リニア開業後の東海道新幹線の県内停車本数増加に関する国の調査について、水問題と取引することを明確に否定した久保田崇・掛川市長=静岡県掛川市役所で2023年1月11日、山田英之撮影 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、リニア開業後の東海道新幹線の県内停車本数増加に関する調査を国が実施することについて、掛川市の久保田崇市長は11日、定例記者会見で、大井川の水問題と取引することを明確に否定した。 岸田文雄首相は4日、三重県伊勢市の年頭記者会見で、リニア開業後の東海道新幹線の県内停車本数増加に関する調査を「夏をめどに一定の取りまとめを行い、関係者に丁寧な説明を行いたい」と述べた。 リニアのトンネルは大井川の地下を通過する。県や大井川流域の住民や市町、利水団体は工事による流量減少や水質悪化、南アルプスの生態系への悪影響を懸念。国交省の有識者会議や県の有識者会議にあたる専門部会で