と間口の広さ

    『ダウントン・アビー』といえば、2014年から2017年にかけてNHK総合でも放送されて、2010年代に入ってから始まったテレビシリーズ(イギリス国での放送は2010年から2015年まで)の中でも、BBCの『シャーロック』と並んで日で最も多くの人に視聴されてきた作品と言っていいだろう。2010年代はアメリカのケーブル局やストリーミング・サービスが制作する、性描写や暴力描写や薬物描写などにリミッターのない作品が時代を席巻したディケイドだったが、日ではそうした作品の多くはNHK、地上波民放、WOWOWといった視聴者をゾーニングできない局からは敬遠されて、結果的に世界的人気テレビシリーズの視聴者数が、作品によって大いに偏ることとなった。 と、まどろっこしい導入になってしまったが、自分はまさにそんな「性描写や暴力描写や薬物描写などにリミッターのない作品」を特に好んで見てきた視聴者で、世界中で

    映画『ダウントン・アビー』を完全ビギナーが観てみたら? 意外にも強い現代性と間口の広さ
  • 年末企画番外編:ナマニクの「2019年 年間ベストホラー映画TOP10」 昨年に引き続き豊作の1年に

    リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2019年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、アニメの4つのカテゴリーに加え、今年輝いた俳優たちも紹介。今回は、番外編として2019年に日で上映された(Netflixオリジナル映画含む)洋邦のホラー作品から、ZINE『残酷ホラー映画批評誌 Filthy』発行人である、ホラー映画に造詣深いライター・ナマニクが独自の観点で10をセレクト。(編集部) 1.『CLIMAX クライマックス』 2.『ミッドサマー』(第32回東京国際映画祭にて上映) 3.『ザ・マミー』 4.『ゴーストランドの惨劇』 5.『ザ・バニシング-消失-』 6.『ハイ・ライフ』 7.『セーラ 少女のめざめ』 8.『ハッピー・デス・デイ』、『ハッピー・デス・デイ 2U』 9.『ハウス・ジャック・ビルト』 10.『IT/イット THE END “それ

    年末企画番外編:ナマニクの「2019年 年間ベストホラー映画TOP10」 昨年に引き続き豊作の1年に
    globalhead
    globalhead 2019/12/31
    これはブクマせざるおえない
  • 年末企画:キャサリンの「2019年 年間ベスト海外ドラマTOP10」 “適切な話数”での舵取りがより重要に

    リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2019年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、アニメの4つのカテゴリーに加え、今年輝いた俳優・女優たちも紹介。海外ドラマの場合は2019年に日で放送・配信された作品(シーズン2なども含む)の中から、第7回の選者は、海外テレビシリーズウォッチャーのキャサリン。(編集部) 1.『フリーバッグ シーズン2』(Amazon Prime Video) 2.『チェルノブイリ』(スターチャンネルEX) 3.『ザ・ボーイズ シーズン1』(Amazon Prime Video) 4.『アンビリーバブル たった1つの真実』(Netflix) 5.『ボクらを見る目』(Netflix) 6.『キリング・イヴ シーズン1&2』(WOWOW) 7.『マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン3』(Amazon Prime Video) 8.

    年末企画:キャサリンの「2019年 年間ベスト海外ドラマTOP10」 “適切な話数”での舵取りがより重要に
  • 『鋼鉄の雨』は韓国版『シン・ゴジラ』か? 韓国映画に通底する“未完の近代”としての自画像|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    平昌冬季オリンピックを機に盛り上がる南北融和ムードのなか、平壌で行われた韓国芸能人らによる公演を観覧し、人気のK-POPアイドルと面会するなど、最近露出の多い北朝鮮の「三代目」、金正恩・朝鮮労働党委員長。4月27日には、三代目としては初となる南北首脳会談が予定されている。 北朝鮮では歴代、最高指導者のことを公式な隠語で「一号」と呼んできた。たとえば労働新聞の一面を飾るその写真は「一号写真」と呼ばれる。絶妙なアングルで顔は映らないものの、明らかに実在の一号をモデルにしたに違いないその姿が登場し、「一号」、「一号」と連呼される韓国映画が登場した。2017年に韓国で公開された『鋼鉄の雨』(ヤン・ウソク監督)だ。 クーデターによってひん死の重傷を負った「一号」とともに南へと脱出した北のエリート工作員(チョン・ウソン)が、核戦争の危機を回避すべく南の大統領府外交安保首席(クァク・ドウォン)と協力する

    『鋼鉄の雨』は韓国版『シン・ゴジラ』か? 韓国映画に通底する“未完の近代”としての自画像|Real Sound|リアルサウンド 映画部
  • 『バーフバリ』大ヒットの背景は? 配給会社ツイン・宣伝プロデューサーに聞く

    現在公開中の『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』、昨年公開の『新感染 ファイナル・エクスプレス』など、映画ファンを“動かす”作品を送り出している配給会社・ツイン。香港のFortune Star社が権利保有する、ジャッキー・チェンやブルース・リー主演カタログ作品の日での権利窓口をはじめ、多くのアジア映画をこれまで紹介してきたツインだが、昨年からは、CJ E&M(社:韓国)と新作及び、カタログライブラリー作品の包括契約を締結し、さらなる作品の多様性を実現させている。 リアルサウンド映画部では、ツインの宣伝プロデューサーを務める松作氏にインタビューを行った。『バーフバリ』大ヒットの背景から、ツインが手がける多彩なアジア映画の魅力までじっくりと語ってもらった。 映画の枠を超えた“バーフバリ” 『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』(c)ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL R

    『バーフバリ』大ヒットの背景は? 配給会社ツイン・宣伝プロデューサーに聞く
  • 中国が本気を出してきたアクション超大作『戦狼/ウルフ・オブ・ウォー』の凄まじい男気

    国がバックについたアクション映画ほど景気のイイものはありません。たとえばハリウッドでアメリカ軍全面協力の下、物の兵器が飛び交い、星条旗が乱舞する映画は枚挙に暇がありません。アメリカ以外だとロシアも凄まじく、たとえばチェチェン紛争を題材にした『ストームゲート』(06年)では、ロシア軍全面協力で物のヘリや戦車が登場して、地形が変わりそうな大爆発が拝めました(勿論こういった映画政治的な問題をはらんでおり、そこは注意する必要があります)。今回ご紹介する『戦狼/ウルフ・オブ・ウォー』(17年)もまた然り。作は中国気を出してきたアクション超大作です。 中国の最強部隊「戦狼」に所属するレン(ウー・ジン)さんは、戦友の遺骨を家族のもとへ届けに行きます。すると遺族が悪徳地上げ野郎に苦しめられていました。ここでやらなきゃ男が廃ると、生来の男気から悪徳業者を半殺しにするレンさん。速攻で軍を放逐され、

    中国が本気を出してきたアクション超大作『戦狼/ウルフ・オブ・ウォー』の凄まじい男気
  • 5時間14分『アンダーグラウンド 完全版』本邦初上映も E・クストリッツァの特集上映開催

    9月16日から29日にかけて、YEBISU GARDEN CINEMAにて特集上映「ウンザ!ウンザ!クストリッツァ!2017!」が開催されることが決定した。 同イベントは、監督最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』の公開を9月15日に控え、自身のバンド、エミール・クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラを引き連れ来日&スペシャルライブを予定している、エミール・クストリッツァ監督の特集上映。 上映作品には、第48回カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いたクストリッツァ監督の代表作『アンダーグラウンド』の邦初上映となる5時間14分の完全版を目玉に、第42回カンヌ国際映画祭監督賞受賞作『ジプシーのとき』、第55回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作『黒・白』、エミール・クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラのヨーロッパツアーに密着したドキュメンタリー『SUPER8』、そし

    5時間14分『アンダーグラウンド 完全版』本邦初上映も E・クストリッツァの特集上映開催
  • ジョン・ライドンが語り倒す、表現者の哲学 「俺には飽くことのない知識への渇望と意欲がある」

    ご存じ、Sex Pistols/PiL(Public Image Ltd.)のフロントマンであり、パンクのトリックスター、ジョニー・ロットンことジョン・ライドンのインタビューである。彼は今月末に歌詞集『Mr. Rotten’s Songbook』を出版する予定であり、(https://mrrottenssongbook.concertlive.com/)、そのプロモーションという名目で実現したものである。彼の出版エージェントを通じて、ライドンの著書『ジョン・ライドン新自伝 怒りはエナジー』(シンコー・ミュージック刊)の訳者である田村亜紀氏の元に売り込みがあり、相談を受けた小野島大がリアルサウンドに記事化を提案した。インタビューは小野島が質問を作成し、田村氏に託す形で、電話によって行われた。先方からの提案もあり、昨年末にリリースされたPiLの『メタル・ボックス』『ALBUM』のスーパー・デラ

    ジョン・ライドンが語り倒す、表現者の哲学 「俺には飽くことのない知識への渇望と意欲がある」
  • 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が、ヴィンテージ風の仕上がりとなった理由

    「スター・ウォーズ」は、1977年の国での第一作公開以来、娯楽性の高さから、世界中で多くのファンを生み出し、その影響は映画界のみならず、様々な分野へと波及している。今までに、ルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーの戦いを描いた「旧三部作」、将来を嘱望されたジェダイ、アナキンがフォースの暗黒面に堕ちるまでの過去の時代を描いた「新三部作(プリクエル・トリロジー)」という、計6作品が作られてきた。 今回の7作目は、旧三部作の30年後を舞台にしたものとなる。物語は、砂漠の惑星ジャクーで廃品を回収しながら生計を立てている孤独な少女と、脱走したストームトルーパー、フィンが、力を合わせて、再び銀河の覇権を握ろうとする帝国軍の残党勢力「ファースト・オーダー」と戦い、新たなフォースの暗黒面の使い手、カイロ・レンと対峙するというものだ。 作「フォースの覚醒」で驚かされるのは、とにかく旧三部作の雰囲気を

    『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が、ヴィンテージ風の仕上がりとなった理由
    globalhead
    globalhead 2015/12/23
    全く同じことを考えていた。そうなんだよなー。とか言いつつ次作もわくわくして観ちゃうんだろうなー。
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