ブックマーク / lullymiura.hatenadiary.jp (3)

  • 「トランプ大統領」誕生 - 山猫日記

    時代の転換点 トランプ大統領が誕生しました。ほとんどのメディアも、識者も、クリントン氏有利を予想していたこともあり、歴史的な事件であるとの論調が世界中を駆け巡りました。米国大統領が持っている権力と、時代の雰囲気を作り出す能力は今なお絶大ですから、我々が時代の一つの転換点に立っていることは間違いありません。それは、かつてニクソン大統領がニクソンショックを通じて国際経済のあり方や冷戦構造に風穴をあけ、レーガン大統領が資主義を再定義して冷戦を終わらせたことに匹敵する新たな時代が始まろうとしているのだろうと思います。 世界中の専門家が選挙戦の予想をしていたのに、ここまで大きな読み違えがあったのは、いくつかの要因が重なったからです。第一は、北部の民主党支持と思われていた州における人口動態や投票率を読み間違えたこと。第二は、世論調査が人々の音を反映していなかったこと。そして、最大の第三は、偏見にと

    「トランプ大統領」誕生 - 山猫日記
  • 大阪W選挙の結果を受けて - 山猫日記

    ポピュリズムの勝利 大阪の府知事選、市長選は、おおさか維新の会の二候補の圧勝でした。多くのメディアが強調した低投票率の下での圧勝ですから、大阪維新の会に対する根強い支持があると解釈すべきでしょう。維新からすれば、5月の住民投票に敗れ、創業者の橋下氏が出馬しない中での選挙戦でした。直前には、「維新の党」残存組との泥沼の分裂騒動を起こしており、日政治の常識からすれば勝利のシナリオは考えにくいはずでした。事前の報道を詳しく追っていなかった方にとっては意外な結果だったかもしれません。 住民投票の僅差での否決から、今回のW選挙勝利まで党勢を盛り返した維新政治の強さの源泉は何だったのか。8年前に橋下氏を大阪府知事に押し上げた反エリート主義や反官僚主義なのか、これまで進めてきた反既得権の改革の成果なのか、日では珍しく自助・自立の発想に則った地方自治の発想なのか。ピンポイントに特定することは難しいです

    大阪W選挙の結果を受けて - 山猫日記
  • 政治家と官僚と軍人 - 山猫日記

    安全保障法制の議論が活発化してきています。昨年夏の閣議決定を踏まえ、安全保障に関する法的枠組みを整備する中で多様な論点が浮上し、国会や与党協議が続いています。中東やウクライナ情勢の混乱に加え、東アジアの安全保障環境の不透明感が高まる中で、確かに日の安全保障政策は岐路に立っています。そんな中、防衛省における政治家と官僚と軍人の関係を再定義する、文官統制の変更が注目を集めています。日は、このテーマについて考えたいと思います。 文官統制という論点自体、実は非常に難しい論点です。これまでのメディアの取り上げ方の多くは、憲法の文民規定の解釈をめぐる法律論であり、文民統制の一部を形成していた文官統制がなし崩し的に変更されることを懸念するというもののようです。これは、安全保障政策を法律論で解こうとする日の伝統的アプローチです。 しかし、憲法解釈を中心とする戦後秩序からのあらゆる逸脱が悪であると予め

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