セカンドキャリアをスタートするタイミングは人それぞれ。いつからスタートしたらよいのか、60歳前後になると具体的に考え始める人も多いでしょう。しかし、60歳を過ぎてから、勤務先を退職して再就職を考える場合、退職するタイミングには注意が必要です。再就職先がスムーズに決まればよいのですが、そうではないこともあります。そんな時のために失業手当がありますが、その給付が、退職日が64歳か65歳でガラリと変わるからです。 いつ退職するのがトクなのか、考えてみましょう。 64歳までに退職すると失業手当がもらえる 64歳までに退職し失業状態にある人は、雇用保険の基本手当、いわゆる失業手当(失業保険)が受け取れます。 失業状態とは、いつでも就職できる能力があって、求職活動をしているものの就職できない状態のこと。ですから、次のような状態のときは対象外です。 ・病気やケガで就職できない ・退職後はしばらく休養した