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書評に関するhannoverのブックマーク (10)

  • 「かえりみれば――二〇〇〇年から一八八七年」エドワード・ベラミー 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    1888年に米国で出版され、「アンクル・トムの小屋」と並ぶ大ベストセラーとなった小説にエドワード・ベラミー(1850~1898)の「かえりみれば――二〇〇〇年から一八八七年」(原題:”Looking backward 2000-1887”)という作品がある。1887年から2000年のボストンへとタイムスリップした上流階級の男性が体験する113年後の世界を描いたユートピア小説で、知識人から大衆まで大ブームとなり、二十世紀に入っても「最も影響が深い二五冊の書物」としてマルクスの「資論」に次ぎ第二位に選ばれたという。 間長世による書の解説「ベラミー『かえりみれば』の現代性」によれば、エーリッヒ・フロムは書を評して『ベラミーのユートピアは、その根的要素のほとんどすべてにおいて社会主義のユートピアであり、多くの点においてマルクス主義的ユートピアであることは、ほとんど疑問の余地がないと述べて

    「かえりみれば――二〇〇〇年から一八八七年」エドワード・ベラミー 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

    hannover
    hannover 2013/08/03
    時間が出来たら読んでみたい
  • 伊藤計劃『虐殺器官』の“大嘘”について

    伊藤計劃『虐殺器官』についてのネタバレがあります。 っていうかネタバレしかありません。 いきなりラストシーンから引用したりするので未読の人は気をつけてください。 ※     ※     ※ ・今日の虐殺(2) - 伊藤計劃:第弐位相 http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20070710/p1 エピローグで主人公はあることについて大嘘をついているかもしれなくて、事実はどうなのか、は一応それまでに触れられているかもしれない、 わかりました。わかりましたよ。 「大嘘」というのは、 ぼくは罪を背負うことにした。ぼくは自分を罰することにした。世界にとって危険な、アメリカという火種を虐殺の坩堝に放りこむことにした。アメリカ以外のすべての国を救うために、歯を噛んで、同胞国民をホッブス的な混沌に突き落とすことにした。 とても辛い決断だ。だが、ぼくはその決断を背負おうと思う。

    伊藤計劃『虐殺器官』の“大嘘”について
  • マクニール「世界史」はスゴ本

    800ページで世界史を概観できる名著。 「シヴィライゼーション」という文明のシミュレーションゲームがある。暇つぶしのつもりで始めたのに、暇じゃない時間まで潰されてしまう危険なゲームだ。マクニール「世界史」もそう。それからどうなる?なんでそうなる?に次々と答えてくれる書は中毒性が高く、読むシヴィライゼーションといってもいい。 ゲームのように面白がれないが、ゲームのように熱中して、マクニール「世界史」の最新完訳版を読む。世界で40年以上にわたって読み続けられており、blog/twitter/tumblr でスゴいスゴいと噂には聞いていたが、たしかに素晴らしい。何が良いかっていうと、「眠くならない歴史」であるところ。 話は少しさかのぼる。流行に乗っかって教科書開いたはいいが、あれだね、睡眠導入剤として最適だね、山川世界史。パブロフのなんちゃらのように、開いた途端、急速に眠くなる。「メソポタミア

    マクニール「世界史」はスゴ本
  • 小熊英二『1968』上巻を読む。 - 2009-07-13 - 【海難記】 Wrecked on the Sea

    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

    小熊英二『1968』上巻を読む。 - 2009-07-13 - 【海難記】 Wrecked on the Sea
  • 小熊英二『1968』-紙屋研究所

    小熊英二『1968』 分厚い。分厚いね、と思っていたら「上」である。「下」もあるのかよ。上巻で1000ページ、下巻で1000ページ。電話帳である。いや、昨今の電話帳はこんな厚くないし。しかも上下巻で1万3600円。誰が買うんだよ、こんなの。俺か。 著者の小熊は読み手に思いっきり無愛想なこの冊子を通読しなくてもすむように最初に目的にあわせた読み方指南までご丁寧につけている。ぼくもそれにそって読もうかな、などとヌルいことを考えていたのだが、面白くてつい最後まで読まされてしまった。 1968年前後の全共闘運動を中心とした〈若者たちの叛乱〉は何を意味するのかを、当時の資料をたどりながら、研究したものが書だ。何がぼくに「面白さ」を感じさせるのかといえば、党派の公式見解や「正史」ではなく、当事者の後日の回想録、週刊誌や新聞での学生・青年のつぶやき、世論調査などを中心につづっているという、この叙述の方

  • Tsugami Toshiya's Blog

    またまた、たいへん長いブランクを空けてしまったことをお詫びします。今回は最近読んで大きな啓発を受けたの感想文です。 「単一民族神話の起源」 を読んで 「・・・戦前の日では、大和民族は雑種民族であって、複合民族だと誰でも言っていたんです。あの日主義を唱道していた真最中にもそういう風に考えていたんです。ところが、戦後になって奇妙きてれつにも、進歩的な文化人をはじめとして、日は単一民族だと言いはじめたんです・・・」 (政治学者神島二郎が昭和 57 年に行った講演の中から) 最近 「単一民族神話の起源」 (新曜社刊)というを読んだ。著者は慶応大学の小熊英二助教授、サントリー学芸賞を受賞した書の 7 年後、平成 14 年に戦後知識人と呼ばれる人々の言説を取り上げながら、その時代背景、国民の心情を分析した書 「民主と愛国」 (注1) を刊行して大仏次郎論壇賞、毎日出版文化賞などを受賞した人

  • 「1968」小熊英二への田中美津さんからの応答 - 隠フェミニスト記(仮)

    フェミamazonのブックレビューの人から応答が書き込まれている。 1968〈下〉叛乱の終焉とその遺産作者: 小熊英二出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2009/07メディア: 単行Amazon.co.jpで詳細を見る 私はこのの第17章「リブと私」に出てくる田中美津人です。 エッ、私って「拒症」だったの?、高校時代に家出を「2回」した?「安田講堂に立てこもった男と同棲」してたって?「ぐるーぷ・闘う女」を3人で立ち上げた? 「田中は自己の『物語』の変更や矛盾に、否定的な意識をもたなかった」という自説を証明する資料として、「2004年の講演では『私、ずっと同じことやってるの、苦手なんです』と述べている」と小熊氏は記す。が、実はこれ、「ずっと同じ姿勢で話すのは苦手なんです」と言ってる箇所からの引用なのよ。 こういうトホホな誤読・誤用そして捏造がなんと45箇所もある。これは710ペ

  • 『小熊英二『1968』』

    ※検索サイト等からいきなりこのブログにアクセスした方へ。ここには「我々団」もしくは「外山恒一」に関する詳しい情報はありません。公式サイトへ移動してください。 「革命家養成塾・黒色クートベ」の維持、さらには教材を充実させるためのカンパを広く募集しています。振込先は、「福岡銀行 春日原支店 普通 1167080 トヤマコウイチ」です。 戦後の左翼運動史は、80年代半ばあたりでワンサイクルを終えている。 最初の10年間は、革命を指導する「唯一の前衛党」であるはずだった日共産党がろくでもないことを繰り返して、だんだん信用を失っていく過程だが、その結果、50年代半ばから、これに代わる「新左翼」の運動が急速に発展・展開していく。60年安保闘争の主役だった「ブント」や、70年前後の学生運動「全共闘」ももちろんこの「新左翼」運動のそれぞれの時期の形である。 80年前後には、ポストモダン思想やラジカルな「

    hannover
    hannover 2009/10/10
    amazonの当時の方々のコメントを見ても、個々の事例にやたら口うるさい割りに全体の評価については一言も感想を述べていなかったりしていますしね・・・。
  • 『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹 単純な「母なるもの」ではないなにかへ触れる感覚 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    テーマ:物語:W村上を通してみる現代日 評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★星5つ) 村上春樹は、分かりにくい作家です。いやそういう風に言うのではなく、歯応えのある文学性を持っている「にもかかわらず」エンターテイメントとして人をひきつける力のある、現代日の稀有な、、、ほとんど唯一といっていい作家であるといっていいと思います。難解なだけのブンガクはたくさんありますが、それは分かりにくいとは評されません。理由は「人々が分かりたい」とは思わないからです(笑)。そういうものを書いていてはだめなんだと僕は思います。 さて文章に読みなれていない人が。『羊をめぐる冒険』『ねじまき鳥クロニクル』などを読むと、チンプンカンプンでしょう。やはり、まずは筋があって分かりやすく短い『回転木馬のデットヒート』『ノルウェイの森』あたりから始めるのが妥当だと思う。それに村上春樹は、はっきりとした境のある成

    『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹 単純な「母なるもの」ではないなにかへ触れる感覚 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
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